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星涼し 俳壇6月号

2021-05-21 17:56:53 | 出版物

俳壇6月号に主宰の五句が掲載されています。

星涼し

薬降る林の中のレストラン

燧岳へと伸びる木道雲の峰

久米島の浜に寝転び星涼し

夕立や改札口に備へ傘

叡山の木立にかかる夏の月

 

作句信条 

俳壇6月号192頁より転載

師に倣い「平明にして余韻ある句」を目指している。読む人に感動を伝えるには「言葉を省略し、如何に調子を整えるか」に掛かっていると思うが、なかなか思う用にはいかない。師の原点は「虚子俳話」の「客観的に物を見て具象し、調子を整える」にあると思い、これを座右の銘とし句を詠んでいきたい。

◆我が師の一句

人はみななにかにはげみ初桜 深見けん二

◆自身の一句

座敷まで風の来てゐる幟かな

 


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