Amadeus

クラシック音楽を中心にした音楽評論
カメラ時評ほか

岡田博美 ピアノ・リサイタル

2009-01-09 05:19:43 | Weblog
 ハイビジョン クラシック倶楽部 2009年1月8日 Bモード・ステレオ
  
  岡田博美 ピアノ・リサイタル
 1. 無言歌作品17             (フォーレ作曲)
 2. ノクターン第13番ロ短調作品119    (フォーレ作曲)
 3. ハンガリー舞曲第1番~第10番  (ブラームス作曲・編曲)
 4. パヴァーヌ               (フォーレ作曲)
 
            ピアノ: 岡田博美
      [収録: 2005年11月17日, 東京文化会館小ホール]
   岡田博美
 富山県出身。安藤仁一郎、森安芳樹、マリア・クルチオに師事。桐朋学園大学在学中、第48回日本音楽コンクールで優勝。桐朋学園を首席で卒業後、1982年、第28回マリア・カナルス国際コンクールで優勝、同時にスペイン音楽解釈賞を受賞。1983年、第2回日本国際音楽コンクールにてピアノ部門第1位、1984年、第2回プレトリア国際コンクールにて第1位、リサイタル賞も同時受賞と、次々に優勝を果たし注目を集める。1984年よりロンドン在住。1985年、ロンドンでデビュー・リサイタルを行う。以後、ロンドンを中心に世界各地で演奏活動を続け、日本国内においても、1993年、ショパン・エチュード全曲演奏に対して第20回日本ショパン協会賞を受賞。
 オーケストラとの共演も数多くあり、1987年、フィルハーモニア管とロイヤル・フェスティヴァル・ホールにてデビューを果たした後、BBC響、ロイヤル・フィル、イギリス室内管とまた日本では読売日本饗、日本フィル、東京都饗ほか、多数のオーケストラと共演。2000年、横浜の「アジア音楽週間」において、イスラエルの作曲家A.ベン=シャべタイのピアノ協奏曲を世界初演するなど、新作の初演も数多い。各地の音楽祭へも数多く出演している。
 今回の演奏も3年以上前のものであるが、素晴らしく、明晰な演奏であり、フォーレの曲が3曲ありましたが、圧巻はブラームスでした。このハンガリー舞曲を1番から10番まで演奏会で聴くことはあまりなく、とても期待を持っていました。ハンガリー舞曲のなかで、第8番には両手によるグリッサンドがあり、ブラームス自身も当初作曲したものから、後に編曲を加えたものによるのでしょうか、初めて聴いたように思います。