影

自分の影が見えたら

光は後ろにある

動揺

心に動揺があるときこそ

本当の自分を知るチャンスである

自我は本当の理由を隠すのが上手い

あなたの気を逸らし

話題を変え

偽りの理由で誤魔化そうとする

自我自身は変わりたくないのだ

本当の自分など知りたくはないのだ

核心をあなたが知ることは

今の自我にとって死を意味するから

自分は正しく変わる必要があるのは外の世界だと言い続ける

核心から遠ざけようと風を吹かせる

その風に流されず

風の吹く方へ向かって行くと

やがてあなたは

あなたがあなたの心に置いた

一つの間違いに辿りつく

過ち

過ちを許さないという過ちは

あなたの心を狭くする

出来事と感情の間

小さいことというのは

あなたがそう思っているだけのこと

大きいことというのは

あなたがそう思っているだけのこと

当たり前のこととは

あなたがそう思っているだけのこと

奇跡的なこととは

あなたがそう思っているだけのこと

私たちはほとんど自動的に物事を判断し

その結果を感情として味わっっている

出来事と感情の間には

あなたの自由がある

しかしそこを無意識にしている限り

あなたの感情は出来事に翻弄され続けることになる

出来事と感情の間に在るあなたの自由とは

世界を見るレンズのことである

それはあなたの観念であり

精神の結晶体である

知覚された出来事が真実であると信じきっている限り

このレンズを発見することは出来ない

このレンズはまさにあなたの目のように

あなたからは決して直接見ることは出来ないものなのだ

ただ世界という鏡を通してのみ見ることが出来る

あなたはあなたに起きた出来事から

あなたのレンズの角度や色、性質を推測し

それを調整することが出来る

ここで言うレンズとは観念の比喩である

あなたは観念の取捨選択、変更、調整を行うことで

出来事に対するあなたの体験を変化させる自由を獲得する

ガマン

ガマンがあるなら

それは愛ではない