日本共産党 藍住町議会議員 林茂の宅配便

真夏の暑い日、汗だくになりながらピンポンとコミバス賛同署名集めに団地を廻った人達を思い浮かべ質問しました。多くの人達が議会の傍聴に参加していただきました。

林議員一般質問の原稿です。

2023年12月定例会  一般質問   林茂

議長の許可をいただいたので、一般質問通告書に従って質問を致しますので、理事者の方は、簡潔で明確な答弁をお願いします。

 

1、地域交通政策について

①ノリ乗りタクシー券事業について伺います。

導入以降の対象者数と利用者数とこの事業に使った費用額はいくらになりますか。年度別に分けてお答えください。

年度  対象者数    利用者数     費用額

年度  対象者数    利用者数     費用額

 

 

コミュニティバスの問題について質問いたします。

自治体でコミバスの導入の理由は、買い物難民、バス路線の廃止、縮小、高齢者の増加。高齢者が外出しない、引きこもりなどで健康不安が起きています。このような理由からコミバスを導入する動きが全国各地で広がっています。

県内24市町村でコミバスを導入していないのは藍住町、板野町、上板町、牟岐町、佐那河内村、石井町含め6町になりました。

町議会では、小川議員や私もコミバス導入を求めて一般質問を行ってきました。

 

②コミバスを求める会が、11月14日、高橋町長に町がコミバスを走らせてくださいと、賛同署名2644人提出されたが、要請署名に込められた思いに、町長はどのような考えを持っていますか。伺います。

署名提出後、10人の方は、署名運動に取り組んだ思いや、署名集めの中で住民からコミバスを導入して欲しいと話されました。

 

矢上の方が、安心して暮らせるようにとの思いで署名運動に取り組んだ発言を紹介します。

これから先、車に乗れなくなってもコミバスが走っていると安心して暮らせるようにとの思いで署名運動に参加しています。

 ご近所や知り合い、また初めて会った方とかに署名をお願いしたら 皆さん歓迎してくれました。

 皆さんの声を紹介させてもらいます。

○ これは良い取り組みやなと、言ってくれたり

○ コミバスは年取ったら絶対にいるわ。と多くの方が云っていました。

○ 免許返したら困るな、買い物にもいけんようになる。と云っています。

ある方は、お父さんと車がなかったら買い物にもいけんし、どないするで、いよったんよ

テレビで宣伝しよるワタミの宅配弁当を、とらなあかんようになるんかいな。土日は配達せんしな。スーパーは歩いて行くには、近いようで遠い。

 また気の早い方があって、署名お願いしたら

○ バスはどこ走るんで、どこから乗れるんかいな。と云われました。

 いえいえ、これから町長さんに署名を持って、お願いに行くんですよ。いいますと

○「がんばってよ。バスがあったらゆめにも行けるしな」と云っていました。

 まだまだ、コミバスに期待する沢山の声が寄せられています。

コミバスが町内を走るようになれば、安心して免許返納ができます。

今いった町民の声を聞きいれてもらって、ぜひコミュニティバスを藍住町内のすみずみまで走らせてください。と発言しました。

 

 藍住町では、大麻密売グループへの捜査情報の漏洩、学校給食の食肉調達をめぐる官製談合で副議長に続き副町長も逮捕された不祥事が、全国に発信され町民は、町の信用はなくなったと言います。そんな中で

 矢上の方は、町民の家を一軒一軒訪ねながらコミバスについて意見を聞いて廻りましたが、コミバスに反対する人は、ほとんど居ませんでした。これが町民の民意ではないでしょうか?

