権丈善一 再分配政策形成における利益集団と未組織納税者の役割

タイトル 再分配政策形成における利益集団と未組織納税者の役割 : 再分配政策の政治経済学
別タイトル Interest Groups and Unorganized Tax Payers in Policy Making Process : A Political Economy of Income Redistribution Policies

著者 権丈, 善一(Kenjoh, Yoshikazu)
慶應義塾大学商学部

形態

上位タイトル 三田商学研究 (Mita business review). Vol.42, No.6 (2000. 2) ,p.59-

識別番号 ISSN 0544571X

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抄録 この研究では,経済学における所得再分配政策の取り扱いを概観して,所得再分配政策が存在する理由,およびこの政策に変化をもたらす要因を考える。まず規範分析としての新厚生経済学,この体系のなかで重要な役割をはたす補償原理を批判的に検討することにより,分配問題が,経済学者の分析から無視されてきた経緯を考察する。つぎに,再分配政策の「事実解明的(positive)アプローチ」として,Downs (1957), Olson(1965), Becker(1985)の延長線上にあるDenzau and Munger (1
キーワード 所得再分配
社会保障
税制
政治経済学
公共選択論
利益集団
投票行動
未組織納税者
権力論
民主主義