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クラシック音楽を中心にした音楽評論
カメラ時評ほか

カメラ時評 是か非か動画論争 (3)

2009-01-07 05:41:17 | Weblog
次に否定派の意見を並べてみよう。
 こちら側は12人の意見が取り上げられている。
 1. 携帯電話の動画機能も使わないのに、デジタル一眼レフに動画機能は必要ありませ    ん。それよりもカメラとしての機能向上を望みます
 2. 動画撮影はビデオカメラのほうがいいのでは?
 3. 静止画と動画では撮り方が違います。カメラとビデオの両方を持ちたくない場合もあ   るとは思いますが、一眼レフは本来の目的で利用すべきでしょう
 4. 一眼レフは写真を極める機器であってほしいから
 5. 現在のカメラは機能が盛りだくさんで、これ以上は特に必要ないと思う。その分カメ   ラをやすくしてほしいから
 6. やっぱりカメラは1枚撮りの勝負が基本
 7. 写真は一瞬を切り取るということ。これを目標に撮っているから動画の一部を作品に   するという方法は邪道だと思う
 8. 余計な機能よりも一眼レフ本来の目的のための機能充実を望みたい
 9. なじめない
 10. スチルとムービーを融合させた1台のカメラですべてをまかなってしまうというのは   あまりにも安直であると感じます。どこまでいってもスチルカメラとムービーカメラ   は別ものであると思います
 11. デジタル一眼レフはスチルに専念してよいものを安くしてほしい
 12. 比較的大きくて重いデジタル一眼レフでビデオを撮影している姿を思い浮べると、あ   まりに美しくない気がします。一眼レフはやはり写真一枚で勝負する道具であると思   います
 
 以上の12人の意見を大づかみに共通点を探し集めると次のような結論になると思います。
 先ず、この両派の持っている人たちの意識の違いからくるもので、肯定的な意見の人よりも否定的意見の人は写真とかカメラに対するプロ意識的な気持ちの持ち方がより強いと言うことです。
 またコストについても否定的な意見の人たちは非常に意識が高く、基本的に必要なものはにはきちんとカネはかけるが、なくても良い、というか、ないほうが良いというものにはカネをかけるなということです。
 否定派の人たちは自分は写真やカメラの撮影に関しては、それぞれの本格的な撮影機能がある使い方があるのであって、本道を歩いている、われわれの邪魔はしないでほしいという気持ちだと思われます。
 言葉をかえていえば、職人気質的なものの考えがこの否定的な意見の人に多分にあると思われます。中途半端なことは性に合わない性格の持ち主たちであるわけです。