ときどき霧雨の降る一日だった。雨の止み間に、妻が昨日来訪の孫と散歩に出かけた。孫のペースに合わせてゆっくりコスモスの花を愛で、孫と話ながら歩く。孫にはどのように映っているのだろうか? 大人がとらえる自然は、広々とした、一面に咲く花畑の美しさだ。しかし、80cmほどの身長からすると、最長2m近く伸びている、コスモスの高さよりだいぶ低い。半分以下だ。すると、彼の見るコスモスは下から見た花びらだと思われる。
妻は、低めの花を探しながら、一つひとつの花、茎や葉などを説明する。孫は聞く間もなく、そっと指先で触れては、手を引っ込めるしぐさを繰り返す。触れてみたい好奇心と触った時の驚きを味わっているようだ。
毎年、道路側に垂れさがり、鮮やかな赤い実が目につく野草?がある。すると、孫が「アッ、アッ」と片言を発しながら、その先を示した。すると、雑草の葉の中から、ブドウのような青紫色の実を発見した。
01
孫の目線でみると、青いブドウのような小さな実が見ることができる。実の一粒の大きさは6mm程度。

毎年見られる赤い実の野草。垂れ下がっている。
妻が、「孫と散歩して居たら、毎年みられる赤い実の野草の近くに、ブドウ色のような小さな実をつけた植物を発見した」という。「孫と歩いたお蔭だ」と、まるで新種の草木を発見した時のように喜んでいた。図鑑で調べたところ、「アオツヅラフジ」というそうだ。
しばらくして、再び孫がパパと散歩に行ったとき、その青紫の実を食べたがったという。孫の家では、少しだが、窓際の壁に這わせるようにブドウを祖父が育てている。収穫して食べている。
大人目線ではこの実はなかなか、発見できない。コスモスやススキに注目してしまう。そして、大きな葉でもっと目立つ葛は、花が咲いていないと、鬱陶しいツルとして無視してしまう。見えていても注意がゆかない。ましてや、何かのきっかけがないと、草むらに隠れるようにしている物は見逃してしまう。
時には、小さな子を連れて散策するのも面白い。
妻は、低めの花を探しながら、一つひとつの花、茎や葉などを説明する。孫は聞く間もなく、そっと指先で触れては、手を引っ込めるしぐさを繰り返す。触れてみたい好奇心と触った時の驚きを味わっているようだ。
毎年、道路側に垂れさがり、鮮やかな赤い実が目につく野草?がある。すると、孫が「アッ、アッ」と片言を発しながら、その先を示した。すると、雑草の葉の中から、ブドウのような青紫色の実を発見した。

孫の目線でみると、青いブドウのような小さな実が見ることができる。実の一粒の大きさは6mm程度。

毎年見られる赤い実の野草。垂れ下がっている。
妻が、「孫と散歩して居たら、毎年みられる赤い実の野草の近くに、ブドウ色のような小さな実をつけた植物を発見した」という。「孫と歩いたお蔭だ」と、まるで新種の草木を発見した時のように喜んでいた。図鑑で調べたところ、「アオツヅラフジ」というそうだ。
しばらくして、再び孫がパパと散歩に行ったとき、その青紫の実を食べたがったという。孫の家では、少しだが、窓際の壁に這わせるようにブドウを祖父が育てている。収穫して食べている。
大人目線ではこの実はなかなか、発見できない。コスモスやススキに注目してしまう。そして、大きな葉でもっと目立つ葛は、花が咲いていないと、鬱陶しいツルとして無視してしまう。見えていても注意がゆかない。ましてや、何かのきっかけがないと、草むらに隠れるようにしている物は見逃してしまう。
時には、小さな子を連れて散策するのも面白い。