悪しきもの

人は悪しきものと一体化することで

悪しきものと悪しき体験を浄化する

最終的に人は自らを赦さざるをえない

その時

悪しきものと悪しき体験も浄化される

人のこと

人のことは人に任せればいい

溺れているもの

溺れているものは自分を助けることが出来ない

自分の助け方は助けてから教えること

助け

神は背後から助ける

魂

魂で聴き

魂で観なければ

己がどこにいて

どこに行きたいのか

知ることは出来ない

エゴの雲に覆われた魂は観ることが出来ない

厚いエゴの氷に覆われた魂は聴くことも出来ない

それで魂は自らの中心にあるポータルを使い

外の世界から干渉する

それはエゴの雲を晴らすためであり

エゴの氷を砕くためだ

それがエゴにとって敵に見える

自分を邪魔する者

攻撃してくる人

エゴの雲が澄んだ空に変われば

魂が作り出した敵もまた消える

そしてその戦いや苦しみは

魂が望んだこと

捕らわれた魂を解放するための戦いだったことを悟る

しかし全ての戦いが魂の戦いであるわけではない

光り輝く魂は

他の魂を目覚めさせるゆえに

その魂を曇らせようとする存在もいる

エゴを増長させる存在達だ

彼らはいわゆる悪魔だが

エゴにとっては味方に見える

エゴを曇らせ

エゴを頑なにさせる

そして魂をエゴの殻に閉じ込める

私たちの自意識はエゴであるが

魂と繋がっている時だけ

本来の在り方が出来る

エゴとは有限なものに対する

有限的な対策である

エゴが無限に乗り出す時

必ず失敗する

エゴにその能力はない

無限なるもの

時を越えて存在する真理に対応するのは

魂の役割である

魂との繋がりが確立するまで

悪魔の声は外からも内からも聞こえる

魂の声は常に変わらない

悪魔の声は状況によって変わる

魂の声は静かで短い

それは真実であり説得する必要がないからだ

悪魔の声は雄弁である

それは虚実であり説得する必要があるからだ