GORE LOVERS

血しぶきホラー映画無法地帯

影なき淫獣

2014-10-28 09:34:42 | 殺人鬼
I CORPI PRESENTANO TRACCE DI VIOLENZA CARNALE
監督・脚本:セルジオ・マルティーノ
製作:カルロ・ポンティ
出演:スージー・ケンドール、ティナ・オーモン





イタリアの学生街で連続殺人事件が発生。友人が犠牲になり、心的ショックを受けた女学生のジェーンとダニエラは友人らと田舎の別荘へ療養に行く。しかし、そこにも犯人が現れ殺人を繰り返す。別荘の2階で休んでいたジェーンは目が覚めると、ダニエラら3人が死んでいるのに気づき愕然とする。さらにそこに犯人が現れジェーンはとっさに身を隠す。さらに犯人はジェーンの覗き込む目の前で、死体を鋸で切り刻んでいく!




スラッシャー・ムービーの元祖にして、ジャーロの傑作。直接的な残酷シーンは、特殊メイクのボロを出さないためにか一瞬しか映さないが、途中犯人が死体を切り刻む場面がじっくり描かれていて、ここは何度見ても嫌~な気分が味わえる。こことて、バラバラにする直接的な表現は少ないのだが、死んで無表情になっている女性の死体が鋸を前後に動かす動作で、ユッサユッサと揺れるのが絶妙な嫌悪感を感じさせるのだ。





ストーリーは2部構成的な作りで、前半が学生街で起こる連続殺人で、影のある人物が次々に登場、犯人は誰なのか!?と問いかけ、後半は別荘でジェーンが犯人と対決する密室サスペンスになっている。犯人が身近で意外な人物で、その動機が幼少期のトラウマ事件が発端になっているのもジャーロの定番中の定番。殺される女性がキレイどころを揃えていて、かつエロティックなシーンも豊富で、エロ・グロ要素ともに充実した作品だ。




コメントを投稿