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iPhone版イケメン王宮にハマりました!!現在攻略中ー(^^)

*ロベールと秘密のBirthday 第3話*

2013-09-13 15:56:43 | イケメン王宮☆ロベールと秘密のBirthday

イケメン王宮 ロベールと秘密のBirthdayの第3話です





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第3話ダンス


奇麗な音楽が流れる中、私はロベールさんとダンスを踊っていた。

(ロベールさんのおかげかな・・・・・・)

見上げると、ロベールさんが口元に優しい笑みを浮かべる。

ロベール「・・・・・・・・・」

(すごく、踊りやすい・・・・・・)

すると、周りからも声が聞こえてきた。

男性「なかなかダンスが上手だな」

その声がどんどん広がっていくと、

先ほど私に眉を寄せていた女性も口を開く。

女性「・・・そうね、プリンセスとしてのダンスは問題ないかしらね」

(えっ・・・・・・)

嬉しさから声がする方に視線を寄せると、

ロベールさんが私にだけ聞こえるように言う。

ロベール「城下出かどうかは関係ない。君は立派なプリンセスだよ」

「ありがとうございます・・・」

(嬉しいな・・・これからもプリンセスとして認められるように頑張りたい)

思わず頬を綻ばせると、音楽が止まり会場中が大きな拍手で包まれた・・・。



そうして、ダンスパーティーが終わると、

城に戻った私とロベールさんは庭を歩きながら話していた。

「本当に今日はありがとうございました」

ロベール「いいえ」

ロベールさんは歩きながら答えると、足を止めた。

ロベール「それに、約束を叶えられてよかった」

「え?」

私も足を止め聞き返すと、ロベールさんは私を少し覗きこむようにして見る。

ロベール「覚えてないかな?昔、カレンちゃんが言っていたんだけど」

私はロベールさんの表情にしばらく考えると、

やがて小さく声をあげた。

「あっ・・・・・・」

(そういえば・・・・・・)

思い出した様子の私を見ると、ロベールさんはふっと悪戯っぽく笑った。



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約束?何だろう・・・


つづきます


*ロベールと秘密のBirthday 第2話*

2013-09-13 14:08:40 | イケメン王宮☆ロベールと秘密のBirthday

イケメン王宮 ロベールと秘密のBirthdayの第2話です




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第2話エスコート



雲ひとつない、青空が広がる日・・・―。


私はダンスパーティーの会場前に来ていた。

「こんなことになってしまって・・・すみません」

ロベールさんの手をとると、ゆっくりと馬車を降りる。

ロベール「大丈夫だよ。むしろ俺で良いなら」

ロベールさんは私が馬車から降りるのを見届けると、

私の方へすっと片肘を出した。

ロベール「行こうか。プリンセス」


そうして会場に入ると、煌びやかな女性たちが口元に扇子をあて、ひそひそと話しだす。

女性1「あれって、有名なロベール=ブランシェじゃない?」

私は女性たちの声を聞くと、隣にいるロベールさんをちらりと見る。

(ロベールさんってウィスタリアでは有名な画家だもんね・・・・・・)

思っていると、女性たちの中でも一際煌びやかな女性が声をあげた。

女性2「隣の女性って・・・もしかして最近選ばれたプリンセスかしら・・・?」

(えっ・・・・・・)

女性の声色に私の頭に不安がよぎる。

やがて予想通り、城下出のプリンセスとして周りがざわめきだした。

(しっかりしなくちゃ・・・)

前を向くものの、聞こえてくる心ない言葉に私の胸がちくりと痛む。

(・・・やっぱり、傷つく・・・・・・)

思わず視線を下に向けると、ロベールさんが口を開いた。

ロベール「前を見て、カレンちゃん」

「え?」

ロベール「誰が何と言おうと、今君はこの国のプリンセスなんだから」



(ロベールさん・・・・・・)

私はロベールさんの言葉に後押しされると、背筋を伸ばした。

「はい」


やがてダンスホール中央に来ると、音楽が流れる。

ロベールさんは私をそっと抱きよせると、耳元で言った。

ロベール「それに君が立派なプリンセスであることを、俺が証明するよ」

私は頷きロベールさんに寄り添うと、ゆっくりとドレスを揺らした・・・。




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ロベールさん、一人称「俺」なのか・・・!

