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食と生命
第七章、免疫
ーーー この不思議な浄化システム ーー
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第八章、痛みについて
●痛みを消す脳内麻薬
痛みは人間の肉体的苦痛として最大のものであり、誰しも本能的に逃れようとする。
たとえ病気が浄化作用であるとしても、痛みが強ければ、それから逃れようとして医薬に頼りたくなるのも、また人情である。
〝死んでもいいから、痛みを取って欲しい″という人間の切ない願いに応えようとして、古来医学が発達して来た、と言っても決して過言ではあるまい。
とは言え、痛みが肉体の危機を知らせる警告反応であることも事実である。
この世に居たいから痛いので、痛く(居たく)なくなればお終いーーーなどと駄洒落を言っても始まらない。
理屈はどうであれ、現に痛みがひどければ、人間誰しも救いを求めたくなる。
ここに薬物の誘惑ーーー麻薬を王座とするさまざまな鎮痛・鎮静剤が乱用され、習慣性となる最大の理由がある。
分かっちゃいるけど、やめられないというわけだ。
ところで、この麻薬であるが、一九七五年、ヒューズ教授(アバディーン大学)によって動物の脳からモルヒネ様物質(MLF)が抽出され大きな話題を呼んだ。
そして四年後。
麻薬研究の世界的権威、ゴールドスタイン教授(スタンフォード大学)が、モルヒネの二百倍も強力なMLFを脳(下垂体)から単離することに成功して、ダイノルフィンと名付けた。
現在では、これらの脳内MLFを総称してエンドルフィンと呼び、平均して麻薬の五十倍の鎮痛効果があることが確認されている。
人間の脳から麻薬の数十倍も強力な鎮痛物質が分泌されていたとは驚きである。
このエンドルフィンは、脳内においてPOMC(アミノ酸・チロシンから作られる)と呼ばれる前駆物質から作られるが、この時、エンドルフィンと同時にACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が同量作られることが明らかにされている。
ACTHは脳下垂体から分泌されるホルモンで、この刺激で副腎皮質ホルモンが分泌され、これが抗肉体的ストレス作用を発揮することは以前から知られていた(セリエのストレス学説)。
ところが、ACTHと同時に同量のエンドルフィンが脳内に分泌され、これが痛みや精神不安を解消するという抗精神的ストレス作用を発揮するわけで、この両面の働きによって、心身のストレスが解消されるのである。
天の配剤とは言え、この絶妙な働きには、今更ながら深い感動を覚えるのは筆者独りであろうか。
最近、中国のハリ麻酔が世界の注目を集めているが、数年前、日本の生理学者・武重手冬名誉教授(昭和大学・前医学部長)によって、ハリ麻酔の鎮痛メカニズムが生理学的に解明され、それがエンドルフィンの作用であることが立証されて、中国四千年の伝統医学の優秀性が見直されたのである。
「痛みにモルヒネ」という西洋医学の発想は、すでに過去のものとなり、人間本来の生理機能による「痛みのコントロール」時代が幕開けているのだ。
なお、武重名誉教授は、目下、気功の生理学的研究に鋭意努力されており、近い将米その全貌が明らかにされるであろう。
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●痛みを増幅する食毒
マサチューセッツ大の研究クループ(ワートマン及びファーンストローム)は、食事によって痛みに対する感受性(疼痛閾値 とうつういきち)が異なることを明らかにして大きな注目を集めた。
彼らの研究はこうだ。
炭水化物を摂ると、脳ー血液関門と呼ばれている関所を通ってトリプトファン(必須アミノ酸の一種)が脳内に入り、セロトニンという神経伝達物頁が生産される。
セロトニンは一名〝睡眠ホルモン″とも呼ばれており、このため眠くなる。
昔から腹がくちくなると眠くなると言われ、また事実そうであるが、この理由は、炭水化物(穀物類)食は脳内セロトニン濃度を高めるためである。
ところが、肉食の場合はこの逆で、脳内にノルアドレナリンやドーパミンなどの〝覚醒ホルモン″と呼ばれる神経伝達物質が出来るため、脳の、覚醒レベルが高まって寝付けなくなる。
肉と穀物では脳に対する作用が逆となるわけで、これが痛みの感受性に大きく関係するのである。
テンプル大学の研究チームは、慢性の顔面神経痛患者三十人を対象にして、高炭水化物食(低蛋白・低脂肪食)を一ヶ月間続ける臨床研究を行ない、著しい和痛効果のあることを明らかにした。
