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日経新春杯、京成杯を軽く回顧

2011-01-17 15:58:40 | 競馬
 日経新春杯はルーラーシップが2着ヒルノダムールに2馬身差をつけて快勝。勝ったルーラーシップは鳴尾記念同様、早めに先頭に立って後続を突き放す競馬。本当に見て違いがはっきりわかる程の大きなストライドで、あの走りで小回りの有馬記念でも6着に来てしまうのだから、京都の外回りコースで負ける要素はほぼ無かったか。さらに広い東京コースならもっと上のパフォーマンスができそうで、今年のG1戦線での活躍が見込まれる。
 2着のヒルノダムールは直線でいい末脚を披露したが、途中で脚色が一緒になってしまい、あわやローズキングダムにも交わされそうになった。この馬は皐月賞時にも感じたが、一瞬の切れには特化しているが長く脚を使えるタイプではないのだろう。ルーラーシップとは反対に、コーナーで脚を溜めやすく直線が短い小回りコースが向いているように思う。賞金加算が課題になるが、宝塚記念辺りに出てくるようであれば楽しみな存在だ。
 3着のローズキングダムは斤量が堪えたというよりも、昨年ジャパンCの激走の疲れが見えない形で残っているのではないか。それが反応の悪さという形で出てしまったのだろう。本当ならば有馬記念を疝痛で回避した時点で休養にでるのがベストだった用に思う。ここで一度休養に出る勇気が陣営には必要だろう。
 期待したビートブラックは最初の2、3ハロン目が速すぎたことが、最後の失速に繋がったように思う。今回の惨敗はたいして気にすることはないだろう。


 京成杯はフェイトフルウォーが2着デボネアをハナ差退けて優勝。勝ったフェイトフルウォーは難しい所がある馬で、陣営の努力と鞍上の厳しさが好結果をもたらした。ただ内から抜け出す脚は凄かったのに、抜け出してからが案外だった。騎手がソラを使ったといっているように、まだまだ真面目に走るということに真剣さが足りないようで、まだまだ課題は多い。しかも本当であれば昨年の時点で賞金を加算しておけば今後楽だったのだろうが、ここを使ったことで厳しいローテーションを余儀なくされてしまったことが残念だ。
 2着のデボネア、3着のプレイ、4着のマイネルメダリストなど、いずれも厳しい競馬を経験していたことが、道中緩みの無い流れになった今回に活きたのだろう。そういう部分で人気になったスマートロビン、ジャービス、ヌーベルバーグ辺りには厳しかった。ただ、今後違う条件でなら巻き返しが可能だろうと思う。