つづく



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*ロベールと秘密のBirthday 第1話*

2013-09-13 10:28:37 | イケメン王宮☆ロベールと秘密のBirthday
こんにちは

イケメン王宮を今日も攻略中です


9月9日はロベールさんの誕生日、

ということでロベールさんの誕生日シナリオです

ロベールさんおめでとう




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第1話ハプニング



これは、まだ私がプリンセスに選ばれて間もない頃のお話・・・―。

その日は、城下で絵を教えてもらっていたロベールさんの誕生日だった。


大きなリボンが掛けられた箱を、私はロベールさんに差し出す。

「おめでとうございます」

にっこりと微笑むと、ロベールさんは優しい声で言った。

ロベール「ありがとう」

そう言って受け取りリボンを解くロベールさんを見ると、

私は懐かしさに口元を綻ばせる。

(昔もこうやって・・・・・・)

ロベール「どうかした?」

「いえ・・・・・・」

私は小さく首を横に振ると、わずかに頬を染めた。

(昔もこうやってロベールさんにケーキを渡していたな・・・・・・)

私は城下で絵を教えてもらっていた頃、

少し年上の先生だったロベールさんに、淡い憧れの気持ちを抱いていた。

(分からないことがあると、優しく教えてくれていたっけ・・・)

思っていると箱を開けてケーキを見たロベールさんが、口元に笑みを浮かべ私を見る。

ロベール「おいしそうだね」



「良かった・・・・・・」

その時、扉が叩かれ私の名前が呼ばれた。

(今日は休日なのに・・・何かあったのかな?)


ロベールさんのアトリエを後にして執務室へ行くと、ジルが私に告げる。

ジル「ダンスパーティーがありますので、パートナーを決めて頂きたいと思います」

「パートナー・・・ですか?」

それは、近々開かれる貴族たちと親睦を深めるダンスパーティーの事だった。

ジル「どなたかいらっしゃいますか?」

私はジルの問いかけに、困ったように口をつぐむ。

(まだお城に来たばかりで、皆どんな方なのかよくわからないし・・・・・・)

「・・・・・・・・」

頭を悩ませた私は、思わず見知った人の名前を言った。

「・・・ロベールさんがいいです」

その瞬間、執務室のカーテンが何かを予感させるようにふわりと揺れた・・・。





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ロベールさん、よく見るとかっこいいなぁ・・・


つづく

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*イケメン王宮 Loss of memory 永遠の絆ルート ルイ編 Sweet End*

2013-09-12 16:01:04 | イケメン王宮☆Loss of memory
イケメン王宮のイベント、「Loss of memory-忘れたくない君との約束-」

永遠の絆ルート、ルイ編のスウィートエンドです


第二話からのつづきです


以下ネタバレです














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ルイ「・・・行かないで、カレン」

ルイ様のまつげが、切なげに揺れる。

「えっ・・・・・・」

戸惑っていると、馬車の外から私を呼ぶ声が聞こえた。

(あっ・・・・・・)

声のする方を思わず見やると、ルイ様は手を離した。

ルイ「・・・・・・」



部屋に戻る途中、私は馬車での出来事を思い出しながら歩く。


ルイ「・・・行かないで、カレン」


(どうしてルイ様、あんなことを言ったんだろう・・・)

すると前からレオがやって来た。

レオ「おかえり、カレンちゃん」

「レオ・・・」

レオ「体調大丈夫?」

頷くと、レオはすっと楽譜を私に渡す。

レオ「これオペラ座で演奏される曲なんだけど、カレンちゃんにと思って」


レオから楽譜を受け取り部屋に戻ると、ユーリが鞄を運んでくれていた。

ユーリ「カレン様、鞄ここにおいておくね」

「ありがとう、ユーリ」

お礼を言ってもらった楽譜を見ると、私は小さく首を傾げる。

(あれ・・・この曲・・・・・・)

「知ってる・・・・・・」

楽譜を見つめると、頭にもやもやとしたものが浮かぶ。

(なんだっけ・・・でもすごく好きだった気がする)

今にも浮かびそうな何かをじっと考えるも、やがて私は息をついた。

(分からない・・・・・・)

思って楽譜から目を離すと、不意にチェストに目がとまる。

(あれは・・・・・・)

近づいて手に取ってみると、私の胸がざわめく。

(ルイ様の部屋にあったオルゴールだ)

「ユーリ、このオルゴールって・・・」

尋ねると近づいてきたユーリが、ぱっと目を開いた。

ユーリ「ああ、それはね」

ユーリ「オペラ座の記念を祝して、カレン様のためだけに作られたオルゴールだよ」

ユーリは言うと、私が持っているオルゴールのねじをまく。

かわいらしい音色が部屋に響く。

ユーリ「綺麗な曲だよね」

私はオルゴールの音に耳を澄ますと、はっとした。

(あっ・・・・・・)