 お金がないと言うが、不祥事の続く町政の信頼回復のためには、民意を少しづつでも、前進させることが必要ではないでしょうか。と高橋町長へ問いかけました。

 

 この声を高橋町長はどのように受け止められますか。

 

③コミバスの導入は、高齢者など弱者を思いやる町政の大切な役割があると思います。武蔵野市のムーバスの導入について紹介します。

 理事者の方、議員の皆さんはタブレットをご覧下さい。

 

1通の手紙から始まった。市は高齢者が気軽に外出できるようなバスができないかと

 コミュニティバスが日本で広まるきっかけになったのは、東京都武蔵野市で1995年に運行を開始した「ムーバス」です。  武蔵野市には民間バス路線が多数存在しているため、移動に困っている人はいないように思えました。しかし、駅からさほど離れておらず、路線バスも走っている地区の高齢者から当時の市長に「買い物に出かけられずに困っている」という手紙が寄せられました。高齢者が外出しにくい状態が続くと、体が弱り、やがて介護が必要になります。こうなると高齢者本人にとって不幸であるばかりか、公的な財政負担も莫大なものとなります。市は高齢者が気軽に外出できるようなバスができないかと考え、ムーバスの計画がスタートしました。高齢者の行動を調査した結果、歩行能力が低下した高齢者は幹線道路にあるバス停まで歩くことが困難であることがわかりました。高齢者が利用しやすいバスとするために、

1、小型バスを用いて住宅街の中に入り込むこと

2、バス停は歩行距離が短くなるように200m間隔で設置すること

3、毎時決まった時間にバスが来るパターンダイヤとすること

4、バス停に番号を振ってわかりやすくすること  

5、駅を起終点としたわかりやすい循環路線とすること

6、気軽に利用できるようにワンコイン100円運賃とすること。を決めて運行しています。

 

ムーバスの概要について紹介します。

 武蔵野市が民間バス事業者に運行を依頼して走らせている一般乗合の小型バスです。1995年11月、廃止代替バスや福祉バスではない、行政主導の一般乗合のコミュニティバスとして全国で初めて運行を開始しました。

 

ムーバスの概況について、利用状況を紹介します。

  • 7路線9ルートで 総便数は1日あたり397~401便運行しています。
  • 乗客は一日約7,600人、年間270万人超えています。
  • 年間270万人は、武蔵野市民全員が

1年間に約18回乗車している計算になります。

 

武蔵野市では、住民へのインタビューやアンケートなどを丁寧に行い、試験運転も実施。正式に運行が始まった「ムーバス」事業は初年度から黒字でした。

以降に赤字になる年でも大きな損失にならない優良事例として脚光を浴びました。

コミュニティバスの成否は、運賃による採算(収支率)ではなく、運行の目的が達成されているかどうかで評価することが重要です。

 

住吉の方は、2025年には、団塊の世代が全員75才以上となり後期高齢者は増え続けます。出掛ける足がなくなると、引きこもり状態になる人が増加し、その結果として対話、運動不足により認知機能の低下、成人病のリスクが高まるため、医療費、介護料が増加します。コミバスが果たす役割は多大なものですと、コミバス導入の必要性を高橋町長へ訴えました。

 

富吉の方は、藍住町は県で3番目に小さい町、コミバスを走らせるのに小回りがきく良い町です。お出かけの機会が減ることで、病気や施設入所になる高齢者が増えるより、コミバスがあることで、元気に暮らしていく方が、費用対効果が上がると思います。

 高齢者の比率は更にアップしていくので、コミバスの必要性、需要は高まりますので、早急に取り組みの検討をしてください。

高齢者の外出支援で引きこもりはなくなり、元気で社会活動に参加し暮らせることが必要だと思います。と高橋町長へ訴えました。

 

私は、町議会で、高齢者の移動手段として、高齢者の脚を支えるコミュニティバスを求めたところ、町の答弁では、コミュニティバスを導入するに当たっては、どのルートを決定し、どの程度の利用が見込めるのか、車両や運転手の確保、料金徴収の有無や財政面の課題。費用対効果などを考えると現時点では困難であると結論に至ったと答弁でした。

町は、ノリ乗りタクシー券は、利用に応じて費用が発生するものであり、乗客がいなくても費用が発生してしまうコミュニティバスよりも経済的であると考えると答弁でした。

武蔵野市のムーバスを導入した経緯をみたら明らかです。福祉政策は、費用対効果で求めるものではありません。誰でもいつかは年をとります。町民の皆さんは、福祉に優しい藍住町になって欲しいと願っています。

