今日は「ちょこっと長くて」「ちょこっと難しい」お話。
なるべく判り易く書くから勘弁してね♪
悪が認められる世界は絶対に存在する。
こう書くと人格を疑われそうだが
確かに存在しているとおいらは確信しています。
それはどこか?
芝居や映画、TVやゲームの中の仮想世界
なのではないかと。
確かに漫画やアニメもそうだろうけど、とりあえずキリがないので省略
もしクッパ大王がいなければマリオは「イタリア系只の しがない配管工」だし
もし悪の王がいなければRPGの勇者は「人ん家に勝手に上がりこんで、金や武器を持っていく只の 泥棒」になってしまう。
もし悪代官がいなければ、水戸黄門は「只の 陽気なご隠居」
銭形平次はむやみにお金をまく「只の アブナイ人」
暴れん坊将軍に至っては「只の 暴れん坊暴君」になってしまう。
時代劇お約束の
悪代官:よいではないか!×2
芸者:あ~れ~!
も出来ない(コラ
もし怪獣がいなければ、ウルトラマンは只の 宇宙人である。
しかもやたら巨大の。
変身した瞬間、街はその巨体ゆえに破壊され死傷者が続出するだろう。
これでは「○○星人(バルタン星人とかね)」が「M78星人」に変わっただけで
どちらが悪者か判ったものではない。
科学特捜隊(ウルトラマンに出る怪獣を退治する機関)の格好の餌になる事うけあいですw
○○戦隊は
コスプレを通り越して只の変態に。
ナンバー無しの改造バイクに乗って、街をありえないスピードで爆走する
戦隊と同系統の仮面ライダーは
ビジュアル系の暴走族みたいなもんで
コスプレ集団の戦隊と違い
人々が許してくれても、警察は絶対に許してくれないだろうな。
捕まれば永久的に免許取り消し確定、である。
ゴジラ映画なんか存在すらしないwww
悪、つまりは敵役がいるお陰でそれを観る人達は興奮や感動、又は怒りや悲しみを持つ事が出来る。
おいらはそう考えています。
悪の存在は「只の○○」を「英雄」や「正義の象徴」に変えてくれます。
先に挙げた主人公達を輝かせ、引き立たせるのは「悪」あればこそ、と言っても過言ではないでしょう。
善が魅力的に見える為には、悪もまた魅力的でなければならない。
逆を言うと
悪が魅力的でなければ、善もまたその魅力が半減してしまう、ってことです。
OUTSIDER、少なくともおいら自身「悪役」が大好きですw
団体設立から今日にいたるまで、全ての作品に登場する悪役の描き方。特に言動、生き様、仕草等は、もしかしたら主人公以上にこだわってきたかもしれません(オイオイ
つまり「悪」の存在無しでOUTSIDERは語れないって事です。
勿論、この現実世界での「悪」を肯定してるわけではありません
「悪いもの」は「悪い」
「善いもの」は「善い」
その位の倫理観を持ってはいるつもりです。
まぁ、特定の方からは「悪人のくせしてw」って言われるでしょうが・・・orz
ん?
あれ?
おかしいな?
おいらを善人って呼ぶ人もいれば(イルノカ?
おいらを悪人って呼ぶ人もいる(コッチノガオオソウ
じゃあ悪ってなんなのさ!
