ノエルと薔薇の小箱

アリアンロッド・リプレイ・ルージュ『ノエルと薔薇の小箱』　
菊池たけし/F.E.A.R　著

アリアンロッド・リプレイの新シリーズ。
と言っても、すでに出てから一年近く経ってるんですけどね。

恒例となってるゲストＰＬの声優は“力丸乃りこ”さん。
演じるキャラと本人の性格はかなり似てるみたいだ。
凄まじく天然系のほんわかした人のようです。
うん、良いキャラだ。
あとのＰＬはいつもと同じようなメンバー。
“王子”はボケとツッコミ両方出来る万能型なので良いと思うけど、主人公じゃない“かわたな”はいまいち使えないと思うのですけど。
それぞれのキャラクターが良い感じでキャラ付けされてるし、立ち位置もバラバラなのにノエルを中心にある意味まとまってる。
シナリオ的にはさほど面白いところもなく。
ただただ、力丸乃りこさんの人柄に癒される、そんな一冊です。

「アガートラーム」という単語が好きです。
語呂が格好いいじゃないですか。
まあ、『女神異聞緑ペルソナ』で格好いいなぁ、と思って以来ですけれど。
“銀の腕”と言う事なんですけれども、マイケル・ムアコックの『コルム』や深淵の小説『火龍面舞』とかの影響ありで。