今年1月6日、半年ぶりに行方不明だったチャチャが見つかったことは、『帰ってきたチャチャ』で報告させていただきました。
あれからチャチャは冬の間、夜は私の布団で一緒に眠り、昼間はまたどこかへ遊びに出かける毎日を過ごしていました。
昨年いなくなったのは6月でした。
メス猫は暖かくなると段々活動的になります。チャチャは木登りが大好きで、周辺区域にある豪邸の松ノ木にも平気で登ってしまう困った子です(笑)近所の方の話しによると、チャチャは葡萄棚の下にある蓮畑でいつもお昼をしているそうです。
この周辺は自然が豊かですので、虫を捕まえたり、鳥を追いかけたり、猫の遊びにはうってつけ。毎日遊びに夢中になって、そうこうしているうちに昨年は家への帰り道を見失ってしまったようです。
また夏がやってきて活動的になり、今年は去年のようなことがないように祈るだけでした。
夏になると、夜はどこか私たちも知らないねぐらで夜を過ごすチャチャ。1日一回キャットフードを食べに帰ってくるくらいで、日に日に痩せていくんです。もっと帰ってきてほしいのですが、なかなか帰ってきてくれない日が続きました。
昨年も失踪間際のチャチャはとても痩せていました。
しかし、半年ぶりにチャチャを見つけた時にはどうでしょう!見たことがないくらい太っていたのです(笑)あまりにも見たことがない太り方だったので、かかりつけ獣医さんにヘルスチェックしていただいてCTも撮ってもらいました。しかしそれは単なる脂肪だと(笑)いう所見でした。
チャチャがお世話になっていて、餌をくださった方が毎日チャチャを抱き上げ、
太ったかチェックして、太るように餌をたくさん食べさせてくれていたようです。
しかし、どうでしょう。家に帰ってきたチャチャはこの夏また痩せてきました。
なので、わたしもこの夏はチャチャが帰ってくると、マグロやカツオ・ササミを湯通ししたものをキャットフードを食べた後にチャチャがもう食べられない…というくらいあげるようにしています(笑)
お盆を過ぎ、帰ってくる頻度もようやく朝晩2回になってきて、段々と餌も取れなくなってきているのでしょうか。マグロやカツオを楽しみにしているようで、冷蔵庫からタッパーを取り出すと、自分のおたてぃみ(お刺身)だと思ってソワソワします(笑)
小さい頃から湯通しした刺身は箸で食べさせているので、とても上手に箸から食べます。まるで、小さな子供がご飯を食べさせてもらっているかのようです。
さて、一つまた一つと台風が過ぎていくと、次第に秋めいてまいります。チャチャが子供猫たちとまた落ち着いて家で過ごせるように、リビングにはフェリウェイを炊く時期が近づいています。
母猫に捨てられたチャチャは飼い猫になって四年、しかし野生の生活をこよなく愛しています。
やっぱり自然の中で、自由気ままに伸び伸びと暮らせるのは幸せなことなのですね。
そんな暮らしの中で、家に帰って来たい時に帰ってくればいいし、
可能な限り猫生を満喫してもらいたいです。
多分チャチャは野良でも十分やっていけるのだと思います。しかし優しいチャチャは、わたしが寂しがるのを知っていて帰ってきてくれます。
本当に動物って、人の気持ちをよく分かってくれているんですよね。
誰かのために生きるということは、とても尊いことなのだと改めてチャチャに教えてもらっています。
『おたてぃみ』をおねだりするチャチャ
あるがままで