森喜朗会長辞任では解決しない 「組織委が更迭を」の声も
2/11(木) 13:35配信 毎日新聞 より
森氏の発言に緊急の抗議声明を出した日本スポーツとジェンダー学会会長の來田享子・中京大教授も、「たとえ辞任するとしても、それで終わりにすべきではない。森氏の差別発言は、女性の社会進出が遅れているという問題の重要さを認識しておらず、辞めたとしても根本的な問題は解決しない」と指摘する。「社会全体で発言の背景にある差別や排除の構造と向き合い、具体的な行動を起こすべきだ」と語った。
森氏についてよく知る元文部科学省事務次官、前川喜平氏は「森氏は『子分』というべき人物を文科相をはじめとする役職につけ、文教行政に長年、強大な影響力を及ぼしてきた実力者」と指摘した。
前川氏はまた「2020年東京オリンピックは、1964年東京オリンピックより、戦争によって実施に至らなかった1940年東京オリンピックに近いのではないか。女性蔑視発言は、その『親分の時代錯誤』の一部がたまたま露呈しただけ。時代に許されなかった」と語った。
川淵氏とは、国民の期待に応えることができるか。
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