黒剣のスレイヤー

神我狩リプレイ
『黒剣のスレイヤー』
著●力造


現代伝奇RPGの神我狩、初のリプレイ集。
1話はRole ＆ Rollに掲載されてたのを加筆修正されたもの。
正直、雑誌掲載時は必要最低限のことしか無いリプレイで、ちょっとこれはページ数の都合かもしれんけども紹介記事としてはなぁ、と思ってました。
しかし、しっかり加筆修正された本作はたいへん面白い。
やはり、こうでなくては。
それどころか、続く2話、3話はPLがPCをしっかり掴んできたのか、ますます盛り上がります。
非常に良いです。
PLの人達のスキルの高さが如実に表れてますな。
これは『神我狩』の導入として素晴らしい。

ただ、ちょっとネタ的に、そんな大物を公式リプレイで出されてしまうと、使い辛いなぁ、と。
それぞれのセッションではそのGMのレギュレーションで、と大概のシステムでは明記されてますが、公式リプレイで出されてしまうと、そうは言っても使いにくい。
しかも、あんな設定まで付けられてしまうと、少なくとも公式設定でアレ関係はあのままでしょうから、今後、アレ以外出しようがないですし、アッチももうアレですからね。
その辺は、公式なリプレイでは包括的なボスを出して頂きたいと、他のあらゆるTRPGで思います。
そんなわけで、結局世界観は自前で用意するので、システムさえあればあとはどうでも良くなるんですよね。

実はジョンさんがまさか加納正顕さんと知り合いらしいと言う事が判明してビックリだ。