夢見る小悪魔

コメント&TB&リンク大歓迎(p≧∀≦q)〃
最近コメントのお返事が遅れがちでごめんなさい(ρ_;)

本のご紹介

2006年08月24日 | 図書室


先日買い込んだ本の山。

最近は通勤バス&電車の中で惰眠を貪り
獅子舞のように激しく揺れて周囲に迷惑をかけないかわりに
眉間に皺をよせ瞬きを忘れ小難しい顔をしてに勤しんでいる。
会社に着く頃にはドライアイ度MAX

パソコン見るのも辛いです

【症例A】
多重人格を主軸とした精神疾患をテーマにした本。
扱っているテーマがテーマだけに根を詰めて読むと
正直なところ精神的に辛い

【分身】
函館生れの氏家鞠子。
東京在住・小林双葉。

世の中にはそっくりさんが3人いるというけれど
相手はそっくりなんてものじゃなくまさしく自分そのもの。

自分の出生の秘密を探るうちに2人が突き止めた驚愕の真実とは―

母性・命の尊厳・・・いろんなことを考えさせられます。
機会があれば是非どうぞ。

【岸辺のアルバム】
仕事一筋の父。
貞淑な母。
自由気ままに生きているかのような姉。
受験生の弟。

ごく普通に見えるこの家族のもとに1本の電話が―

綻び始める家族の絆。

しかし、その綻びを繕う事が出来るのも家族自身である。
崩壊していくなかでお互いを見つめ直し
再生していこうとする姿が静かに描かれてます。

図書室

2006年05月04日 | 図書室

『神様からひと言』 作:荻原 浩

オススメ指数

作者は、13日ロードショーの『明日の記憶』原作者・荻原浩。
食品会社のクレーム担当に配属された佐倉涼平。
癖のあるのはクレーマーだけではない。
最悪な上司にやる気があるのかないのかよく解らない同僚達-
クレーマーとのせめぎあいが笑えます。

ガール』 作:奥田英朗

オススメ指数

そこそこキャリアもある、三十路を超えたガール達・・・
仕事、恋愛、結婚-
年を重ねることに戸惑いを感じながらも
、自分に素直に生きてる姿に元気をもらえます。

『その日のまえに』 作:重松 清

オススメ指数

いつも、いつまでも一緒だと思っていた人の死-
死を迎えるその日のまえに・・・
愛する人に伝え忘れたことはないだろうか?
「その日」までに何をしてやれるだろうか?

短編集です。
個人的には【潮騒】と【ヒア・カムズ・ザ・サン】が好き

たまには読書もいいもんですね


美女と野球

2006年03月16日 | 図書室

お呼びでしょうか?

誰かに呼ばれた気がして
本屋の前で立ち止まる。

目の前には・・・お嬢と野球』

いや
美女と野球』
ソラミミでしたね

通勤時間を睡眠に費やすことにもすっかり飽き
軽い読み物を探していた折に出会ったこの本

お嬢が探していたのは、あくまでも軽い本である。
念のために申し上げておくが、重量のことではない

ウイルスよけのマスクを装着し
そのマスクの上にさらにマフラーをぐるぐる巻き。
寒がりなもんでして・・・

通勤時のお嬢は、かなり怪しいいで
たちである。
見た目だけでなく行動もかなり怪しい


自分の怪しさは認識していたのに・・・
なのになのに

リリーに乾杯いや完敗

衝撃作の数々に限界ラバー(←意味不明)

小刻みに震える声を上げて笑う
繰り返すこと数回・・・
ごまかしの王道
(そうなの?)の空咳で誤魔化しを試みるが失敗

隣のレディーの美しい顔が恐怖にゆがむ
そりゃ こわかろう・・・
ごめんよ レディー

不審者として警察に突き出されるかもしれない(∀ ̄;)(; ̄∀)ォロォロ
というスリリングなこの状況。
楽しんでる場合ではなかろう

にもかかわらず、ページをめくる手を止めることは出来ない。

お嬢が限界ラバーに陥ったのが、どの章なのか
既読の方はおわかりでしょう。

そう!
シンクロ鬼コーチ
小谷美可子の登場で抱腹絶倒バンバン!(_≧Д≦)ノ彡☆

そして・・・
ヒゲの女
未読かつ公共の場所で読む予定のある方
くれぐれもご注意ください

リリーさんへ

ヒゲの女の中で
ヒゲをそるのは「月に何度か」とお書きになっているが
2日に1回そらなくてはならないオンナも存在します。

そう ここに・・・( *´艸`)フフフ


小悪魔に学ぶ

2006年03月05日 | 図書室

最近、どうもネガティブ思考になりつつある

魅惑の眼差しを使用することもなくなった

ということで
小悪魔 小悪魔に学ぶ

『男をトリコにする 恋セオリー』(蝶々)
『男心をつかむ心理辞典』(櫻井秀勲)

