ラベンダー畑で有名な富良野の「ファーム富田」。北海道を代表する観光名所の一つです。夏の観光シーズンには駐車場を求めて周辺道路が渋滞することでも有名ですが2020年は新型コロナの影響で訪問客も減少とか。7月中旬のラベンダー祭りも中止ですが「満開を迎えた」との報道もあり出かけました。申し訳ない気もしますが落ち着いて満開のラベンダーと周辺景色をゆっくりと鑑賞できました。
「ファーム富田」の訪問は三度目です。一度目は妻・娘と三人で「羽田空港→旭川空港（旭川泊）→旭川駅前発の一日周遊観光バス」で訪問、二度目は夫婦二人で「羽田空港→新千歳空港（札幌泊）→旭川駅発ノロッコ号でラベンダー畑（臨時）駅」より訪問しました。我が家は以前より「ファーム富田ファンクラブ」 の会員でもあり自宅には関連グッズが欠きません。
今回は札幌の自宅から平日に地下鉄とJRででかけるつもりで「乗り換え案内」で検索です。今年はラベンダー畑（臨時）駅に停車するノロッコ号は土日休日のみ運行ですので選択肢は二つ。「札幌駅→特急で旭川駅・同駅でJR富良野線に乗り換え→中富良野駅」か、「札幌駅→特急で滝川駅・同駅でJR根室本線に乗り換え→富良野駅・同駅で富良野線に乗り換え→中富良野駅」どちらか。特急も普通も運行本数が少なく待ち時間を含める3時間以上かかりますが朝早起きをして出発です。
「ファーム富田」のアクセス情報では、「ラベンダー畑（臨時）駅」開設時以外の最寄駅はJR「中富良野駅」。駅からタクシー位はあるだろうと思っていたのですが1台の待機もありません。電話すれば来るのでしょうが徒歩で約25分とのことですので天候も悪くはないので歩いて向かいます。
途中に中富良野町立のラベンダー園がありますがコロナの影響で観光リフトが運行中止のため左手に眺めつつ「ファーム富田」に向かい程無く到着です。
「花人の舎」辺りから入園し畑を眺めつつ「ポプリの舎」へ移動し、十勝岳連峰を眺めるデッキで軽く昼食です。以前はスープカレーがあったのですが、諸般の事情か今は無く、普通のカレーとコロッケバーガー、缶ビールで済ませます。
高台の「トラディショナルラベンダー畑」へ移動。急斜面を登ります。周囲を見渡せば一面紫で綺麗な風景が広がります。
「森のラベンダー畑」「白樺の森」「森の彩りの畑」等を経て「彩りの畑」へ。
金色に輝く植物は何かと思うと大麦でした。途中、整地されるも何も植えられていない場所があったので将来的には更に畑が拡張されるのかも知れません。
最後に「花人の舎」に戻りラベンダーソフトを食べたり、ポプリ、リース等のグッズを購入し帰途につきました。帰りは駐車場にタクシーが待っていました。
さわやかな天候で遠方の十勝岳連峰も鮮やかに見え、満開のラベンダーに大いに満足でした。コロナが終息すれば訪問客も回復することでしょう。今後とも「ファーム富田」の頑張りと発展を期待します。
＊帰る前に隣の「富田メロンハウス」に立ち寄ります。「ファーム富田」とは何の関係もないとのことで典型的なコバンザメ商法ですが、食事の選択肢は「ファーム富田」より広く設備も立派です。幾多の苦労を経験してここまで園を大きくし、入場料も取らずお金と人手をかけて畑を維持管理している側からすれば忸怩たる思いでしょうが・・。
「ファーム富田」
〒071-0704 北海道空知郡中富良野町基線北15号
TEL 0167 39 3939 FAX 0167 39 3111 ／https://www.farm-tomita.co.jp/
入場料無料/年中無休（営業時間は季節により変動）
（２０２０．７．２７訪問）