 

 費用対効果で、あえて言うならば公共下水道事業です。収支の採算がとれず赤字です。毎年2億3千万円を一般会計から繰り入れています。

 一般会計から繰り入れしなければ、現在下水道を利用している世帯に対して4倍もの値上げをしなければなりません。

 コミバスは、下水道と違い、莫大な事業費は必要なく、命と健康、暮らしを守る役割があります。その役割を果たすのが行政の仕事です。

 

 真夏の暑い中、汗だくになりながら、一軒、一軒ピンポンを押しながら署名集めをしてくれた方、署名を頼んだ方が、いい運動しよるなと、私も協力したい、署名用紙をコピーして使ってもいいのかと、多くの方が署名運動に参加しました。

住み慣れた地域で健康に安心して暮らしたいは、みんなの願いです。

藍住町の基本理念は、誰もが住み慣れた地域で、健康に安心してともに暮らせる環境づくり、-いつまでもいきいきと暮らせる藍住町を目指して- と、スローガンを掲げています。コミバスを求める会から提出された2644人の要請署名、町民の願いや思いをしっかり受け止めた町政を強く望みます。

 

 

2、東部地区の防災拠点について質問いたします。

①勝瑞の発掘調査では、10万点以上にのぼる遺物が出土し保存されていますが、発掘調査開始から工事費用総額は、いくらですか。伺います。

 

②9月定例会の質問で、鳥海議員と小川議員との共同提案で東部の防災拠点として勝瑞城館跡を活用することを提案しましたが、史跡活用のための国庫補助金を活用して用地を取得しているため建物などの設置ができないとの答弁でした。しかし防災拠点として建物の設置を合法的に検討、研究をしてください。

勝瑞城館跡の活用計画について伺います。

 

③東部地域の避難場所設置について検討するとの答弁でしたが、具体的な構想をお聞かせください。西部地区の避難場所は、桜づつみ公園バーベキュー施設整備計画に合わせて設置します。東部地区の方に早く構想を示していただき安心させてください。答弁を求めます。

 

④千間堀の排水対策について、鳥海議員、小川議員も一般質問で取り上げて、計画も具体化されましたが、その計画も実行不可能となりました。莫大な財政支出が必要だからと言いますが、いつも大雨、台風で地域の方の交通や暮らしが脅かされています。そのまま放置するわけにはいかないと思います。雨水の千間堀への流入を分散する方法も検討すべきでないですか。

町として、改修工事の計画など地域住民に状況説明などをするべきです。

対策の進捗状況も報告してください。せめて浚渫工事をしたらどうですか、このことについて答弁を求めます。

 

 

 

3、地球温暖化防止対策について

 CO2(二酸化炭素)排出削減に向けた世界各国の取り組みが進んでいますが、

世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」は12月5日、対策に後ろ向きな国に贈る「化石賞」に日本を選んだと明らかにしました。脱炭素に逆行するとして批判が強い石炭火力発電を温存する姿勢を理由に挙げました。恥ずかしながら日本は2回目の受賞です。太陽光発電の導入など再生可能なエネルギーへの転換が必要です。次の点について伺います。

 

  • 町は、施設管理に伴う取組の推進では電気自動車をはじめとするエコカーの積極的な導入に努めるとあるが、具体的な計画をお聞かせください。

 

 

  • 国の方針は、災害時の拠点となる公共施設へ再生可能エネルギー設備の導入を求めていますが、藍住町の今後の計画をお聞かせください。

 

  • 町は自然エネルギー(住宅用太陽光発電システム等)導入に係る補助制度を創設すること。この制度があるのをご存じと思います。

板野郡内では、松茂町と北島町が導入しています。北島町では、住宅用太陽光発電システム等普及促進事業や電気自動車購入費用1台30万円、燃料電池自動車は50万円など町民の経済的な負担を軽減する制度を作っています。他町が導入している制度が藍住町では残念ながら導入されていません。町民の経済的な負担を軽減する制度を導入すべきだと思います。答弁を求めます。

答弁  導入することは考えていない。


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