恋セオリーは、蝶々さんの前向きかつ恋愛に真剣に向き合う姿勢が伝わってくる。
まぁ、道ならぬ恋とかもあるんだけどね・・・

なので、コレを一般人のお嬢に実践しろと言っても無理な話であるが
取り組み方というか恋愛に対する姿勢は少しばかり勉強になりました

小悪魔復活の日もそう遠くはないかも
そもそも『悪魔』という年齢じゃないよなぁ 30超えてるし 笑

さて、閉口したのが櫻井さんの『男心をつかむ心理辞典』
男性の視線で書かれているからなのかネットリした話が多い

やたらめったら連れ込もうとするil||li (つω-`*)il||li

最初は引き気味だったけど、後半は感覚が麻痺し
気が付けば読破していた
感想・・・別にいいよ 男心掴めなくても

ちなみにいい男に出会うためには街に
マンハントに出かけなくてはいけないらしい。

いい男 待てぇぇ
恐すぎる・・・

街中に男を追いまわす女が氾濫するかも(((*≧艸≦)ププ…ッ


カシコギ

2006年01月16日 | 図書室

ブログを立ち上げる以前は
MIKKOちゃんのHPで間借りして掲載
してもらっていた記事です。
是非オススメしたいのでここに
再登場
でございます

いつものボケはどこへやら。
今日は本気で語らせていただきます。

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本書では、カシコギという魚の習性になぞられて
白血病に冒されながらも 懸命に病魔と闘う子供(タウム)と
自らを顧みずに献身的に看病しつづける父親 (チョン)の
せつないまでの愛情が描かれています。

ストーリーとしては、陳腐な内容かもしれません。
しかし、幼児虐待が相次ぎ利己的な人間が増えた現在だからこそ
本書に惹かれる人は少なくないと思います。 

カシコギという魚のオスは、メスが産み捨てた稚魚を必死に育て
子が成長すると自らは死んでいくそうです。

本文中で、タウムは父親のことをカシコギパパのようだと感じています。
子供なりに父親の献身的な愛情を感じていたのでしょう。

父親の献身的な看病は続き、治療は続きます。
しかし、現実問題として、治療には莫大な お金がかかります。
もともと裕福ではなかった父親はそれでもなんとか工面しながら やってきましたが
とうとう自分の力だけではどうしようもなくなってしまいます。

骨髄移植の話が持ち上がり適合者も見つかったというのに
とうとう資金が底をついてしまいます。
彼は最後の手段として、自分の腎臓を売ることでお金を工面 しようとしますが
その際の検査で自分が末期のガンで余命半年であると診断されます。

もちろん腎臓は売れません。
そこで彼は余命を片目で過ごすことを決意し、角膜を売り資金を工面することに―

*:..。o○ ○o。..:* *:..。o○ ○o。..:**:..。o○ ○o。..:**:..。o○ ○o。..:**:..。o○ ○o。..:

私は医療について全くの素人です。
しかしながら、骨髄移植に莫大な費用がかかる事は耳にしたことがあります。
それは、決して医療技術だけの問題ではないと思います。

皆さんもニュースなどで、海外で移植するために渡航する方々の話を
耳にされたことがあると思います。

ドナーが少ないこと
規則が厳しいこと
問題はいろいろあるのでしょう。

適合者が見つからずに
海外での移植となると渡航費もかかれば、滞在費もかかります。

昔、街頭で些少ではありますが募金をさせていただいた際に
ご家族の方に目標額を伺ったことがありますが
個人で賄うにはあまりにも莫大な金額でした。

移植に対しての、医学的・論理的な問題は未だに山積状態です。

しかし、白血病だけでなく移植という選択により助かる命はもっとあるはずです。

本書を通じて心豊かな人が増えると共に
移植について考える人がもっと増え ゆくゆくは助かる命が増えればいいなぁと思います。

今現在、この物語のタウムと同様に病と闘い続ける人々が
一刻も早く闘病生活を終え、その未来が明るく豊かであることを願ってやみません。

あなたが空しく生きた今日は
昨日死んでいった者があれほど生きたいと願った明日
(カシコギより)

失敗をおそれ、空しい時を過ごすのなら
最初から転んで泣くくらいの覚悟をもって
毎日を自分なりに生きていきたい。

私には、転んでも立ち上がれる明日があるのだから