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*Love Holic アルバート編 Sweet End*

2014-05-28 10:24:48 | イケメン王宮☆Love Holic

イケメン王宮のイベント、「Love Holic」

アルバート編のスウィートエンドです



以下ネタバレ




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時間は少しさかのぼり、昨晩、アルバートの部屋のこと…―。

アルバートは薬を飲むと、ベッドに座ってしばらく俯いていた。

「アルバート、大丈夫ですか?」

私は心配してアルバートの顔を覗き込んだけれど、

そんな私の様子を見て、アルバートはため息をついた。

アルバート「…本当に、あなたは心配性ですね」

アルバート「これくらい、何ともありません」

「そうですか…」

そう聞いても、私はなんだか落ち着かないので、

紅茶を入れてアルバートの前に置いてあげた。

(でも、やっぱり心配だな……)

「無理せず、楽にしてくださいね……」

私はそう言って、アルバートの背中にそっと手を添えた。

アルバート「……」

アルバート「それなら……」

すると、アルバートはゆらりと身体を傾けて、その頭を私の肩にもたれかけた。

アルバート「なら…少し、こうしていていいですか」

アルバートは、私の肩に頭を乗せたまま、ぽつりとそう呟く。

(えっ……?)

「は、はい…」

そう返事をしたものの、

私は、思いがけないことに、胸がどきどきしてしまった。

(アルバート、酔ってるのかな…?)

(じゃなきゃ、絶対こんなこと…)

アルバートの温かさが、肩越しに伝わってきて私は身体を強ばらせてしまう。

すると、アルバートがさらに続けて呟いた。

アルバート「他人に…それも他国の騎士に肩を許すなどプリンセスとして失格です」

そっけない様子だけれど、

その言葉の内容とは裏腹に、アルバートの口調は穏やかなものだった。

そして、アルバートはこちらを見ずに更に続けた。

アルバート「…あなたは、優しすぎるんです」



アルバートはそう呟くと、

肩から少し顔を上げて、私のことをじっと見つめた。

「そうでしょうか…」

不意にそんなことを言われて、私は戸惑ってしまった。

アルバート「そうです」

アルバート「まるで、一国のプリンセスとは思えない」

アルバートはそう言ってため息をつくと、

また私の肩にもたれた。

(そう、かな……)

相変わらず、アルバートは素っ気ない口調だけれど、

その言葉にはとげがなくて、優しい重みがあった。

「でも…こんな風に、肩を貸したりとかは…」

私は少し考える。

「アルバートじゃなければ、しないですよ」

私は、隣のアルバートに向かってそう呟いた。

アルバート「……それはっ」

すると、心なしか、

肩にもたれていたアルバートの頬がさらに熱くなった。

アルバート「それは、どういう……」

アルバートは少し落ち着かない様子で、ちらりと私を見た。

「えっと……」

私は自分の胸に問いかける。

「こんな風に甘えられるの、アルバートなら嫌じゃないって意味です」

(なんでだろう、アルバートの側にいると…)

(なんとなく心が安らいで、自然に振る舞えるのは…)

私は隣のアルバートを見た。

すると、アルバートは少し顔を赤くして、私からわざと視線を逸らした。

アルバート「あ、甘えてるつもりなどありません」



アルバート「これは、頭痛がするので仕方なくこうして……」

咄嗟に言い訳するアルバートがおかしくて、私はふっと微笑んだ。

「…いいから、楽にしててください」

「ほら、顔が熱い。やっぱり酔ってるんです」

私はアルバートの頬に手をあてる。

「肩くらい、どれだけでも貸しますから…」

アルバート「………」

そして、アルバートは眉根を寄せたまま、黙って目を閉じた。

私はずっと、そのままアルバートの横顔を見つめていた…―。


アルバート「そうか……」

アルバートはソファで眠っているカレンを見て、

ようやく昨晩のことを思い出し、ひとまずほっと胸をなで下ろした。

アルバート「まったく…このプリンセスは……」

一晩自分に付き合ってくれたらしい、ソファで眠っているカレンに、

アルバートは思わず手を伸ばそうとして……。


「ん……」

(もう…朝……?)

私は差し込んでくるまぶしい朝日で目を覚ました。

(あれ、そういえば…)

(私、アルバートの部屋にいて…)

思わず部屋をきょろきょろ見渡していると、

すぐ側でアルバートがこちらを覗き込んでいた。

「…あっ」

私が驚いて身体を起こすと、アルバートは真面目な顔でこちらに一礼した。

アルバート「昨夜はありがとうございました」

アルバート「…もう、大丈夫です」

しかし、そう言うアルバートの顔は心なしかまだ赤いように見える。

「でも、お顔が赤いような…」

私がそう言うと、アルバートは慌てて頬に手を当てた。

アルバート「これは違うので、気にしないでください」



アルバートはそう言って、テーブルにあった紅茶を一気飲みした。

「…じゃあ、部屋に戻ります」

(つい眠ってしまって、思いのほか長居してしまった…)

私はドアに手をかけたけれど、去り際にふと振り返った。

「…またお話したいですね」

アルバート「…そうですか」

アルバートは素っ気なく答えるだけだったけれど、

その目は柔らかく私を見つめていた。

「では、また……」

(また…こうして会えるといいな…)

私は嬉しい気持ちで、アルバートの部屋を後にした…―。




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おわり

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