東京にて思う事。

色んな問題が次から次へ起こり、いったい何を書けばいいのか、むしろ何か書けるのか？
そんな事を思いながら半月が経ってしまいました。

被災をされた方々、大切な人や家、町までも失った方々の苦しみたるや想像だに出来ません。

そういう極限の人達がいる事は百も承知の上で、東京にいる自分は自分なりに地震後に感じた事もたくさんありました。

それは非常事態に立たされた時の個人の価値観の違い。

自分の命、家族の安全やこれから生まれる命への責任を考える事。
一方で会社やバンドだったり、社会的な生活を送る上での責任を果たす事。

非常事態において個人がどう行動し何を発言するか。
決まった正解は無い事だから、それぞれの価値観が交錯して各所で心の二次災害が起きていたように感じます。

色々なチャリティーが行われたり、日本人みんなで頑張っていこう！っていう動きがある一方、一番身近なところで関わっていたはずの人たちの心と心が離れて行ったのはとても切ない…。

もちろん、そういう事が今までだって無かったわけではないんですが、どちらの気持ちも分かるから、お互いにもう少しづつ歩み寄ればいいのになと思います。こんな時だからこそ。

なんだかAC～って感じの話になってしまいましたが…。

知り合いが『多かれ少なかれみんな被災者なんだ』と言っていましたが、本当にそうだと思います。

被災地の復興は勿論の事、東京でもみんなが安心して暮らせる日々が早く戻って来ると良いな。



何とも言えない表情で見守るシーサー。