パリ五輪
いよいよ陸上も始まって、
オリンピックだぁ・・・って感じ、
強くなってきていますね。
さて昨日は、
なんといっても柔道団体でしょう。
初戦こそ苦戦しましたが、
そこから順調に勝ち上がって決勝。
相手はそう、
東京で苦渋を舐めさせられた地元・フランス。
あのリネールもいますからねえ、
彼に絡む前に決めなきゃいかんなあ、
なんて思いながらの観戦でした。
日本は4試合を終えてなんと嬉しい誤算の3勝1敗。
「これは行けるぞ!」
との思いを受けて登場は阿部一二三。
相手は一つ上の階級で銀メダルの選手。
しかしながら、
試合はある意味一方的に阿部が攻める柔道。
ゴールデンスコアにはなったものの、
決めるのは時間の問題と思っていました。
しかし、
これが階級の差なのかと思ったのは、
阿部が投げ切ることができないこと。
攻めども決まらず、
そして悪夢のように一瞬の隙に技を決められ敗北。
これで3勝2敗。
命運が女子の高市選手に託されましたが、
ここでも阿部選手と同じような展開で、
優勢であったと思うものの、
最後は技を決められて敗北。
試合は3勝3敗、
代表決定戦に持ち込まれました。
ここでほとんどの日本の人たち、
思ったんじゃないでしょうか?
ああ、
多分リメールになるな・・・って。
コンピューター制御の【ルーレット】は、
やっぱり「一番盛り上がる対戦」でストップしましたねぇ。
青色の90+
あーリメールだぁぁぁ。
対する日本は、
斉藤立。
今大会まだ、
いいところを見せていませんが、
そこはあのお父さん、
亡き斉藤選手のDNAを継ぐ選手。
思えばお父さん、
88年のソウル五輪。
総崩れの日本柔道陣のしんがりとして登場した日本のエース斉藤選手。
ここで「日本柔道の威信」を守るために戦い、
そして見事に勝ってこの大会日本唯一の金メダル。
その斉藤の姿に、
ワタシは涙したことを、
鮮明に思い出しました。
親父はここでやったぞ!
頼む、頑張ってくれ〜!
そんな願いと共に大声援を送りました。
しかし・・・
日本全土からの大声援(?)も虚しく、
実力差は歴然。
正直「勝つのなら指導3つしかないな」と思っていましたが、
やはり最後は、
やられてしまいましたね。
まあ、
この対戦での敗北は、
仕方ないですね。
しかし、
悔しい!
日本の選手は、
ホントよく頑張りました。
今のこの状況の中では、
力を出し切ったのではないかと思います。
金メダルには届きませんでしたが、
素晴らしい柔道を見せてくれたと思います。
そして、
この「くっそー」からすぐ、
フェンシング女子フルーレ団体。
3位決定戦でした。
ワタシしょーこりもなくまた見ちゃってたんですが、
これがもう、
よかったぁ。
相手フランスだったんで、
柔道と同じく、
大アウェイ状態。
しかしそんな中、
やってくれました。
見事な銅メダル獲得。
いやー
スカッとしたぁぁぁ。
昨日はなんだか、
三決が多くて、
盛り上がりましたね。
決勝ももちろん大事ですが、
それと同じくらい、
オリンピックにおける三決は大事ですよね。
三決は「ブロンズメダルマッチ」ですもんね。
卓球の早田選手、
やってくれましたよ!
