300

『300［スリーハンドレッド］』

300人vs100万人という馬鹿げた戦いを描いた作品。
正直、ストーリーは何処にでもある展開でひねりとか特にない。
それはほんとガッカリするぐらい。

しかし！
それをして余りある映像とキャラクター！
マジで、面白いから。

随所の演出やらカメラワークがアニメチック。
映像の作りも明らかに不自然というか、現実には有り得ない風景の中に存在しているのに、逆にそれがおかしくない。
乱戦などのシーンもただただ闘ってる映像ではなく、スロー＆クイックでリズム感を持たせてるので観てて飽きない。
エンディングにも面白い演出でエンドロールが流れる工夫がある。
最近、俺が観た中でエンディングをただ文字が流れるだけにしてなかった唯一の作品。
こういうところにも気を使ってるのは非常に好感が持てる。

そして、出てくるキャラが凄まじく濃い。
途中から『ベルセルク』の世界に突入したような状態になりましたけどね。
クルセクルス王とかもスゲー良い感じですし。
新兵器たちもいい味だしてます。
親衛隊とか魔術師の皆さんも衣装から格好いいしね。
何よりスパルタの戦士達が格好良すぎる！
槍と盾は必須ですよ。
俺が次にやるキャラは槍と盾確定です。

R-15という理由はそこかしこで見られるエロス。
もう無駄に出しまくってますからね。
日本版では上手く加工すれば、R-15にしなくても十分楽しめたんじゃないかと思うんですが。
これってＴＶ放送はないんでしょうなぁ。

ここ一年ぐらいで一番面白かったかもしれません。
DVD買っても良いかもしれませんよ（笑）。