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ザ・ハングマンより

懲りずに「ザ・ハングマン」です。今回も2題。

・「ハレンチ検事は被告席で泣け」
ある殺人事件の法廷。被告人の新井に対し牛島検事があることないこと言っていた。
「彼の残忍な殺人を今一度思い出してもらいたい。私利私欲のために金融業の金森を果物ナイフで刺殺、さらにその妻をも手にかけた」
そして牛島は新井を極刑にせよと言って弁論を終えた。すると新井の妻がよくもいい加減なことを、主人が人殺しなんてと泣きながら訴えた。
閉廷後新井は窓から飛び降りた。一命を取り留めたと言う報道だったが、それを読んだマイトたちハングマンは牛島検事を調べろということに…

・「コンピューター死刑執行人登場」
夜、ある個人事業主がひき逃げ事故を起こした。
翌朝、その事業主浅川の店にひき逃げされた男が松葉杖と三角巾姿で登場。
「あんたひどい人だねぇ。全治一ヶ月だよ」
浅川は必死に謝るが、男(実は当たり屋)は浅川を脅迫し、仕入れ代金を治療費の名目でくすねた。耐えられなくなった浅川は手首を切って自殺した。
これがハングマンの仕事となった。実は今回が3件目、すでに貴金属店と玩具店の主人が経営不振で自殺していると言うのだ。が、最近になり経営不振になったということが臭いのだ。
調べ上げた結果、以下のからくりが判明した。

冒頭にもあるような当たり屋が交通事故をでっち上げた
 ↓
当たり屋が店を脅迫
 ↓
バッタ屋(在庫品を二束三文で買い叩く業者)が在庫を買い叩く

このパターンはその後のシリーズにも出てきます。あと現代だと振り込め詐欺も該当しますね。

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