(楽譜と同じ曲だ・・・・・・)

なぜか、ルイ様の顔が頭に浮かぶ。

(それに・・・ルイ様の部屋にも私と同じオルゴールがあった気がする・・・)

(ユーリは私のためだけに作られたものって言っていたのに・・・)

何かを知らせるようにざわめく胸に、私は手をあてる。

(良く分からないけれど・・・思い出さなきゃいけない気がする)

と、その時・・・―。

「そうだ・・・・・・」

ぼんやりとしたものが、私の頭の中にひとつひとつ思い出されていく。

(約束をするために・・・)

(私がルイに贈ったオルゴールだ・・・)

すべてのことに気がつくと、私は思わず自分の口に手をあてた。



ルイ「・・・こんなにも近くにいるのに」

ルイ「・・・行かないで、カレン」



(それなのに私は約束すら忘れて・・・)

(一番大切なルイの事も忘れてしまった)

私の胸がぎゅっと締め付けられる。

(どうしたらいいんだろう)

考えると、ユーリの方を向く。

「ユーリ、ルイってもう帰っちゃった・・・?」

尋ねるとユーリが不思議そうに答えた。

ユーリ「え?ルイ様ならジルと話してから帰るとか言っていたけど・・・」

「良かった・・・」

(それだったら、まだ間に合うかもしれない)

「ありがとう、ユーリ」

ユーリにお礼を言った私は、急いで扉の方に向かい・・・。


部屋を出ると、私は城中を探し回った。

(執務室にジルもルイもいなかったし・・・・・・)

辺りを見渡すと、近くにいたメイドさんに尋ねる。

「ここに、誰か来なかった?」

メイド「いえ、私は見ていません・・・」

「ありがとう・・・」

(ここにもいないなんて・・・)

私は困ったように考えると、ドレスを翻した。



やがて空中庭園まで足を運ぶと、足を止める。

(もう帰っちゃったのかな・・・・・・)

優しい風が私の髪を揺らす。

(ここでよくルイと話をしていたっけ・・・)

そう思って、歩き出したその時・・・。

(あれは・・・・・・)

向こう側に、思い描いた人の姿がある。

(ルイ・・・・・・?)

私は瞳をはっとさせると、駆けて行く。

(早く側に行きたい、伝えたい・・・・・・)

「ルイっ・・・・・・」

ルイ「・・・カレン?」

振り返るルイに、私はふわりと抱きついた。

「ごめんなさい、ルイ・・・・・・」

(ルイは何度も私に伝えようとしていたのに)

(それなのに私は・・・何ひとつ気付いてあげられなくて・・・)

自分のしてしまったことに、どうしようもなく胸が痛む。

するとルイが首を横に傾けてカレンの顔を覗きこんできた。

ルイ「・・・こっち向いて、カレン」

私の顔を覗きこむルイが、ふわりと目を細める。

「・・・・・・」

私がゆっくりと顔を上げると、ルイは親指で優しく私の涙をぬぐった。

「ルイ・・・・・・」

何て言ったらいいのか分からずそうこぼすと、ルイがふっと笑う。

ルイ「・・・分かったから」



その優しさに余計に私の胸が痛む。

「だけど・・・・・・」

言いかけるとルイの指先がカレンの唇にあてられた。

ルイ「もういい」

そう言ってルイは私に触れるだけのキスをする。

ルイ「カレンが側にいてくれるなら、俺はそれでいい」

「ルイ・・・・・・」

私とルイはお互いを見つめ合うと、引きよせられるように唇を重ねる。

「・・・っ・・・・・・」

ルイは私の頬に手を添えると、優しく深いキスを落とす。

その時、私はルイの唇を感じながらオルゴールの音色を思い出した。

(ルイとの約束はかなえてあげられなかったけど)

(どんなことを忘れても)

重なる唇のすき間から、ルイの舌が私の舌をゆっくりと絡め取る。

「ん・・・・・・」

私は応えるようにそっとルイの胸元に手を添えた。

(ルイの事だけは・・・もう絶対に忘れたくない)

