LP倶楽部

モノラル時代のジャズとクラシックのLPジャケット・ギャラリー

Wilhelm Furtwangler / Beethoven

2006-07-27 | Classic


Beethoven Symphony No.9 in D Minor,Op.125 "Choral"

いわずと知れたフルトヴェングラー(フルベンなどと、下品に略称してはイケマセン。ごめんなさい…)/バイロイトの名盤中の名盤。というより、ひょっとしたら、クラシックのアルバム人気投票をやったら、これがNo.1に選ばれるのでは? この“第九”は、とにかく神がかり的な演奏だ。聴くたびに感動で冷や汗が出る!? 日本盤の解説にも「彼のあと、彼に及ぶ指揮者が何人も現われていない」「伝説的な偉大さを持っていた」とあるが、同感デス 。毎年、大晦日はこのアルバムを拝聴しながら年を越す。これ、当然の儀式。

さて、東芝EMIから発売された紙ジャケCDがそうであるように、初出時代のオリジナル・ジャケットは、アメリカ・エンジェル盤のデザインに合わせたものであった。このユニークなレタリング文字中心のデザインも悪くないが、やはり英国オリジナル盤の黄色地にWilliam Blakeの「 Ancient of Days(1794) 」が配されたジャケットの方が、第九の格調高さにはふさわしい気がする。名盤でありながら、意外に目にする機会の少ないオリジナル・ジャケット、ごゆるりとご鑑賞のほどを。



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