『無人島に持って行く一枚は?』と聞かれれば、
僕が真っ先に思い浮かべるのはダニー・ハサウェイの『Live』
高校生の時、初めて聞いて衝撃を受けて依頼、今ではあえて日常的には聞かないけど、道に迷った時には必ずここへ戻ってくる。
二公演をまとめている本盤はA、B面でギタリストが違う。
フィル・アップチャーチ、そしてコーネル・デュプリー。
どちらもソウル界の巨星達を支えた名ギタリストだ。
どちらかといえばデュプリーの方が有名だけど、自分はフィルの巧みにヴォイシングを操るプレイに心魅かれたクチ。そんなフィル・アップチャーチの動画検索していたある日、凄く変わったギターを発見した。
彼が弾いているガットギター。調べるとブラジルのGianniniが作っているクラビオラというギターだった。以来、僕のクラビオラ探しの旅が始まった。
まず国内のサイトやオークションを探すも、日本には一本も売っていない。
海外のオークションを見ると何点かは出品があった。しかしクラビオラはワシントン条約にひっかかるブラジリアンローズウッド(ハカランダ)という材を使っており、輸入には手間のかかる申請が必要な為、個人では取り合ってくれない…。
それでもどうにかして手に入れようと、アメリカ在住で輸入を手伝ってくれる人を探すも上手く行かず…。
オークションや楽器関係のサイトを検索し続けること約2年。
ついに1週間前、日本のオークションでクラビオラを見つけた!!
めっちゃくちゃ嬉しかった。
しかし、その次の瞬間。信じられないことが起きた。
サウンドホールから見えるラベル、そのラベルの上にさらにラベルが張ってあった。
"PHILIP R. UPCHURCH" の文字?
その下には住所も書いてある(涙)
嘘だろーーーー!!!!?
もう一度YOUTUBEを確認してみる。
トップもサイドも、木目がまったく一緒!!!!!
それはフィルが所有していた、まさにそのクラビオラだった。。
出品者は鳥取の人で主に家電などを扱っているらしく、フィルどころかクラビオラの事もよく分かっていない。部品が外れているからジャンク品、格安で~と言っている。
なんで鳥取にあるの?笑
それから1週間、僕はひたすらにクラビオラを見守った!
見守っても見守っても、誰も入札をして来ない…
結局、ありえない価格でそのクラビオラは僕のもとに辿り着いた。
1978年製でフィルが弾いている映像が1985年。
ボリュームとトーンのツマミは外されていたが、ピックアップ自体は生きていた。
トップ板はだいぶ日焼けして、貫禄が出ている。
"PHILIP R. UPCHURCH"のラベルに触れてみると、乾燥のため一瞬にしてパリっと剥がれた。
ラベルは二枚重ねで張ってあり、下のラベルには前の住所が書いてあった。
売りに出したのか?盗難にあったのか?誰かにあげて、その人が亡くなって…想像が膨らむ。
このクラビオラがどんな旅をして来たのかは分からないけど、指板にはしっかりフィルの手跡が刻まれていた。今までに見た事の無いレベルで、均等にどのポジションも綺麗に弾き込まれている。
そしてなにより音が最高。この小さなボディーからは想像も付かない豊かで優しい音。
さっそくライブで使いたい。
★12/9(日)
@下北沢GARAGE
出演:岡本英之、仰木亮彦、The Remember Me、katyusha、MARIKOV
open17:00/start17:30
Ticket 前売り2,500円/当日券2,800円+1D
チケット発売日 11月3日:GARAGE、e+、ローソンチケット(Lコード76268)
お問い合わせ:下北沢GARAGE
★12/22(土)
@下北沢lete
仰木亮彦 & 福島ピート幹夫
Open 19:00 / Start 20:00
Charge 予約 2,000円 + drink / 当日 2,300円 + drink
そんなわけで、クラビオラの新しい旅が始まります。
よろしくどうぞ!!