そうして二人は気持ちを確かめ合うように、何度も何度もキスを重ねていった・・・。



*イケメン王宮 Loss of memory 永遠の絆ルート ルイ編 第二話*

2013-09-12 09:58:05 | イケメン王宮☆Loss of memory
イケメン王宮のイベント、「Loss of memory-忘れたくない君との約束-」

永遠の絆ルート、第二話 ルイ編です


第一話のルイ・ジル・ユーリ共通ストーリーからの第二話


以下ネタバレです














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頭に微かな痛みを感じ、私はゆっくりと瞼を開けた。

(ここは・・・・・・)

上体を起こすと、今度は刺すような痛みが走る。

「痛っ・・・・・・」

思わず頭を押さえると、すっと腰を支えられた。

???「・・・まだ、寝てないとだめ」

(あっ・・・・・・)

見上げると、綺麗な顔立ちをした男性がいた。

私をベッドへ寝かすと、そっと掛け布をかけてくれる。

(この人は・・・・・・)

不思議に思っていると、周りからジルとユーリの声がする。

ジル「・・・それにしても、馬車の横転がハワード邸の近くで良かったですね」

(ハワード・・・・・・?)

ユーリ「もう少し手当てが遅れてたら、大変だったかもしれないですもんね」

ユーリは心配そうにジルに答えると、男性の方を向いた。

ユーリ「ルイ様、本当にありがとうございます」

ルイ「・・・・・・うん」

ユーリの言葉に私は男性の名前を知る。

(この人、ルイって言うんだ・・・こんなことになって迷惑かけちゃったな・・・)

「すみません・・・ルイ様・・・」

ルイ様と口にすると、部屋にいる三人が驚いたように私を見る。

ルイ「・・・・・・カレン?」

ユーリ「どうしたの、カレン様・・・?」

「え・・・・・・」

(私、何か変なことを言ったかな・・・?)

戸惑いながら見上げると、ユーリが口を開いた。

ユーリ「もしかしてカレン様・・・ルイ様のことがわからないの?」

私は三人を見ると、小さく頷いた。


ジルは、ルイとユーリと部屋を出ると足を止める。

ジル「・・・あの様子ですと、早く城に連れて行った方が良さそうですね」

すると、ジルの話を聞いたルイが・・・。


ルイは目を細めると、静かに言う。

ルイ「体調が良くないのに、無理はさせないほうがいい」

ルイ「しばらくここにいさせたい」

ジル「ルイ様の記憶がないのによろしいのですか?」

ジルの問いかけに、ルイはゆっくりと頷いた。

ジル「ですが・・・・・・」

腑に落ちないとい言ったようにジルが眉を寄せると、

二人の様子を見たユーリが口を開く。

ユーリ「もし何かあった時のために、俺もここにいます」

ジル「・・・・・・・・・」

ジルは息をつくと、ルイに告げた。

ジル「そうですね・・・それでしたら、よろしくお願い致します」

ルイ「・・・うん」

そう言ってルイは廊下を後にしようとすると、足を止め、振り返った。

ルイ「それと記憶がないこと言わないで」

ルイ「カレンを困らせたくないから」


かわいらしい音色が耳元をくすぐり、私はそっと目を覚ます。

「ん・・・・・・」

音の方へ視線を向けると、チェストの上に置かれたオルゴールが鳴っていた。

(オルゴール・・・?)

すると、ユーリが顔を覗きこんでくる。

ユーリ「大丈夫?カレン様」

「ユーリ・・・・・・」

私が微笑むと、ユーリはほっとしたように息をつく。

ユーリ「何週間も熱でうなされてたから、すごく心配しちゃった」

(そんなに寝てしまっていたんだ・・・)

「もう頭も痛くないし、すっかり良くなった感じ」

今の気分を伝えると、ユーリはにっこりと微笑んだ。

ユーリ「良かった」


一方、その頃・・・-。

書類に目を通していたルイの元に、使用人が訪れていた。

使用人「プリンセスが目覚めたようです」

ルイは書類に目を通しながら、素っ気なく答える。

ルイ「そう」

使用人「会いに行かれなくていいのですか?」

ルイ「・・・いい」

使用人「・・・わかりました」

使用人が下がると、ルイは書類から目を離し窓の外を見上げた。

ルイ「・・・・・・・・・」



私は着替えると、外の空気を吸いに中庭へと来る。

(あんなに頭が痛かったのに、嘘みたい)

伸びをすると、大きく息を吸い込む。

(早く、オペラ座のオープニングパーティーに向けて頑張らなきゃ)

心でそう呟いた時、向こうの方に人影を見つけた。

(あれは、私を助けてくださった・・・)

