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おおむねごはんばかり。

毛並みは飼い主の

2016年09月01日 | ありきたりな毎日


餌を由来とした猫の体臭。毛並みは飼い主の情愛の証だとか、それぞれの質の現れようだとか、早朝の朝焼けを受けて茜色な猫部屋で給餌しながら6匹を眺める。

台風の過ぎ去った後の晴れ渡った空。幾人の単位を越える犠牲になった方の冥福を祈る。稲穂の実る田圃には早くもトンボが跳び回りとても静か。何処かの枝に休んで餌を探す雀の鳴き声が妙に聴こえる。深呼吸。吸って吐いて、吸って吐いて。

自宅からどうにも出られなかったのが、一転して自宅にいられない雰囲気に変わる。胎内回帰が煩わしく感じられて、産道を求めてしまう感覚。箱の中にはいられない。かといって、また別の箱に辿りつくことしかできない。

たゆたうことでしか、安寧を得られないのであれば、歩き続けていればいい。
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