そしてバドミントンの女子ダブルス、
混合ダブルスもメダル、
よかったなあと思います。
混合ダブルス、
応援してたんだよなー。
対戦競技での銅メダルは、
勝ってメダル獲得ですから、
いいですよね。
ということで、
またまた深夜まで見まくっていて、
さっき起床したところですが、
まだ前夜のコーフンが残っています。
オリンピックって、
ホント中毒性がありますねー。
3勝1敗で阿部一二三。
ヨシ!貰った!と思いましたが、一階級上の選手で銀メダリスト。
簡単には攻略できず、最後は相当スタミナを使ってしまいましたね。
でもって、タックルのように強引に押し倒しまさかの一本。
ここで勝てなかったのが大きかったですね。
完全に相手に勢いづかせました。
皆さん言われているように、2つ指導がすぐ出たにもかかわらず、3つ目が結局出ませんでした。
角田の一本も文句なしでしたが、なぜか審判は無反応で、挙句の果てにビデオを要求。
どうにか一本を無効にできないか、せめて技ありで・・・。みたいな思惑があったように勘ぐってしまいます。
今大会は釈然としないシーンが多々あり、物議を醸す判定のオンパレードで白けてしまいました。
指導、指導、指導、ハイ反則ね。こればっかり・・・
昔、柔道をやっていた死んだオヤシが嘆いていました。
外国人選手がやたらタックル気味に押し倒す行為(今回のギャバのように)に対し、「こんなん柔道の技じゃない!」と。
今大会の柔道をみたらなんと言うだろうか。
会場を煽る仕草なんかもっての外ですね。
だからフランスにだけは勝ってほしくなかったなあ。
まあしかし、団体戦は白熱しますね。
悔しい思いが大きかったですが、めちゃくちゃ面白かったです。
もう脇汗びっしょりでした。
次回は何としてでも雪辱してほしいですね。
その時はリネールはもういないかも。
それから斉藤!
絶対もう一度この舞台に戻って来いよ!
親父さんはもちろんですが、何度もTVに抜かれたお母さんの為にも(ちょっと痛々しかったなあ)メダルを取ってほしいなあ。
しかしホントみんな頑張ったよ。
ありがとうと言いたいですね。
(個人的には村尾三四郎かっこよかったですね。あと高山の勝利は盛り上がったなあ。)
PS
やはり抽選のあのルーレットに触れないわけにはいけませんね。(笑)
真剣勝負の、それもオリンピックの大舞台でなんでバラエティ要素満載の仕組みを持ってくんのよ。
6人が横並びに並んでる背中越しに映ったルーレットがクルクル回ってる場面なんか違和感しかありませんでした。
で、回転がゆっくりになり、ジワジワ「+90」が止まろうとしている場面なんかコントですよ。
画面に+90が止まった瞬間、まるで「笑ってはいけない」の「斉藤、アウトオ~」だなあと思いましたもん。(笑)
いや~色々問題が多い大会でしたが、最後の最後突っ込みどころ満載でした。
hanahanaさん、このオリンピック、なんだかとても激戦が多い気がしませんか?
柔道の団体、そして昨日の男子バレーも、
ホント「あと一歩」でしたね。
悔しさが倍増してしまいます。
まあでも、バレーの相手、イタリアは選手たちも応援する観客も、なんだかとてもいい感じの人たちで、なんだか爽やかさが残りました。
大して柔道団体の決勝は、なんだか考えさせられることばかりで、う~んと首をひねってしまいましたね。
テレビを見ながら家族と、「これもし大将戦になったら、ぜ~ったいリネールのクラスになるよ」なんて話していたんです。期せずして当たってしまって、そしてあの結末。
寝覚めが悪いったらありゃしない。
それにしても、hanahanaさんおっしゃるように、柔道は少し考えないといけない・・・・というか、日本がもっとイニシアティブをとらなきゃいけないと思いますね。
世界の柔道と講道館柔道の、ダブルの基準なんて、本来の柔道にとっては本当に悲しいことですよね。組んでから技で決めるという柔道本来の姿は、ラグビーかレスリングのようなタックル技がひっさいつになるのと対局を行きますもんね。
4年に一度しか柔道はホント見ないもので、自分の中に「試合時間4分」「一本と技ありのみ、有効も効果もなし」というようなルール変更は、ぜ~ンぜん入っていませんでした。
多分ワタシ、4年後も、同じようなこと、言っているんだろうな。
大相撲の新設の中村部屋が稽古で始めたという、「組んでから相撲を始める」なんていうのを、柔道競技にも取り入れたら?なんて思っちゃいます。
いずれにしても、日本柔道にとっては毎度、悔しい
負けが続きますが、とにかく全力で戦い抜く選手の表情には、痺れてしまいますね。頑張ってほしいです。