このように、穀菜食者は痛みに強く辛抱強いが、反対に、肉食をすると痛みに過敏となり、痛みが激しくて我慢が出来なくなるのだ。
これは心理的な暗示効果や神経的な作用ではなく、生理学的に立証された厳然たる生物学的法則なのである。
先程の武重名誉教授の研究によると、‘疼痛抑制機構には脳内エンドルフィンの他に、脳内セロトニンが深く関与するだけでなく、さらにCCKという神経伝達物頁が重要な役割をしていることが明らかにされている。
CCKは胆汁分泌を促す腸ホルモンで、十二指腸から血中に放出されるが、このホルモンは脳内において、エンドルフィンの鎮痛作用を抑制するブレーキ役をすることが確認されている。
そこで、肉食(特に動物性脂肪)をすると、十二指腸からCCKが血液中に大量放出され、脳内にもこれが増える。
その結果、脳内エンドルフィンの作動が抑制されるので、痛みに過敏となるわけだ。
実際、素食を常食とする民族は、昔の日本人を含めて、一般的に痛みに対して我慢強く、また辛抱強いことは、こうしたメカニズムによるものであろう。
ところが文明の発達によって高蛋白質の美食飽食を欲しいままにする生活は、脳内エンドルフィンの働きを低下させるため、痛みや苦痛に対して必要以上に過敏反応するわけである。
昔の日本の産婦や、今でも途上国の産婦たちが比較的安産であるのは、素食のためであるが、これに対して現在のアメリカでは殆どが麻酔分娩である事実は、この辺の事情をよく物語っている。
かって快禅和尚は「心頭を滅却すれば、火も亦涼し」と喝破して壮絶な焼死を遂げた。
この他修行僧の火渡り儀式や最近では欧米でもこの種の精神修業が話題になっているが、脳内エンドルフィンの作用が活発であれば、こうした芸当も生理学的に頷ける話である。
本来、痛みは自然の警告反応であるから、我慢できないことはないはずであり、また鎮痛機構も備わっているのに、それが辛抱しきれないということは、それ自体が反自然的現象であって、つまり食毒と薬毒、特に鎮痛剤と睡眠剤の乱用によるものである。
その結果、ますます頭痛、不眠その他の不快症状が増幅されていることを知らなくてはならない。
当世流行の精神安定剤や船酔い薬など、百害あって一利なし。
習慣性となって雪ダルマ式に薬毒が脳内に蓄積され、ついには廃人同様になってしまう。
「頭痛には○○を……」といったコマーシャルに騙されてはならない。
〝薬は毒〟であることをしっかりと頭に入れて欲しい。
ともあれ、痛みをコントロールするには、食事を改善し、病は浄化作用であることを確信して思い切って薬を止めること。
それが本当の解決策である。
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
病気は浄化作用
しかし、苦痛が伴う。
この苦痛を嫌がって皆が薬の効力に頼むのですが・・・
薬は毒ですから、この毒の作用が体のどこかに潜り込んで悪さをしてしまう。
だから、苦痛はイヤ、薬はイヤ
というワガママものには
手当法があります。
ボクは三十五年余り・・・・・いま454歳ですが。。
この手当法で腰痛から頭痛、肩こり、打撲痛等・・・
しのいで参りました。
世間からの冷たい目もしのいできました・・・
まあ、今では薬も医者も要らないなんて言うと変人に見られますが、前ほどではなくなってきましたね。
変人も珍人になり、そして沈人となって去ってゆくのでしょうが・・・・
ところで、手当法は痛み解消によく効いてきた(ただし人と時によって定番はないが)わけでして。
岡田式浄霊法では痛みの軽減が起こるのは、毒素の活力が減衰するからだというていましたね。
ゆえに、吾あれ。
あれ?
ゆえに、ボクも痛いときは手当てをしています。いまでも。
ぜひアナタもお試しください。
要領はブログのどこかに書いたつもりですから、あとはセルフサービスでよろしく。
痛いのにはその原因を作ったのを思い出し、それが解消するための痛みだと認めて
それから、自然治癒力の偉大さに感謝して、
それから
手当てをする。
手当てはあくまで副
自然良能力こそ主
最初から副を頼りすぎるとスカンを喰うこともありです。
しかし、副は医者も薬も無い無人島でもお役に立ちますね。
だって、
手だけあれば良いのですから。
じゃあ、手のない人は?
きっと
ユーフィリング かも知れません。
それもどこかに書いたつもりですが、どこだったかな?
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