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amaranth

1. アマランス。
2. 伝説上の不死の花。

タイタン

2020年12月09日 | 写真
先日手に入れたニコンF2があまりに気に入ってしまった為、どこへ出掛けるにも必ず持ち歩くようになっている。小さくて軽いので気楽に持ち出せることに加え、写真を撮る度に伝わってくる機械の心地良い感触。全てがマニュアルなので自分の意図をシンプルに写真へ反映できるという気持ち良さが堪らない。

そんなある日所用のため銀座に行った折、時間が余ったので何の気なしに立ち寄った中古カメラ屋さん。もうこれ以上欲しい写真機材なんて何も無かったので時間が余っていなければ素通りしていたであろうそのお店には、F2チタンの未使用品が展示されていた。おそらくコレクターズアイテムとして長年飾られていたものが何らかの事情で持ち主の手を離れ、そこにやってきたのだろう。
未使用品であるが故の凛とした佇まいと、チタンモデルならではの縮緬塗装のマットな質感。俺はそれに一発でやられてしまった。

注文してから1ヶ月後、遂に手元にやってきた2台目のF2。1台目のクロームボディと併せて大切に使っていきたいと思う。


未使用品と言えども製造から41年が経っているため、各部のオーバーホールは必須だろうということでお店のご厚意でキィートスさんにてメンテナンスしていただいた。そのため注文してから手元に来るまでに1ヶ月掛かった訳だが、そのお陰でまるで新品同様。使用に当たっての安心感が半端ない^^


箱やらなんやらも全て揃っている。


余談だがこのF2チタンというカメラ、120万円を超える価格で売られている様子を以前にどこかで見かけたことがある。今は全くそんなことはないので、出会いの時期としては本当にラッキーだった。

フィルムの限界とデジタルの可能性

2020年11月15日 | 写真
フィルムではどうしてもできないがデジタルならばできること。その筆頭(東の横綱)は暗所での手持ち撮影だと思っている。
言い換えると超高感度ISOでの撮影ができるということ。これだけは本当にデジタルが羨ましいと感じる。

俺は夜や夕方に写真を撮る時は三脚を携行するのだが、肩や首にぶら下がる”特等席”はカメラ本体が占めるので、必然的に三脚は手に持って街中をうろつくことになる。するとどうしても片手が塞がってしまう。で、これが意外と不便なんだよなー。
そういう時、高感度ISOを使って撮影ができるデジタルならば三脚が無くても夜景を撮れる。屋内などの光量の少ない場所でも手振れの心配無く写真を撮れる。これは便利だ。

俺はデジタルカメラには基本的に必要性を感じないのだが、唯一これなら買う価値はあると思わせる素晴らしいカメラが存在する。ソニーα7Sだ。
あえて画素数を低く抑えて超高感度ISO領域でも綺麗な画を撮るという1点に特化しているモデルなのだが、高画素数や高速連写、手振れ補正などという(俺にとっては)どうでもいい機能を売りにしているカメラが多い中、この強烈な振り切りぶりがすごい。マジですごい。

今も昔もソニーのカメラには何の魅力も感じないが、このカメラだけは別。ここにはフィルムカメラがどうやっても叶えることのできない写真の可能性という存在意義がある。
すごいすごいと言っておきながら三脚があれば俺としては何も問題は無いのでこのカメラを買う予定もつもりもないが、デジタルにはデジタルの魅力があるということは知っておきたいと思った次第である。