調べてみた
<三省堂 大辞林 二版参照>
(1)わるいこと。否定すべき物事。道徳・法律などに背く行動や考え。
⇔善
「近代社会が内包する―」「―の道に走る」「―の限りを尽くす」
(2)演劇で、敵役。悪役。
(3)〔近世語〕悪口。悪態。
「よく―をいひなんす。ちつとだまんなんし/洒落本・妓娼精子」
(接頭)
名詞に付いて、畏敬の念を抱かせるほど荒々しく強い意を表す。
「―七兵衛」「―源太」
――に強きは善(ぜん)にも強し
大きな悪事をできる者は、改心すれば大きな善事もできるものだ。
☆注目してほしいのは上記(2)ね。
演劇に言及する事柄として「敵役、悪役」が使われてるって事は
(1)で示すリアル世界で「悪」は否定すべき存在だけども
(2)で示す(少なくとも)演劇の世界で悪のアイデンティティー(存在意義)は否定しない。むしろ肯定されてるって事だよね。
演劇なんて仮想空間だし、別に無害だし、とか。
常識的に考えて、そんなん当たり前だRO!って言うのはナシw
その一般常識(辞書を常識とするならば)として「悪」が認められる世界が、この現実に存在する
それって冷静に考えたら結構スゴイ事なんだと思うわけですよ。
むずかしいね、ごめんね><。。
もう一つ調べてみた(反省の色無し
<wikipedia参照>
悪(あく)とは、文化や宗教によって定義が異なるものの、概ね人道に外れた行いや、それに関連する有害なものを指す概念である。平安末期から現れた「悪党」に見られるように、「悪」という言葉は剽悍さや力強さを表す言葉としても使われ、否定的な意味のみではない事にも留意する必要がある。例えば源義朝の長男・義平はその勇猛さから「悪源太」と称されている。
悪は善と対比される概念である。人間が善悪を意識、判断する場面は様々だが、家庭での躾から、教育、スポーツ、法律など、秩序を必要とするあらゆる場面で見出せる。生活に即したものとして宗教で、娯楽や伝承として物語の上で取り上げられる事も多い。その際は、善をすすめ悪を除外する事(勧善懲悪)、善と悪との対決などがしばしば注目される。
☆
善と悪は解釈や判断によって入れ替わる場合もあるため、人間は善であり、かつ悪であるという両立した存在であると見なす事が出来る。規則(ルール)や規範という形で存在するものは、このような混乱を避けるためによく用いられる手段である。
さて、さらに小難しくなってまいりましたw
あんまり深く突っ込むと
「倫理」
とか
「概念」
とか、思想論になるのでここでは省略。
上の説明文を簡単に要約すると
①「悪」って言葉は善くない事に使われる事が多いけど、善い意味で使う事もありますよ。
②「悪」と「善」は対になっていて、人間は様々な場面で善悪を意識して生きていますよ。悪VS善で、善が勝つという物語や考えは多くの人が持っていますよ。
そして、何が言いたいか
☆マーク下の文章
ここがOUTの遺伝子(ヨウヤクカ
善と悪は解釈や判断で入れ替わるから、人間は善と悪、両方を持っているとも考えられますよ。
ルールや規則は「それを作った個人、あるいは集団」が、中立で判らないものを「善い」と「悪い」に分ける為に使われますよ。
と言う事。
聖戦なのか、自爆テロなのか
他国の平和の為なのか、自国の威信の為なのか
しつけなのか、虐待なのか
教育なのか、体罰なのか
それは善意なのか、それともBIGなお世話なのか
原因は?それを主張するのは誰?基準は何?結論は?
冷静に考えてみると意外にも善悪の基準なんて曖昧な物なんだと考えさせられる事が多いんです(あくまで上記は例えです)
おいらは若輩な上、浅学なのであくまでも「非リアル世界での話」に留めておきますが
主役、悪役、と呼ばれるキャラクター達双方に「何故?」とお客様が考えられる余地を作りたい。
それが
・言われ無き理由で追放された人間が、生きる為に略奪者となった「鬼」(贋作鬼が島)
・国の守る為に自堕落な帝を暗殺しようとした皇后(贋作竹取物語)
・性差別を無くす為に権力を欲した女剣士(贋作竹取物語)
・暴力と金でしか愛情を表現できない悲しい詐欺師(贋作人魚姫)
・身代わりで犠牲になった弟の為、組織の王になる心優しき少女(新・贋作鬼が島)
・甘やかす事が息子の為だとかたくなに信じていた父親(そこにいなさい)
・世を乱す魔物を封印する為なら、どんな犠牲もいとわない陰陽師(贋作里見八犬伝)
・父から受け継いだ血筋と名誉を守る為、刀を血に染めた幕末の剣士(誠)
と言う悪役を産み出してきました。
今回の「刃」
お客様は「悪役となるべく位置付けられたキャラクター達」に
どんな「何故?」を投げかけるのか。
それを期待して今日は筆を置きます。
どこが「ちょこっと」やね~ん!
