2億円超の美術品ずさん“保管” 芸術家も憤り「粗大ゴミ扱い」
■芸術家も憤り「粗大ゴミ扱い」
1995年の「大阪トリエンナーレ」で銀賞を受賞した作品もこうした扱いを受けています。作ったのは彫刻家の中ハシ克シゲさん。
彫刻家 中ハシ克シゲさん:「残念な気持ちです。作品は冗談みたいな作品ですけど、一生懸命作ったんです。だからいわば僕の子どもみたいな感じ。子どもを世に出したんだけど面倒見てくれる人にいじめられているっていう感じが。あんまり幸福に見えない」
また、美術評論家の森口まどかさんはこう話します。父・宏一さんの作品もここに置かれていたと言います。
森口宏一さんの娘・美術評論家 森口まどかさん:「粗大ごみ扱いだなと思いました。芸術かどうかは歴史が決めることです。しかし、大阪府がコレクションした作品です。それを守っていく姿勢が欠けていると思います。哲学がありません」
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