ちなみに、、『フィルムではどうしてもできないがデジタルならばできること』の2番目(西の横綱)に来るのはホワイトバランスの自動調整だと個人的には思っている。


夜のドトール。三脚を立てて撮ったやつ。ブログにアップするために頑張ってリバーサルの原板をiPhoneで撮ってみたのだが、なんか汚い。

35mm

2020年10月28日 | 写真
F2を使っての屋内での写真撮影用にと35mmレンズを手に入れた。引きの無い空間では50mmという焦点距離はちょっと長すぎるという経験がこれまでに多々あり、少しだけ画角の広いレンズが必要だろうなと考えたのだ。
広角レンズなら光量の少ない屋内にあって50mmを使っている時よりも遅いシャッタースピードまで手ブレの心配無く使えるメリットも大きい。それ故に開放F値は1.4、これも外せないなと。
この条件に当てはまるレンズを色々調べた結果、カール・ツァイスのディスタゴン35mm/f1.4に白羽の矢を立てた。
俺は一眼レフカメラで焦点距離35mmというレンズを使うのは実は初めて。24mmのような派手なパースペクティブとは無縁の落ち着いた広い画角はとても新鮮だった。

そう言えばこれは手にしてから知ったのだが、このディスタゴンは非球面レンズを使っているんだね。


プラナー50mmと比べるとやたらとデカいし重たい。重たいのはまあいいのだがサイズはもう少し小さいほうが好み。しかし銀縁は本当にお洒落。加えてプラナーと同様にフォーカスリングを回した時のぬるっとした感触がとても気持ち良い。

F2

2020年10月11日 | 写真
俺としては恐らく10年ぶりとなる新しいカメラの購入だった。
これまではマミヤRB67とキヤノンEOS-1Vの2台(に加えて只今修理中のコンタックスT3)とiPhoneで特に何の支障も無く写真を撮っていた訳だが、EOS-1Vのメーカー修理対応期間が2020年10月31日を以て終了(※注)となるに当たりフルオーバーホールをお願いしようと考え、それに備えて予備機を用意しておこうと思い立ったのだ。
(※注)メーカーサポートは2025年10月31日までです。ご安心を。

予備機については機材の冗長化という意味で当初は同じ1Vにしようと考えていたのだが、この際全く違う趣向のカメラを導入するってのも悪くないかもとある日突然魔が差し、巡り巡って機械式一眼レフカメラの最高峰と称されるニコンF2に行き着いた。
まず『F2』という名前に痺れましたよ。1でも3でもない、F『2』。最高。
で、マミヤもそうなんだけど機械式(電気を使わず機械仕掛けで動作する)というところにも惹かれた。きちんとメンテナンスさえしていればいつまでも使えるという安心感が堪らない。

そんな訳で幸いにも程度の良い中古品を探し出すことに成功し購入と相成った次第。しかし購入できたのはボディだけだったので、レンズを別に用意しなければならない。俺は約40年の写真歴の中でニコンのカメラは一度も使ったことが無く、F2に合うレンズは一つも持っていなかったのだ。
色々考えた末にカール・ツァイスのプラナー50mmを手に入れ、晴れてF2で写真を撮れる環境が整って今に至る。

しかしニコンの操作系、、何から何までキヤノンと回転方向が逆で結構戸惑う。同じ方向に回すのはフィルムの巻き戻しクランクくらいっすよ。
それと個体差もあるのかもしれないがこのF2とプラナーの組み合わせはオーバーインフになるので風景の撮影などでピントを無限遠に合わせたい時にちょっと気を遣う。


プラナーの銀縁がF2のシルバーによく合ってるんじゃないかな


写真を撮るのに必要な最低限の装備しかない操作系。わびさびすら感じる笑

潮騒

2019年08月18日 | その他
恒例の真夏の夜の鴨川シーワールドドライブ。
去年は時間を作る事ができなかったので、恒例と言いながら2年振りになる。

相変わらず千葉の蘇我~大多喜~勝浦~鴨川、というルートは妙に郷愁を誘う心に残るルートだ。
辿り着いた鴨川シーワールドはいつもと同じように真っ暗で、夜の海の怖さを感じさせる潮騒が耳を打った。

今までは往復共に同じルートを取っていたのだけど、今年は復路にアクアライン~川崎~新宿、というルートを選択してみた。時間が大幅に短縮できる上、海ほたるSAにも寄れるからだ。
アクアラインを通るので料金はかなり掛かったが、海ほたるからは対岸の横浜の街明かりが見え、前々日の横浜でのドタバタを思い出してちょっとほっこりできたので、それで良しとする。


