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日本共産党 藍住町議会議員 林茂の宅配便

被爆74年 灯火28周年 平和の火のつどい 鳴門市東林院で開く 

 この日も暑い日でした。広島の原爆投下時刻の午前8時15分に全員が黙祷を捧げ、参加者の思いを込め核兵器廃絶と憲法9条を守れと鐘を9回打ち鳴らしました。 約80羽の鳩がいっせいに青空に飛び立ち、折り鶴を「原爆の火」が灯るモニュメントに捧げました。
 非核の政府を求める徳島の会、「平和の火」を灯す地元実行委員会の主催で行われ100人が参加しました。
 非核の政府を求める徳島の会の山本千代子常任委員があいさつしました。
 山本さんは「核兵器禁止条約を批准しない、日本政府を追い詰め、変えるためにヒバクシャ国際署名を広げることを呼びかけました。(写真)
 北原敏明さん(96歳)が海軍航空隊で、若者が特攻隊へ向かうのを見送った体験を語り、「罪もない若者が自爆して死んでいったことに対し、二度と戦争だけは絶対にしてはいけない」と訴えました。
 平和の火のつどいで、県民アピールが採択されました。全文です。

 県民へのアピール
 県民のみなさん 本日、私たちは午前8時より、四国八十八か所奥の院東林院にある「平和の火」の前に集 まり、被爆74年・灯火28年目の式典を終えました。

 「平和の火」は28年前、県下の重鎮、松本淳治、井口貞夫、中西仁智雄、本田宏の各氏 が発起人となって八十八番大窪寺に「 原爆の火」が灯されたのを契機に、広く県民のみなさ んに呼びかけ、一番霊山寺に灯されたのがはじまりでした。
 
 核兵器が世界中からなくなるまで、この火を灯し続けようというスローガンでしたが、そ のころの世界情勢は核兵器廃絶の方向に光は見えませんでした。 それでも私たちは先人の意思を引き継ぎ、今日までこの「 火」を守り続けてきました。
 
 みなさん。灯火28年、「 核兵器」をめぐる世界情勢は、隔世の感がある程大きく動き出し ています。一昨年国連は「核兵器禁止条約」を圧倒的多数の122か国が採択し、現在では批 准に向けて各国で審議されており、成立するのも時間の問題といわれております。また、一 昨年のノーベル平和賞も「核兵器廃絶」の運動を国際的に広めた団体が受賞しました。その 後も国連の「核兵器禁止条約Jを受け、特に原爆を使用した米国で、7月 1日 、ハワイで開 催された全米市長会議(約 1400都市)が来年の大統領候補に対して「条約」を遵守し核兵 器廃絶の指導力を求める決議を採択しました。また、来年が被爆75年になることから、核不拡散条約再検討会議が開催される春、米国で「原水爆禁止世界大会・ニューヨーク」を開 催するそうです。その他の国際組織でも「核兵器禁止条約」を重く受けとめ動き出しており ます。
 
 みなさん。このような世界的情勢を切りひらいてきたのは、やはり被爆国日本の被爆者を 先頭に、たゆまぬ努力を積み重ねてきた国民と、あの日、2発の原子爆弾によって犠牲とな られた幾十万人の尊い命があったからでしょう。

 しかし、その唯一の被爆国の日本政府は、被爆者の代表から「貴方はそれでも被爆国の首相と言えるのか。満腔の怒りをもつて抗議する」と言われるほど、世界の流れにさからい、 ますます米国の言いなりになっています。なぜ被爆国の日本が今こそ核兵器禁止条約成立の ために各国の先頭に立って働くことができないのか。世界は注視しています。

 私たちは、「核兵器は人類と共存できない」、「核兵器を禁止するJと いう人類の英知を結 集した国連決議を尊重し、被爆者のみなさんがお元気な間に、この国が「非核の政府Jと な ることを求め、 「平和の火」を灯し続けていくことを誓います。

 2019年 8月 6日 東林院にて 
 非核の政府を求める徳島の会 「平和の火」を灯す地元実行委員会


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