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擾乱大補湯

かげふみ人の第4話です。僕も風邪引きましたが、季節はもう秋ですからね。ましてこっちのほうは・・・

この世の終わりのような暗雲立ち込める江戸の秋。北町奉行所与力の田中小次郎(三木眞一郎)が突然風邪を引いてしまう。そこに漢方医が現れ、ちょっと小次郎の風邪を軽くする知恵があると言い出した。
「実は今、京城からいい人参が手に入った。これ使えばきっと大丈夫」
そして京太郎(杉田智和)と古泉(小野大輔)も手伝うことになる。

その頃江戸の町では貧しい町人が人参よこせの大騒ぎ。それをハルヒも目の当たりにしてしまう。しかし町人たちは薬種問屋の前で浪人・大原(鈴村健一)に跳ね除けられる。
「お上に逆らおうが逆らうまいが、薬種問屋から人参を持ち出そうとは不届き者め」
結局町人たちはその場を立ち去ってしまった。
「ちぇっ、悔しかったら浪人に立ち向かってみろ」

そんなある日、薬種問屋の五条屋から人参など薬種が奪われ、警護に当たっていた番頭ら数人を惨殺する事件が発生する。
北町奉行所はこの事件を物取りの犯行と見る。しかし翌日、今度はまた薬種問屋の高岡屋に賊が押し込んで一家皆殺しの惨劇。これにより薬種問屋は警戒を厳しくする。
さきほどハルヒが見ていた薬種問屋・森屋では大原以外にも浪人が多々集まっていた。大原は元長州藩士であり、吉田松陰の逮捕をきっかけに萩を出奔したのだ。そんな同志が森屋に集められた。
「松陰先生を救うために、まずは薬種をあるだけ漁ろう。そして折を見て牢屋敷に入る」
大原をリーダーにして浪人たちは計画を練った。しかし森屋は彼らを商売敵抹殺の道具にしか思っていなかった。

小雪(茅原実里)とみくる(後藤邑子)は瓦版を刷りながら、江戸の現状を嘆いていた。
「人参がほしいからって、義賊の真似をする人がいるみたいですが」
「そう言えば松陰先生の処刑日が決まった」
「ま、まさか」
「・・・そのまさか」
小雪は戯作を書く傍ら、算盤を自作していた。歯車を付け、歯車にあわせて算珠が動くという仕組み。
(すでに1830年、イギリスのバベッジという人が解析機械を発明していますから、それより28年後に小雪はこんな計算機を作っていたことになります)

奉行所ではなかなか薬種問屋強盗を捕らえられず苛立っていた。
「このままではお上のご威光に傷がつきますよ」
田中に猛省を促されては、京太郎も古泉もひたすら江戸の街を探索するほかない。
そんな時、ハルヒが森屋の前を通りかかる。
「八丁堀、この店に用かい?」
「薬種問屋の強盗のことで」
すると人参目当ての町人がまた森屋の店先でトラブルを起こす。そして大原の出番。
大原は町人に斬りかかった。ハルヒは出ようとしたが、相手が武士と知っていたので出なかった。
大原は町人に一太刀浴びせる。そこに京太郎と古泉が飛び込んだが、大原は森屋の正当防衛を主張。

斬られた町人の娘がその夜小雪のところへ。
森屋は大原たち元長州・水戸の浪人と組んで悪事を働いているという。そして大原たちの反政府の思想を利用して幕府の奥医師ともつながっているらしい。
「わかりました。わたしたちは悪しき人間の影を踏むのが生業、決して悪いようにはいたしません」
すると娘はかげふみ人は何者かをたずねるが、みくるはそれは禁則事項と言う。

鶴屋(松岡由貴)の軒下でかげふみ人の作戦会議。小雪は森屋に新型の算盤を手渡したことがある。京太郎と古泉も森屋と大原の顔を覚えている。中に入るのはハルヒを含め4人、みくると鶴屋は外で後方支援となった。ついに運命の夜がやってくる。

仕事の後、森屋に大量にあった人参などは奉行所を通じて人々に分け与えられた。ハルヒたちもそのご馳走にあやかろうとするが、押し合いへし合いの末ようやく手に入れたのは太一がいた小屋の雑穀入り薬湯であった。
「う~、うまいっ」

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