僕が真っ先に思い浮かべるのはダニー・ハサウェイの『Live』
高校生の時、初めて聞いて衝撃を受けて依頼、今ではあえて日常的には聞かないけど、道に迷った時には必ずここへ戻ってくる。
二公演をまとめている本盤はA、B面でギタリストが違う。
フィル・アップチャーチ、そしてコーネル・デュプリー。
どちらもソウル界の巨星達を支えた名ギタリストだ。
どちらかといえばデュプリーの方が有名だけど、自分はフィルの巧みにヴォイシングを操るプレイに心魅かれたクチ。そんなフィル・アップチャーチの動画検索していたある日、凄く変わったギターを発見した。
彼が弾いているガットギター。調べるとブラジルのGianniniが作っているクラビオラというギターだった。以来、僕のクラビオラ探しの旅が始まった。
まず国内のサイトやオークションを探すも、日本には一本も売っていない。
海外のオークションを見ると何点かは出品があった。しかしクラビオラはワシントン条約にひっかかるブラジリアンローズウッド(ハカランダ)という材を使っており、輸入には手間のかかる申請が必要な為、個人では取り合ってくれない…。
それでもどうにかして手に入れようと、アメリカ在住で輸入を手伝ってくれる人を探すも上手く行かず…。
オークションや楽器関係のサイトを検索し続けること約2年。
ついに1週間前、日本のオークションでクラビオラを見つけた!!
めっちゃくちゃ嬉しかった。
しかし、その次の瞬間。信じられないことが起きた。
サウンドホールから見えるラベル、そのラベルの上にさらにラベルが張ってあった。
"PHILIP R. UPCHURCH" の文字?
その下には住所も書いてある(涙)
嘘だろーーーー!!!!?
もう一度YOUTUBEを確認してみる。
トップもサイドも、木目がまったく一緒!!!!!
それはフィルが所有していた、まさにそのクラビオラだった。。
出品者は鳥取の人で主に家電などを扱っているらしく、フィルどころかクラビオラの事もよく分かっていない。部品が外れているからジャンク品、格安で~と言っている。
なんで鳥取にあるの?笑
それから1週間、僕はひたすらにクラビオラを見守った!
見守っても見守っても、誰も入札をして来ない…
結局、ありえない価格でそのクラビオラは僕のもとに辿り着いた。
1978年製でフィルが弾いている映像が1985年。
ボリュームとトーンのツマミは外されていたが、ピックアップ自体は生きていた。
トップ板はだいぶ日焼けして、貫禄が出ている。
"PHILIP R. UPCHURCH"のラベルに触れてみると、乾燥のため一瞬にしてパリっと剥がれた。
ラベルは二枚重ねで張ってあり、下のラベルには前の住所が書いてあった。
売りに出したのか?盗難にあったのか?誰かにあげて、その人が亡くなって…想像が膨らむ。
このクラビオラがどんな旅をして来たのかは分からないけど、指板にはしっかりフィルの手跡が刻まれていた。今までに見た事の無いレベルで、均等にどのポジションも綺麗に弾き込まれている。
そしてなにより音が最高。この小さなボディーからは想像も付かない豊かで優しい音。
さっそくライブで使いたい。
★12/9(日)
@下北沢GARAGE
出演:岡本英之、仰木亮彦、The Remember Me、katyusha、MARIKOV
open17:00/start17:30
Ticket 前売り2,500円/当日券2,800円+1D
チケット発売日 11月3日:GARAGE、e+、ローソンチケット(Lコード76268)
お問い合わせ:下北沢GARAGE
★12/22(土)
@下北沢lete
仰木亮彦 & 福島ピート幹夫
Open 19:00 / Start 20:00
Charge 予約 2,000円 + drink / 当日 2,300円 + drink
そんなわけで、クラビオラの新しい旅が始まります。
よろしくどうぞ!!
ぜひ音色を聴いてみたいです。
凄すぎて鳥肌たったよ…。
素敵な出会いですね。凄すぎて読み返していました!!
何だか『運命は偶然じゃなく必然でできてる』という言葉がすぐ浮かびました**。
自分のことのように、すっごく嬉しくほっこりしました。
次回のライブで是非聴きたい~(*^▽^*)
そして、ワンマンライブお疲れ様でした♪
帰宅してから眠れませんでした☆年明けも楽しみです♪
ワタクシもダニーハザウェイのライブcd持ってますが、CDなのでどこからB面なの分かりません。
いつまでも自分の中にある熱いものは大切にしたいね。
東京に行ったら聴かせてね。
たくさんコメントありがとうございます!
一緒に喜んでくれて嬉C!!