今回の記事は生意気ながら、続き物になっています。
前編はこちら↓http://blog.goo.ne.jp/akky_k/e/c5987bd116f4d91ebb396154f870187e
…続き…
そして私は今回、大勢の人様の前に出る、と言うことで、失礼の無いよう、
事前に美容院を予約し、自分では出来ないようなアップスタイルヘアーを作ってもらいました。
白の上下の、勝負スーツで、ジュエリーも所持している中ではいいものを選んでつけ、まずは見た目から、キメて行きました。
そうやって見た目だけでも何とかし、自信につなげようとしました。
だから、大丈夫!と言い聞かし。。。
会場では、
「あれっ、緊張してるの。ぜーんぜん、緊張とかしないで、いつもの調子で大丈夫だよ。」
と、メイン司会の営業部長はにこやかに言われました。
さすがは、キャリアがある方は違うのねー、頼りになるわ、と思いました。
さあいよいよ、20分押しで式が始まりました。
まず始まりの言葉から、、、!?!?!?
ええっえーっと、しゃべっているのはどなたですか?
。。。って、やっぱり営業部長!?
今まで聞いたことのないくらいの、高音と速さで、営業部長が走りしゃべっています。
緊張しまくりで、手は震え、声は裏返り、同じところを二度読みそうになったり、
つまづいたら次は走ったりで、カミカミだし…
「もう、そのくらいでいい加減、いいだろう」、というくらい、
それはそれは、バラエティーにとんだ、「あがり」ようでした。
前言撤回!!
それを横で見ているうちに、私のほうは反面、どんどん落ち着いてきて、
鏡開きの紹介はしっかり、席次表と本人を確認しながら、
にこやかにゆっくり、聞き取りやすく、ノンミスで読むことが出来ました。
取締役社長、来賓代表の方の挨拶…
と続く間、今度は、営業部長、咳込んで止まらなくなっているではありませんか!
ありがたいお言葉を聴くどころか、話していない司会者のほうが目立ってしまっていて…。
でも、咳き込むその苦しみは、非常に分かるので、なかなか止まらないのが、かわいそうでした。
事前に私が、司会席に用意してもらっていた、
まさに「命の水」があったために、
少しは営業部長の咳の炎症は治まりましたが、あまりに苦しそうだったので
「あとは全部、私読みますので、大丈夫ですよ。」と、言ってしまったくらいでした。
なんとか前半はつまづきながらも終え、
その後の、宴会では、盛り上げ司会進行役も、もう二人いたのですが、
そちらの方々も普段お調子者で、式の前には、「ちっとも緊張しなーい」と言っていました。
…が、本番では声が裏返ってしまい、高音のマシンガントークで、びっくりしました。(しかも、ショーなどもほぼドン引き)
終演前に、祝電披露があり、5通ほど披露しましたが、
またそんな反面教師のおかげで、私は「聞き取りやすくゆっくり堂々と」、を心がけ、
我ながらスムースに披露することが出来ました。
そんなこんなで、どうにか、終演を迎えました。
終わってからすぐ、
「ここあ、あんな大舞台でも堂々としていて、かっこよかったー。」
「前で話した人たちの中で、一番上手だったよ。」
「声も聞き取りやすいし、全部、ここあがしゃべればよかったのにー。」
なんて、「褒めすぎだろう」というくらい、ありがたいお褒めの言葉をいただいてしまい、有頂天になりました。
そしてまた、みんな、そんなに聞いていてくれてたのー。とびっくりしました。
実は、開演寸前に、私の心の中は、
「どうせ、私の言うことなんか、誰も聞いてないよ。この会社にも、別に、何の思い入れもないしー。そんながんばっても、何の評価もしてもらえないだろうしさー。早く終われー。」
…という感じの、かなり排他的な、ひねくれた根性でいました。
それがかえって逆効果となり、緊張せずにすんだのかもしれません。
今回緊張してしまった方々は、真面目で、会社が好きで思い入れが強く、
「自分を良くみてほしい」的な気持ちが、緊張につながったのかもしれません。
また、被害妄想女王の私は、自分が会社でも嫌われていると思い込んでいるので、
「なんであいつが前に出てんの」的なこと、みんなに思われているんだろうな。
とも思っていました。
が、今回ほめられたことで、実は優しくていい人ばかりなのでは?
と思いなおしました。
知らず知らずのうちに、プレッシャーを感じていたのか、その後は、しばらくは疲れが抜けず、眠い日々が続きました。
今回は達成感があり、色々勉強になりました。
何事も、取り組むときには、はったりだとしても、せめて外見だけでも、
自分のできる限りのことをしたうえで挑めば、堂々としていられて自信につながり、
満足のいく結果が得られるんだなあ、と思いました。
オヤジゴルフではないけれども、「まずは格好から」っていうのも、一理あると思います。
しかし、大勢の前で注目を浴びるって…お偉い人も皆、私の一言で動くって…
かなり気持ちいいかも!!!って思ってしまいました。
やっぱり司会の子は司会
(実は母親は婚礼などを中心とした司会業を営んでおります。ご入用な際には、お声をおかけください…)