ごもっともです
長々とお付き合い有難う御座いました(マッタクダ
所要時間が約5時間の作業でした・・・orz
PS:今回のブログは色々と悩み考え抜いた作品なので、ご覧になった方は匿名で構いませんのでコメ頂けると幸いですww
なるべく判り易く書くから勘弁してね♪
悪が認められる世界は絶対に存在する。
こう書くと人格を疑われそうだが
確かに存在しているとおいらは確信しています。
それはどこか?
芝居や映画、TVやゲームの中の仮想世界
なのではないかと。
確かに漫画やアニメもそうだろうけど、とりあえずキリがないので省略
もしクッパ大王がいなければマリオは「イタリア系只の しがない配管工」だし
もし悪の王がいなければRPGの勇者は「人ん家に勝手に上がりこんで、金や武器を持っていく只の 泥棒」になってしまう。
もし悪代官がいなければ、水戸黄門は「只の 陽気なご隠居」
銭形平次はむやみにお金をまく「只の アブナイ人」
暴れん坊将軍に至っては「只の 暴れん坊暴君」になってしまう。
時代劇お約束の
悪代官:よいではないか!×2
芸者:あ~れ~!
も出来ない(コラ
もし怪獣がいなければ、ウルトラマンは只の 宇宙人である。
しかもやたら巨大の。
変身した瞬間、街はその巨体ゆえに破壊され死傷者が続出するだろう。
これでは「○○星人(バルタン星人とかね)」が「M78星人」に変わっただけで
どちらが悪者か判ったものではない。
科学特捜隊(ウルトラマンに出る怪獣を退治する機関)の格好の餌になる事うけあいですw
○○戦隊は
コスプレを通り越して只の変態に。
ナンバー無しの改造バイクに乗って、街をありえないスピードで爆走する
戦隊と同系統の仮面ライダーは
ビジュアル系の暴走族みたいなもんで
コスプレ集団の戦隊と違い
人々が許してくれても、警察は絶対に許してくれないだろうな。
捕まれば永久的に免許取り消し確定、である。
ゴジラ映画なんか存在すらしないwww
悪、つまりは敵役がいるお陰でそれを観る人達は興奮や感動、又は怒りや悲しみを持つ事が出来る。
おいらはそう考えています。
悪の存在は「只の○○」を「英雄」や「正義の象徴」に変えてくれます。
先に挙げた主人公達を輝かせ、引き立たせるのは「悪」あればこそ、と言っても過言ではないでしょう。
善が魅力的に見える為には、悪もまた魅力的でなければならない。
逆を言うと
悪が魅力的でなければ、善もまたその魅力が半減してしまう、ってことです。
OUTSIDER、少なくともおいら自身「悪役」が大好きですw
団体設立から今日にいたるまで、全ての作品に登場する悪役の描き方。特に言動、生き様、仕草等は、もしかしたら主人公以上にこだわってきたかもしれません(オイオイ
つまり「悪」の存在無しでOUTSIDERは語れないって事です。
勿論、この現実世界での「悪」を肯定してるわけではありません
「悪いもの」は「悪い」
「善いもの」は「善い」
その位の倫理観を持ってはいるつもりです。
まぁ、特定の方からは「悪人のくせしてw」って言われるでしょうが・・・orz
ん?
あれ?
おかしいな?
おいらを善人って呼ぶ人もいれば(イルノカ?
おいらを悪人って呼ぶ人もいる(コッチノガオオソウ
じゃあ悪ってなんなのさ!