「ルイ様・・・?」

名前を言うと、ルイ様が振り返る。

ルイ「・・・・・・・・・」

(お礼を言わなきゃ・・・)

私は近づくと、ルイ様を見上げた。

「助けていただきありがとうございました」

お礼を言うと、ルイ様の目がふわりと細まる。

ルイ「・・・・・・うん」

ルイ様の長いまつ毛が優しく揺れる。

ルイ「無事で良かった」

私はルイ様の微笑みに、思わず見とれてしまった。

(すごく優しい笑顔・・・・・・)

初めて微笑むルイ様を見て、私の鼓動が高鳴る。

(あまりお話をしたことがないけれど・・・どんな方なんだろう)

ルイ「・・・じゃあ」

そう言って背を向けようとするルイ様に、私は思わず声を掛けてしまった。

「あの・・・・・・」

ルイ「・・・・・・・・・」

ルイ様が振り返るものの、何も話すことが見つからない。

(どうしよう・・・・・・)

その時、ユーリの言葉を思い出す。

ユーリ「ルイ様ってダンスが上手なんだよ」

(どういう人かユーリに尋ねたら、そう言っていたっけ・・・)

「あの・・・ルイ様はダンスが上手だと聞いたのですが・・・」


そうしてルイ様と話しているうちに、

私はパーティーのダンスを教えてもらうことになった。

ルイ「ここしかないけど」

ルイ様が案内してくれたのは、グランドピアノがある小さな部屋だった。

「ありがとうございます」

言うと、すっと手を差し出される。

ルイ「お手をどうぞ。プリンセス」


ルイ様に寄り添うと、ダンスを踊り始める。

窓からこぼれる月の光が、ルイ様の柔らかい髪を照らす。

(ルイ様って本当にお綺麗な方なんだな)

目を奪われていると、ルイ様が首を傾げた。

ルイ「どうしたの」

「いえ・・・・・・」

顔を逸らすとルイ様にぐっと腰を引き寄せらせる。

ルイ「この方が踊りやすい」

「あっ・・・・・・」

近づくと、さっきまでぎこちなかった足の動きがスムーズになった。

「本当ですね」

答えると、私はルイ様ににっこりと微笑む。

(一緒に踊れてうれしいな)

すると、わずかにルイ様の眉間が寄った。

ルイ「・・・・・・・・・・・」

「ルイ様・・・・・・?」

不思議に思い尋ねると、ふわりとルイ様の髪が私の頬に触れて・・・。

ルイ「・・・どうして」

ルイ様が私の身体をきつく抱き締める。

(えっ・・・・・・)

突然のことに私が固まっていると、

抱き締めるルイ様の腕がさらに強くなる。

ルイ「・・・こんなにも近くにいるのに」

その時、時計の音が時間を告げた。

私は何も言えずにただじっとしていると、そっとルイ様の身体が離れる。

ルイ「今日はもう寝た方がいい」

ルイ「・・・明日は、城まで送るから」

ルイ様はそれだけ言うと、扉の方へ歩いて行き私を見る。

私は鳴り止まない鼓動を感じながらも、小さく頷いた。

「はい・・・・・・」



迎えた翌日のこと・・・。

ルイ様の言葉通り、私は城まで馬車で送ってもらっていた。

一緒にいてくれたユーリがにっこりと笑う。

ユーリ「城に戻れるまで体調が戻ってよかったね」

「うん」

答えながらも私は昨日、抱きしめられたことを思う。

(ルイ様は何とも思っていないのかな)

ちらりとルイ様を見るものの、ルイ様は顔色ひとつ変えずにいる。

ルイ「・・・・・・・・・」

やがて馬車がつくと、ユーリが荷物を運びに馬車を降りた。

ユーリ「じゃあ先に降りてるね」

「わかった」

ユーリにうなずくと、私はルイ様を見上げる。

「送っていただいてありがとうございました」

ルイ「・・・・・・うん」

素っ気ないルイ様に、私は小さく呟く。

「では・・・・・・」

そう言ってルイ様に背を向けた、その時・・・。

(あっ・・・・・・)

ルイ様に手首をぐっとつかまれる。

「ルイ・・・様・・・・・・?」

振り返るとルイ様はまっすぐに私を見つめ、苦しそうに眉を寄せた。

「・・・行かないで、カレン」



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ここでプレミアとスウィートの分岐です

ルイ「様」っていうのが切ないですね・・・




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