円空展を見るため県立美術館へやってきました。
お目当ては大好きな漫画に登場した両面宿儺像です。長年の夢を前に胸が高鳴ります。
江戸時代・17世紀後半に作られた円空像
今回は円空ゆかりの飛騨・千光寺を中心に、岐阜県高山市所在の仏像100体あまりが展示されています。
これら木彫りの神様は古来より災いや病気などから身を守るため祈りを込め作られたようです。
一木造りをはじめ 薪割りのようにして一本の木から3体の像が誕生したりという技法もすごい!
飛騨のみならず北海道・東北・群馬 神出鬼没な円空の生涯も非常に気になるところでした。
中でも千手観音菩薩立像のすばらしさや松ぼっくりのような彫刻にも感嘆 本当に素晴らしくて。
ダイナミックなのだけれども丁寧かつ繊細さも兼ね備えた彫刻美に魅了されただ驚くばかりでした。
思いがけず嬉しかったのは迦楼羅立像に会えたこと しっかりと手を合わせてきました。
龍頭観音菩薩立像はその名のごとく龍を頭にのせた神様で。
そういえば辰王・・・この頃(飛騨怨霊絵巻)から龍に乗って登場するようになったんだよなぁ。。。と思ったりしたのです。
『色即是空』や『空』という言葉も何度か目にして。
入鹿の首や大日如来には空が入っていた の、あの『空』だよね。と、ひそかにテンションアップ。
そしてついに最後の部屋で両面宿儺と対面することができました。
翔ちゃん相乗鏡破で返しきれなかった両面宿儺
一つの胴体に二つの顔 手は四本。 日本書紀の中では怪物と語られている両面宿儺ですが美濃・ 飛騨地方では神として信仰されているから面白い。
この像を古来よりからたくさんの人が目にし崇拝してきたと思うだけで胸がいっぱいになります。
ここでも手を合わせて 深呼吸。
なかなか離れられませんでした。そのお姿・穏やかな表情しっかり目に焼きつけてきました。
独自の観点で楽しみながら今回の円空展 願いがまたひとつ叶いました。
※※※
円空展のお土産
両面宿儺のポストカードにレアなトートバッグ
絶対作れなそう・・・と思った消しゴムはんこ。
たくさんあったストラップの中でもあいかたが魅かれた千光寺木彫りストラップです。
別名 護法童子ストラップ
剣持さんに護法をかけてもらいたい。
久しぶりにカルラ舞う!飛騨怨霊絵巻が読みたくなりました。