標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

教育現場の甘い熱中症に対する警戒:命を守る教育を大切にしよう!

2018-07-17 19:54:44 | 日記
連休中に熱中症で搬送された人は、全国で5616人が搬送され、その日のうちに亡くなった人は14人だったとのこと。
そして、今日は愛知県で小学1年生が、郊外学習中に熱中症で死亡した。連日、気象情報で熱中症の危険がくり返し警鐘されているのに、何故、猛暑日に校外学習を行ったのか? 中止という決断を下せなかったのだろうか。取り返しがつかない過ちだ。

だが、多分、残念ながら、当該小学校に限らない、全国の教育現場で起こりうる事案ともいえるのではないだろうか。今回の豪雨災害での自治体の判断の遅れが指摘されているが、同様に危急の事態の判断ができないということだ。

今日の報道番組で何人かのコメンテーターが述べていた。「熱中症についても政府が、リスクを管理すべきだ」「災害の避難警報と同じように、気象庁から高温警戒情報が出たら、(屋内の涼しいところなどに)避難するなどの指示を出す」など。

本来は政府が支持をせずとも、少なくとも教育機関は、独自で、「命を守る」ということで屋外での行事など、熱中症になりそうなことは中止するべきだ。子供は自分では判断できにくい。英断を下すのは大人だ。「何故、行事を中止したのか」と、苦情を言われても、後で、理由を説明すればよい。しかし、郊外学習を実行したために生徒が亡くなったというのは、謝罪しても「命」は取り戻せせない。未来のある子供たちの教育に関わる方々は、掛け替えのない「命」を守るということの大切さを、もっと認識してほしい。今回の事案はあまりにも悲しすぎる。
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