写真では分かりづらいが、月が煌々と輝いていた。



横浜/山下公園/山下達郎

2019年08月16日 | 音楽
今日は20数年ぶりに山下達郎のコンサートへ行ってきた。
会場は山下公園の近くにある神奈川県民ホール。俺は横浜という街が大好きなので、これも嬉しいポイントだった。
コンサートの内容も素晴らしく、山下達郎というアーティストの魅力を存分に楽しむ事ができた。それと達郎さん、MC結構喋るんだよねー。しかも面白い。

なお、このコンサートに同行してくれたのが俺と同じく達郎の大ファンのアキさんだったのだが、、
とんでもない大事件が起きて一緒にコンサートを鑑賞する事が叶わず、本当に申し訳無い事をしてしまった。いい社会勉強になりました。俺、大反省です(T_T)


コンサートの最後に、この手に持っているミニタンバリンを客席に投げていた。

道ならぬ

2018年01月08日 | 音楽
明けましておめでとうございます。

渡辺健二(スネオヘアー)の「共犯者」。
スネオヘアーで一番好きな曲だ。
飄々と歌っているくせに、密やかな慟哭と悲壮なまでの覚悟しか聴こえない。
その先にあるのは何なのだろう。



Find

2017年12月13日 | 音楽
音楽の神様に愛された曲をひとつ。
ロシアのDJ、グレゴリー・エサヤン(Gregory Esayan)の手になる珠玉の名曲。
暗闇を意味するタイトルが付いているが、切なさを水晶のような硬質な透明感で表現しているメロディとリリック。
アグニエシュカ・ワシレフスカヤ(Angel Falls)の歌声も心を打つ。

Gregory Esayan feat. Angel Falls - Darkness

I can't be without you...I will find you.
The stars will show you the way to me.
Brighten the path of future.

SEPTEMBER LOUDNESS

2017年09月30日 | 音楽
2017年の9月は、右手の腱鞘炎の為に長らく続けてきた”控えめドラム”からの卒業の月になった(^-^)
自分のバンドでのライブが2本あって、それぞれで今まで通りのドラムを叩けたのでありました。
まず3日にCampfireのライブ@久しぶりの鶴瀬PaoPao。エレクトリック+同期マシン+本来のアレンジという懐かしいとさえ思えるくらい久しぶりのバンド構成でのライブだった。
29日にはMARSEESIDE DERBYのライブ@高円寺HIGH。こちらも右手の事を全く心配せずにドラムを叩けた。
いまや俺のライフワークとなっている赤坂Jaka'zビルボードセッションメンバーのアキさん、ももさん、マスミさん、ヒロさんも応援に来てくれて、本当に嬉しかった。
残るは活動再開待ちのBreakfast Of Championsとsphereのライブで総仕上げなり!来月はMUSESSOやDancing DayZのライブもあるし、その先にはこれまた楽しみなIsolationも控えているし、何も心配せずにドラムを叩ける幸せを噛みしめている今日この頃デシタ!

初日の出2017

2017年01月01日 | その他
今年も九十九里浜へ初日の出を見に行ってきた。今回も前回と同じく片貝海岸にて。
念の為に豊海海岸の海の家「向島」が営業してないかな~なんて思ってチェックしに行ってみたけど、今年も閉まっていたのでそのまま片貝へ移動して駐車場で日の出まで待機となった。

2016年はフィジカル面での不調が多々あった年だったけど、人との出会いやドラムの音楽性の向上(技術的には退化したけど^^;;)などでとても充実していて、全体としてはとても良い一年だった。
今年も2016年で得たものを更に伸ばしつつ、右手の故障を克服してドラム的リベンジを果たしたい。

片貝海岸へ到着したのが午前2時頃で、満天の星だった。
オリオン座や北斗七星が見えた。


6時過ぎに薄明が。


今年も水平線に雲がかかっていたので太陽が顔を見せたのは7時15分頃になった。