傍聴ありがとうございました。
私たちは、相次ぐ不祥事、一部の議員との癒着、なれ合い町政が最大の問題です。清潔・公正・公平な当たり前の町政を取り戻すために頑張りますので、みなさんの力をお貸し下さい。
四国放送テレビと四国放送ウェーブページで紹介されました。
当時の副町長や町議会副議長が逮捕されるなど不祥事が相次いだことを受け、徳島県の藍住町議会で22日、髙橋英夫町長の辞任を求める動議が提出されました。採決の結果、動議は否決されました。
藍住町では、2022年12月、大麻密売グループに捜査情報を漏らした疑いで藍住町議会の当時の副議長と町職員が逮捕されました。
また、2023年2月には、町の学校給食に絡む官製談合事件で当時の副町長らが逮捕されました。
相次ぐ不祥事を受け、22日の藍住町議会の本会議で、林茂議員が、髙橋英夫町長の辞任を求める動議を提出しました。
(林茂議員)
「これらの問題の引責は、髙橋町長が責任を取り辞任し、町民の信を問うことです」
これに対し、米本義博議員が反対意見を述べました。
(米本義博議員)
「議会として何の議論もせず、全ての責任を町長に押し付けようとするもので、まことに見苦しく感じる」
採決の結果、辞任を求める動議は賛成4、反対11で否決されました。
(髙橋英夫町長〉
「(辞任を求める動議が)出たことについては真摯に受け止めたい。議会と理事者側が手を取り合って、再発防止、信頼回復に努めていきたい」
提出した動議
令和5年3月22日
藍住町議会議長 西川良夫 殿
提出者 藍住町議会議員 林 茂
賛成者 同 上 小川 幸英
藍住町 高橋英夫町長の辞任を求める動議
上記の動議を、会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出します。
藍住町 高橋英夫町長の辞任を求める動議
理由
藍住町官製談合の責任は、高橋英夫町長にある。
学校給食の食肉調達をめぐる官製談合事件で、元副議長と副町長が逮捕され町と議会の対応について、町民の怒りが広がっています。事件後初めて町議会が14日開かれ、町民の関心は、高橋町長が自身の処分について表明すると思っていました。
1、昨年12月には町職員の情報漏えいが発覚したにもかかわらず、高橋町長からは十分な説明はなく、どのように責任をとるのかも明確にしていません。
2、副町長の逮捕について、高橋町長は、任命責任はあると言いながら、自身の処分について「初公判が行われてから検討する」と述べ進退については考えていないと言いますが、町民にとってことの重大さを、公判を待ってとか、弁護士に相談してとか言い逃れて延命をしている様に受け取れます。
3、14日の町議会で、吉成浩二副町長が小川幸英議員の質問に対し、大麻事件の捜査情報を漏らしたとして起訴された元臨時職員に関連して「なぜ北島町民なのに採用したのか」質問したのを「あまりにも閉鎖的、憲法違反だ」と、さらに昨年3月定例会で、灯油購入助成事業の通知に住民税非課税世帯の情報を利用すべきだと発言したことを捉え、「非課税世帯の情報は目的外のためできないのに、小川議員は意に介さなかった。こうした発言の延長線上に今回の不祥事があるのではないか」と発言をした。吉成副町長は、小川議員の町に対する姿勢が事件の遠因であると指摘したが、不祥事と関係がないことを反問権まで使って、町の責任について言い逃れをしました。
吉成副町長の反問は、町政に対する批判は許さないという態度です。
議員の役割は、住民の間にある意見を行政に反映させる役割を担っており、議員には、表現の自由(憲法21条)、議会で自由な討論、質問、質疑は憲法で保障されています。
副町長の任命責任は町長にあり、この点でも高橋町長の責任は免れません。
これらの問題の引責は、高橋町長が責任をとり辞任し、町民の信を問うことです。
町政の主人公は、町民です。町民の暮らしに寄り添い、町民の声に耳を傾け、町民に信頼される清潔・公正・公平な町政を私たちは望んでいます。この動議に議員の皆さんの賛同を心からよびかけます。
小川幸英議員の賛成討論
高橋英夫町長の辞任を求める動議について賛成の立場で発言します。
12月 7日元町臨時職員阿部さやか容疑者が加重収賄と地方公務員法違反の疑いで大阪府警に逮捕され、また2月13日に奥田元副町長が官製談合防止法違反と 公共売入札妨害の疑いで逮捕された 。
町の職員が二度にわたり逮捕されると言う大きな事件で町民の方からも町長の任命責任を問う声が多い。町長は14 日に行われた一般質問で3人の議員の町長の任命責任についての質問に対して、自分の責任や処分については初公判が行われてから検討するとの事でなにも言及しなかった。この件に関しては町民の方々の関心も高く、多くの町民の方が、町長からの任命責任についての話があると思い傍聴に来ていたが処分を発表しなかった。町民の方からは批判の声が上がっていた。
町長は職員の失敗に対しては早期に処分していると聞くが、半面自分に対しては事件から3か月以上経つ今もなぜ決断できないのか。
県内において勝浦町で職員の使い込み等不祥事が起きたが、勝浦町長は自らの処分をすぐに発表した 。また3月14日の私の一般質問において、町民の素直な声を代弁したにもかかわらず 吉成副町長は憲法違反に当たるとし、また何ら関係のない昨年3月の一般質問に触れ、私の発言の延長線上に今回の不祥事があるとも言われた。
傍聴に来ていた町民の方からも議員の発言を止める脅かしではないかとの声もありました。事実私は町側の圧力を感じました。
議会は町民のためにあると思いますが圧力で発言を止めるやり方に納得いきません。町長副町長とは一体と言われていますが副町長の一人が逮捕され、もう一人の副町長が議員に圧力をかける行為に対して町長の任命責任は重い 。
以上によって賛成いたします。
藍住町議会 議会だより97号から
不祥事に対して議会は・・・議員は