調べてみた
<三省堂 大辞林 二版参照>
(1)わるいこと。否定すべき物事。道徳・法律などに背く行動や考え。
⇔善
「近代社会が内包する―」「―の道に走る」「―の限りを尽くす」
(2)演劇で、敵役。悪役。
(3)〔近世語〕悪口。悪態。
「よく―をいひなんす。ちつとだまんなんし/洒落本・妓娼精子」
(接頭)
名詞に付いて、畏敬の念を抱かせるほど荒々しく強い意を表す。
「―七兵衛」「―源太」
――に強きは善(ぜん)にも強し
大きな悪事をできる者は、改心すれば大きな善事もできるものだ。
☆注目してほしいのは上記(2)ね。
演劇に言及する事柄として「敵役、悪役」が使われてるって事は
(1)で示すリアル世界で「悪」は否定すべき存在だけども
(2)で示す(少なくとも)演劇の世界で悪のアイデンティティー(存在意義)は否定しない。むしろ肯定されてるって事だよね。
演劇なんて仮想空間だし、別に無害だし、とか。
常識的に考えて、そんなん当たり前だRO!って言うのはナシw
その一般常識(辞書を常識とするならば)として「悪」が認められる世界が、この現実に存在する
それって冷静に考えたら結構スゴイ事なんだと思うわけですよ。
むずかしいね、ごめんね><。。
もう一つ調べてみた(反省の色無し
<wikipedia参照>
悪(あく)とは、文化や宗教によって定義が異なるものの、概ね人道に外れた行いや、それに関連する有害なものを指す概念である。平安末期から現れた「悪党」に見られるように、「悪」という言葉は剽悍さや力強さを表す言葉としても使われ、否定的な意味のみではない事にも留意する必要がある。例えば源義朝の長男・義平はその勇猛さから「悪源太」と称されている。
悪は善と対比される概念である。人間が善悪を意識、判断する場面は様々だが、家庭での躾から、教育、スポーツ、法律など、秩序を必要とするあらゆる場面で見出せる。生活に即したものとして宗教で、娯楽や伝承として物語の上で取り上げられる事も多い。その際は、善をすすめ悪を除外する事(勧善懲悪)、善と悪との対決などがしばしば注目される。
☆
善と悪は解釈や判断によって入れ替わる場合もあるため、人間は善であり、かつ悪であるという両立した存在であると見なす事が出来る。規則(ルール)や規範という形で存在するものは、このような混乱を避けるためによく用いられる手段である。
さて、さらに小難しくなってまいりましたw
あんまり深く突っ込むと
「倫理」
とか
「概念」
とか、思想論になるのでここでは省略。
上の説明文を簡単に要約すると
①「悪」って言葉は善くない事に使われる事が多いけど、善い意味で使う事もありますよ。
②「悪」と「善」は対になっていて、人間は様々な場面で善悪を意識して生きていますよ。悪VS善で、善が勝つという物語や考えは多くの人が持っていますよ。
そして、何が言いたいか
☆マーク下の文章
ここがOUTの遺伝子(ヨウヤクカ
善と悪は解釈や判断で入れ替わるから、人間は善と悪、両方を持っているとも考えられますよ。
ルールや規則は「それを作った個人、あるいは集団」が、中立で判らないものを「善い」と「悪い」に分ける為に使われますよ。
と言う事。
聖戦なのか、自爆テロなのか
他国の平和の為なのか、自国の威信の為なのか
しつけなのか、虐待なのか
教育なのか、体罰なのか
それは善意なのか、それともBIGなお世話なのか
原因は?それを主張するのは誰?基準は何?結論は?
冷静に考えてみると意外にも善悪の基準なんて曖昧な物なんだと考えさせられる事が多いんです(あくまで上記は例えです)
おいらは若輩な上、浅学なのであくまでも「非リアル世界での話」に留めておきますが
主役、悪役、と呼ばれるキャラクター達双方に「何故?」とお客様が考えられる余地を作りたい。
それが
・言われ無き理由で追放された人間が、生きる為に略奪者となった「鬼」(贋作鬼が島)
・国の守る為に自堕落な帝を暗殺しようとした皇后(贋作竹取物語)
・性差別を無くす為に権力を欲した女剣士(贋作竹取物語)
・暴力と金でしか愛情を表現できない悲しい詐欺師(贋作人魚姫)
・身代わりで犠牲になった弟の為、組織の王になる心優しき少女(新・贋作鬼が島)
・甘やかす事が息子の為だとかたくなに信じていた父親(そこにいなさい)
・世を乱す魔物を封印する為なら、どんな犠牲もいとわない陰陽師(贋作里見八犬伝)
・父から受け継いだ血筋と名誉を守る為、刀を血に染めた幕末の剣士(誠)
と言う悪役を産み出してきました。
今回の「刃」
お客様は「悪役となるべく位置付けられたキャラクター達」に
どんな「何故?」を投げかけるのか。
それを期待して今日は筆を置きます。
どこが「ちょこっと」やね~ん!
ごもっともです
長々とお付き合い有難う御座いました(マッタクダ
所要時間が約5時間の作業でした・・・orz
PS:今回のブログは色々と悩み考え抜いた作品なので、ご覧になった方は匿名で構いませんのでコメ頂けると幸いですww