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*イケメン王宮 星空の舞踏会 ルイ③*

2012-12-28 23:48:46 | イケメン王宮☆星空の舞踏会
イケメン王宮のイベント、星空の舞踏会 ルイ編の続きです


以下ネタバレです↓























現れたルイの視線を受け止め、シドが口元に笑みを浮かべる。

「何だ、お出ましが早かったな。ルイ」

「・・・・・・・・・・・」

ルイは何も答えることなく、視線を外してしまった。

そんなルイの様子を笑うと、シドが振り返る。

「じゃあな」

「あ・・・・・はい」

そうして軽く手を上げシドが去っていくと、残されたダンスホールは、静寂に包まれる。

「・・・・・・・・・・・」

「・・・・・?」

(ルイ・・・・・・?)

黙ったままシドの去って行った方を見るルイの姿に、私はそっと尋ねる。

「どうしたの?ルイ。帰ったんじゃ・・・・・・」

するとゆっくりと振り返ったルイが、呟くように答えた。

「城に、残ってた。レッスンの後、もしかしたらカレンが一人で練習するかもと思って」

「えっ」

思いがけないルイの言葉に、顔が赤く染まる。

(見透かされてたなんて・・・・恥ずかしいな)

思っていると、ルイが私の手を取った。

「戻ろう。レッスンは、明日」

「う、うん・・・・・・」

強い力で手をひかれ、私は前のめるようにルイの後を追って行く。

(ルイ、どうしたんだろう・・・・)

背中を見上げながら、私は微かに首を傾げた。

(もしかして・・・・・)



プリンセスチェック

白紫のバラよせコサージュ





ルイに手を引かれるまま、私は廊下を進んでいた。

ルイは黙ったまま、前だけを見据えている。

ルイ「・・・・・・・・・・・・・」

カレン「・・・・・・・・・・・・・・・」

ルイの背中を見上げながら、私は目を瞬かせた。


(もしかして、ルイ・・・・)

そうして部屋の前まで辿り着くと、私はようやく尋ねた。


「あの・・・・・ルイ、怒ってる?」

「・・・・・え?」

すると微かに驚いたように目を見開いたルイが、僅かに首をかしげる。


「・・・・どうだろう」


(どうだろうって・・・・怒ってはいないということかな?)

暗がりの廊下に、沈黙が流れていた。


「・・・・・・・・・・」

やがて口をつぐんだままのルイが、私の胸のコサージュへと指先を伸ばした。

「え・・・?」

見上げると、ルイがコサージュに視線を落としながら尋ねる。

「・・・・・・俺が来る前、あいつと何かあった?」

そうしてゆっくりと、私の目をとらえていく。

その視線に、鼓動が跳ねた。

(それって・・・・・シドの事、だよね)

「え・・・・な、何も。ただ、話を少しだけ・・・っ・・・・」

その時突然、ルイの顔が寄せられ、言葉を奪うように、キスをされた。

「・・・・・んっ」


ルイの突然のキスによろけた身体が、部屋のドアにぶつかった。

「・・・・・っ」


それでもルイは、深いキスを繰り返していく。

「ん・・・・ル、ルイ・・・・・待って」

(なんで、突然・・・・・)

ルイは待つことなく、再び私の下唇をかんだ。

「・・・・・・んっ・・・・・」

いつもより乱暴なルイの仕草に、息が上がってしまった。

(いつものルイじゃ、ないみたい・・・・)


「・・・・・・・・・・」

僅かに音を立てながら唇を離すと、ルイがささやくように尋ねる。


「・・・・・他には?」


「・・・?」

(他にって・・・・)


「・・・・俺が来る前、あいつと何かあった?」


(あの質問の、ことだよね・・・・・)

私はルイの胸を押しながら息をつき、口を開いた。

「シドとは・・・話をしただけ、だから・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・」

ルイが私を見おろし、僅かに眉を寄せる。

そうして親指で私の唇をぬぐった。

「・・・・・っ」

「・・・・ごめん」

ルイは呟き、それ以上は何も言わないまま私から離れていく。

「・・・え?」

去っていくルイの後姿を見つめながら、私は胸のコサージュに触れた。

(ルイ・・・・・?)


そして、翌朝・・・。


約束通りルイとのダンスレッスンが行われる事になり、私はルイの手を取っていた。


カレン「・・・・・・」

(だめ、なんだか昨日のルイを思い出してしまう・・・)

集中出来ないままステップを踏んでいると、やがてルイが足を止める。

見上げると、ルイが呟くように言った。

「・・・・今日はこれでおしまいにしよう」

「え?」

「これ以上やっても、無駄だと思うから」

(あ・・・・)

ルイの言葉にはっと息をのみ、私は視線をうつ向かせる。

「ごめんなさい・・・・」

(ルイは忙しい中で時間を作ってレッスンしてくれているのに、私のせいで、時間を無駄に使わせちゃったんだ・・・・・)

「・・・・カレン」

すると私の顔を覗き込み、ルイがそっと目を細めた。

「・・・・息抜き、しようか」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


息抜きする為、私はルイと共に中庭へと出ていた。

秋の肌寒い風が、髪を揺らす。

(わ・・・・少しだけ、寒い)

微かに震える体を、思わず両腕で抱きしめた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

するとルイが、私の身体を包むように後ろから抱きしめてくれた。

「え・・・・ルイ?」






続きは後ほど

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