ティーンに捧げる宝物

放浪詩人あもんがティーンに捧げることのは

達成感は感じるな!

2008-03-15 06:30:17 | こんにちは
♪流れる季節の真ん中で
 ふと日の長さを感じます
 せわしく過ぎる日々の中で
 私とあなたで夢を描く

レミオロメンの名曲
「3月9日」

ティーンのみなさん
卒業 おめでとうございます!

南風が時折吹くこの季節は
ピンク色がもっともお似合いの風景で
涙と微笑みがもっとも舞い散る季節なのではないでしょうか

僕も十数年前にこの空気を体感しました
その時の僕は「やったるぜ感」で充満していました
僕らの時代の卒業ソングは
柏原芳恵の「春なのに」でした
♪春なのに~お別れですか~
春なのに~涙がこぼれます
春なのに~春なのに~
ため息またひとつ
涙と笑顔が似合う名曲です
そして僕たちは打ち上げのカラオケで
尾崎豊の「卒業」を熱唱した記憶があります
♪信じられぬ大人との争いの中で
 許しあい いったい何 解り合えただろう
 うんざりしながら それでも過ごした
ひとつだけ 解っていたこと
この支配からの 卒業
いったい僕たちは何から卒業したかったのでしょうか

だれが決めているものかは分かりませんが
人生にはいくつかの「区切り」が存在します
それは時間によって構成されていますが
その時間の中でどれだけ自分が突っ走ることができるかが大事だと考えています
「やりきる」ということばは
自分がその目標に向かってあがいていた過程が全てであり
結果はそんなに大切ではありません
なぜなら結果は他人が決めることだからです
自分至上主義の論理ではありませんが
結局は「自分がどれだけ納得するか」が大切です
そう考えると他人の評価なんてとっても小さいものだと感じます
「達成感」とは感じたらもう終わりだからなんだか空しいもので
「達成しているぞ感」を感じているときが一番面白くないでしょうか

ティーンに向けて詩を綴り始めて
僕は気付いたことがありました
みなさんに響いてほしいという願望から
自分の過去を振り返ってみたり
街で見かけるティーンをチョイ見してみたり
今の自分をティーンと仮定して世の中を探ってみたり
いろいろ空想してみました
そんな時を過ごすのがとても楽しくなってきました
そこには「へぇ~そうなんだ」ということばがよく出てきました
大人になってひととおりの世の中のことを知ったら
「関心をする」という感情が欠乏してくるものです
知れば知るほど世の中の仕組みには統一性があり
全てを「愛」ということばで締めくくれば安心みたいな感じです
哲学はそれをあえて遠回りをして導いているのでは
なんて幻覚に陥ることさえありました
「へぇ~」の数ほど自分の身長が伸びていると感じ
「だからか!」と言うほど自分の進む道が増えていく思いがします
トリビアの泉を毎週見ていた訳が分かりました
大人になるとこの「関心」が薄れ始め
「無関心」というバリアーを張っていきます
それはそれで心地よい感もあったのですが
一度ティーンに戻った三十路少年あもんは
そこに快楽を感じないようになりました
だから僕もまだ
「少年よ 大志を抱け」ということばに賛同させてもらいます
あもんはここ2,3年で体験欲より表現欲が増えてきました
表現するには体験が必要で
体験したから表現したい
というメビウスの輪の上を走りだしてしまいました
そこには「達成感」はありません
永遠に「達成している感」が存在します

このブログはティーンに向けるメッセージということで開設しました
どれぐらいのティーンが覗いてくれたかは全く不明ですが
まこと自分勝手すぎる判断によると
最近の悲しいニュースでティーンの登場が少なくなってきていると感じます
もちろんあれから多くの方々がティーンに向かってメッセージを送りました
僕もその中の一員にはなれたんじゃないかなと勝手に満足しています
しかし「達成」はしていません
これからも多くの表現で
そしてティーンだけでなく多くの人々に伝えていきたいです
ということで
この詩集「ティーンに捧げる宝物」を区切らせてもらいます
別のブログでいろんな表現をしていこうと思っています
次回は詩のみに限らずいろんな表現をしていこうと思っています
そのブログ名は「アイことば」です
どうか末永くお付き合いください

ティーンのみなさん
これからももっともっと「関心」していってください
「何で?」をいっぱい生み
大人に投げかけてみてください
そうすればきっとあなた達は成長することができます
ティーンのパワーは無限大です
それでは最後の詩「若者よ」をどうぞ
いままでどうもありがとうございました

追伸 「島国からの贈物」「スナフキンにあこがれて」はまだまだ続きます
そちらの方にも遊びにきてくださいね
「アイことば」は春先に開設予定です
このブログでも連絡をするのでたまに覗いてみてください


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆうや)
2008-03-31 02:45:52
お久しぶりです。
「ティーンに捧げる宝物」ひと区切りなんですね。
淋しい気もしますが、新しいブログ「アイことば」楽しみにしてますね。
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Unknown (あもん)
2008-03-31 23:16:25
ゆうやさん。こんばんわ
僕がこの詩集に区切りをつけたのは
この詩集によって表現欲が増えたからなんです
ティーンに対する気持ちはさらに強くなり
この詩集にはない表現方法で伝えていければなと思ったからです
もちろんティーン以外の人へのメッセージも届けたいと思っています

人は常に歩かなければいけません
見えないゴールに向かっていろんな障害物競争をクリアしていかなければいけません
それは自分に対する挑戦状でもあります

『アイことば』
もう少しお待ちください

ゆうやさんも一緒に歩み続けましょうね
コメありがとうございました
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