同窓会を終えた後、私は、父の友人に、記念の写真と手紙を送った。
前略 先日は、色々とお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
父は、平壌から引揚げ後、一家の生計を支えるため、大工の見習いをしていたようです。
そして、親類の伝手で、近くの倉敷レーヨンに入社し、道具番をしながら、軟式野球に出会ったようです。
ちょうど、そのころ、プロ野球界は、2リーグ制になり、球団間で選手引き抜き合戦 . . . 本文を読む
先週、東京であった「平壌を偲ぶ会」に、父の代理で出席した。
この会は、戦前、戦後、平壌で学生時代を過ごした平壌の学校を母校とする日本人が
集まる会である。
皆さん、大変に苦労して、平壌から38度線を越えて、引き揚げて来られた方ばかりだ。
皆、バラバラで引き揚げてきて、連絡方法などなかったのに、いろいろな偶然が重なって、
同窓会が出来たのだという。
最初は、各学校ごとの同窓会だったが . . . 本文を読む
10月7日、東京で「平壌を偲ぶ会」が開かれ、出席した。
昨年も、亡くなった父の代理で出席させていただいた。
司会進行役の方から、事前に話はなかったが、
もしかして、私にマイクを向けられたら・・・と思い、
話す内容を原稿にまとめていた。
会の中盤で、案の定、私にマイクを向けられた。
私は、原稿を読み上げる形で、以下の内容を参加者に話した。
平壌を偲ぶ会で一言
(平成26年10 . . . 本文を読む
今週、平壌・龍山会会長の佐藤知也さんから、龍山墓地に関するアンケートが届いた。
龍山墓地に眠る身内の遺骨に対して、各々の遺族は、どのように考えているのかを問うものだ。
私は、次のように回答した。
1、龍山墓地への単なる墓参は、希望しない。
2-1
「龍山墓地」に眠る私の叔母、渡辺敏子の遺骨は、DNA検査をして、渡辺敏子の遺骨であることが確認できた時点で、遺族に還してほしい。
2-2
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5月28日に、日本政府と北朝鮮政府とで日朝合意文書が交わされた。
約1カ月で、特別調査委員会が立ち上がり、4つの分科会が、各々調査を始めることになった。
4つの分科会とは
1、拉致被害者
2、行方不明者
3、日本人遺骨問題
4、残留日本人・日本人配偶者
日本側が示しているのは、上記の通りだが、一方、北朝鮮側は、その順番が違う。
1、日本人遺骨問題
2、残留日本人および日本人配偶 . . . 本文を読む