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札幌・円山生活日記

内藤聡介写真展「碧きキューバ ~cuba azul~」と。~富士フイルムフォトサロン札幌ほか~

“キューバにある建物、車、暮らす人々などは後世に伝えたいまさにカリブ海の宝石。そんな冷戦時代社会主義の色が未だに残る宝石達を碧色で統一し、表現してみました”。2018年のキューバ訪問時の写真40点を展示する内藤聡介さんの写真展「碧きキューバ ~cuba azul~」が「富士フイルムフォトサロン札幌」で開催です。

今日は「大通公園」近くの「富士フイルムフォトサロン 札幌」と「札幌市資料館ミニギャラリー」でのアート鑑賞です。「大通駅」界隈で所要があり当初は6つのミニギャラリーで市民サークル等の展覧会が開催されている「札幌市資料館」をメインに訪問する予定でした。会場に向かうべく地下鉄東西線「大通公園駅」から「西11丁目駅」方向へ歩いていたところ「富士フイルムフォトサロン 札幌」が目に留まり予定になかった同サロンも覗いてみることにしました。するとフリーカメラマン兼ツアーコンダクターとして活動される内藤 聡介さんの「碧きキューバ ~cuba azul~」と題する巡回写真展が開催されていました。とても印象的なキューバの風景をモノクロ青一色で表現した40点の写真が展示されており大変魅了されてしまいました。しかも写真撮影・公開OKとのことで会期の最終日となってしまいましたが紹介させていただきます。

「富士フイルムフォトサロン札幌」。大通西6丁目の「富士フィルム札幌ビル(地図)」の1階です。
内藤聡介写真展「碧きキューバ ~cuba azul~」9月2日(金)~7日(水)。
同ポストカード。


“2015年、長らく続いた社会主義政策から経済の自由化政策へと改革が進むことになったキューバ。 カストロ議長が逝去し、米国との国交が回復し急速に街が変化を遂げてゆくのが、取材へ行く度に手にとるように分かりました。 社会主義時代に築かれた街は今も時が止まったかと思わすほどの景色でしたが、もしかしたら今後街は変貌を遂げて進化し、今回発表する光景はもう見られないかも知れません。タイトルにある『碧』とは単なる色だけでなく、宝石という意味もあります。キューバにある建物、車、暮らす人々などは後世に伝えたいまさにカリブ海の宝石。そんな冷戦時代社会主義の色が未だに残る宝石達を碧色で統一し、表現してみました。”
写真撮影・公開OKです。


内藤聡介写真展「碧きキューバ ~cuba azul~」の会場風景。作者の内藤 聡介 (ないとう そうすけ)さんも在廊で色々とお話させていただきました。 

内藤 聡介 (ないとう そうすけ)
1981年神奈川県生まれ。2010年にイギリスに渡り独学でカメラを始める。
2012年帰国後大手旅行会社のツアーコンダクターとして80か国に渡航。その際に訪れたキューバに魅了される。現在、フリーカメラマン兼ツアーコンダクターとして活動中。写真家 谷中靖氏に師事。

内藤さんはツアーコンダクターで訪れたキューバに魅せられ写真撮影目的で単独で訪問するようになったそうです。
街中にはスペイン植民地時代のヨーロッパ風の石造りの建物が残る古き良き雰囲気だとか。
壁に描かれた革命の英雄チェ・ゲバラ。 
キューバでは米国製のクラシックカーが現役で活躍しておりファンには垂涎ものだそうです。1959年のキューバ革命時に残されたアメ車を修理しながら使い続けているとのこと。
国自体は豊かではないものの国民は明るくいたって陽気だそうです。調べたところキューバの一人当たりGDPは8,433ドル(2017年:世銀)ですので東南アジア諸国ではタイとマレーシアの中間あたり。決して貧しい国ではありません。ホテル・レストラン等の観光関連では英語も通じて治安の心配もないそうです。
カフェに集まる人々。内藤さんが街中で撮影していると人が寄ってきて”良いところに案内してやろう”とカフェorバーに連れていかれたそうです。一杯奢らされたそうですが決して昏睡強盗なんかは無いそうです。
アパートの女の子。決して監禁されている訳ではありません。

路地裏の風景。

庶民の生活空間です。確かに魅せられます。
《早朝の釣り人》。
《ある時代の記憶》。

現役で仕事をし中南米地域を担当していた際にキューバ関係者から一度現地を視察して欲しいと言われたことがあります。その時にアメ車のクラシックカーのことなどを聞いて少しは心が動いたのですが結局は移動時間の長さなどに恐れをなして行けませんでした。今思えばもう少し思い切って訪問しても良かったかとも思います。今回の写真展を見てその想いを強くしました。そんな記憶にとどめたい風景の印象的な写真展でした。

折角ですので「札幌市資料館ミニギャラリー」にも足を運びます。
本日の「催し物のご案内」。

【ミニギャラリー1】

「水彩画サークル“あじさい展”」
武田勝二さん《静寂(阿寒湖の原生林)》。

【ミニギャラリー2】
「パッチ・ワークキルト三人展」。

【ミニギャラリー3】
「第32回ボワパレット水彩展」。
高尾雅美さん《オランダの人形》。

【ミニギャラリー4】
「竹本修 水彩画展~大切な光景~」。
竹本修さん《運河のある街》。
竹本修《凱旋門の夕陽》。
竹本修さん《まなざし》。
竹本修さん《紅葉の染まる水道橋》。

【ミニギャラリー5】
「阿部俊一 写真教室写真展」。
石井一夫さん《少年の夢》。
石井一夫さん《早暁の海染まる》。
講師の阿部俊一さん《雨上りの贈り物》。
講師の阿部俊一さん《氷上に咲く花》。

【ミニギャラリー6】

「豊平公園 水彩画展」。
石川公男さん《あじさいと白樺》。

「大通公園(西12丁目)バラ園」の秋咲きのバラもきれいでした。公園内では「さっぽろオータムフェスト2022」の準備も着々と進んでいるようでした。以上で本日の散策・アート鑑賞は終了です。ありがとうございました。

内藤聡介写真展「碧きキューバ ~cuba azul~」
開催期間 2022年09月02日~2022年09月07日
開催場所 富士フイルムフォトサロン札幌
 (札幌市中央区大通西6丁目1富士フイルム札幌ビル1階)
主催者 富士フイルムフォトサロン札幌
お問合せ 富士フイルムフォトサロン札幌
電話 011-241-7170
公式サイト https://www.fujifilm.co.jp/photosalon/

札幌市資料館
札幌市中央区大通西13丁目
営業時間 9時~19時
定休日 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金 無料
電話 011-251-0731
公式サイト https://www.s-shiryokan.jp/
(2022.9.6訪問

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