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日本共産党 藍住町議会議員 林茂の宅配便

既に原発作った時点で取り返しつかないことしてたけれども、更に取り返しのつかないことになる。地元の漁師さん達の生活にどう責任取るんだ。

原発汚染水 海洋放出 撤回迫る
参院委で紙氏「懸念切り捨て」
紙智子議員 参院復興特委

 日本共産党の紙智子議員は9日の参院復興特別委員会で、東京電力福島第1原発の汚染処理水の海洋放出の撤回を求めました。

 紙氏は、全漁連の岸宏会長が菅義偉首相との会談で、海洋放出に反対したことにふれ、「現場の声を無視した海洋放出の強行は、福島だけでなく懸念を持つ多くの国民、漁業者を切り捨てるものだ」と迫りました。
 赤旗







福島民友ニュース2021年04月10日
「もう何も信用できない」 処理水海洋放出、憤る福島県漁業者
東京電力福島第1原発の処理水を巡り、政府が海洋放出の方針を固めた9日、本格操業への移行に向け歩み始めたばかりの県内の漁業関係者からは憤りの声が上がった。政府は風評対策を強化する方針だが、十分な説明がないまま進む政策決定に、県内の漁業関係者らは「(対策の)中身が見えない」「信用できない」と不信感を募らせる。

 「風評対策などと支援策を言われても、漁業者は何も信用できなくなっている。とにかく、海洋放出は絶対に反対だ」。小名浜機船底曳網漁協所属の「第3政丸」船主志賀金三郎さん(74)は、政府の方針に声を荒らげる。

 原発事故前には茨城県沖など他県での漁も行っていたが、原発事故後は他県での操業を自粛。いわき市沖で漁を続けてきたが水揚げ量は少なく、今月始まった本格操業への移行に大きな期待を寄せていた。「水揚げ量を拡大し、消費者の皆さんにおいしい魚を届けようとしているのに、なぜ今なのか」と憤る。

 不信感の背景には、政府の不十分な説明に加え、相次ぐ東京電力の不祥事がある。「これまで漁業者がどれだけ苦渋の決断をしてきたのか理解されていない。処理水を海に流されたら、福島の魚介類はまた敬遠されてしまう」

 アサリ漁に携わる相馬双葉漁協松川浦地区代表の菊地寛さん(75)は「漁業関係者の話を聞かずに、よくやるものだ。風評対策をするといっても、中身が見えない」と怒りを込める。

 震災前、全国的な青ノリの産地だった松川浦。県外のノリ買い取り業者と、地区の代表として懇談したときの言葉が数年たっても忘れられない。「(本県産は)いりません」。風評の根深さを実感しており、「こんな状態がまだまだ続いていくだろう」とうなだれた。

 菊地さんは、将来の漁業を担う若手たちも気遣う。「漁業者が何を言ったって、(政府に)聞いてもらえない。それでは、若手のやる気もそがれてしまう」

 政府の方針に不信感を持つのは漁業関係者だけではない。いわき市の薄磯海水浴場近くで民宿「鈴亀」を営む鈴木幸長さん(68)は「処理水が流れれば、海と一緒に生活する自分たちはずっと付き合っていかなくてはならない問題だ」と切実な声を上げる。

 宿では地元の新鮮な魚介料理や、天日干しなどで加工した魚を土産などで提供している。60年近く海水浴場で海の家も営み、薄磯区会の区長として震災後は海水浴場再開に力を尽くすなど、海と共に歩んできた。

 観光復興もこれからと意気込んでいただけに「観光業者にも具体的な説明をしてほしい。海を訪れてくれた人に何の説明もできない」と複雑な表情。「震災時も補償の動きは遅かった。素早い風評、補償対策をしてほしい」と求めた。

 県漁連会長「絶対に反対」

 政府の海洋放出方針を受け、県漁連の野崎哲会長は福島民友新聞社の取材に「福島で生活し、漁業を続けていくので処理水の海洋放出は絶対に反対。福島だけでなく全国の漁業者に関わる問題。国民的な議論もされていない」と話した。


「国は守ると言うが...」 海洋放出、鮮魚店「これから」に水差す               
     福島民友ニュース  2021年04月09日 08時55分

東京電力福島第1原発の処理水を巡り、菅義偉首相と漁業者団体トップの会談から一夜明けた8日、会談の波紋は、漁業関係者だけでなく県内の市場関係者や消費者にも広がった。海洋放出を目指す政府方針に、関係者からは「影響は市場にも出る。幅広く対策を図ってほしい」との声が上がる。

 「買わない、店を訪れてくれないなど影響は如実に出る。風評は流通、販売の現場を直撃する」。いわき市久之浜地区で鮮魚店「おさかなひろば『はま水』」を経営する合同会社はまからの専務阿部峻久さん(38)は、海洋放出が行われた場合の影響を懸念し、市場関係者への対策を求める。

 店では「常磐もの」にこだわり、常磐沖で取れた魚介類のほかアナゴのみりん干しなど加工品も販売。地元や首都圏の飲食店などに商品を卸してきた。

 試験操業では抑えられていた漁獲量が4月からの移行に向けた操業で増えることに期待していただけに、阿部さんは「売る自信はある。(海洋放出は)これからという動きに水を差すことになる」と不安視する。

 同社では子どもの漁業体験など人材育成にも携わってきた。「状況が悪くなるのに関わりたいという人なんていない。国は水産業を守ると言いながら、実際どう考えているのか」と疑問を口にする。

 相馬復興市民市場「浜の駅 松川浦」内で食堂「浜の台所 くぁせっと」を運営する会社・そうま海拓丸代表の管野貴拓さん(45)は、「ちょっとやめてくれよという思いしかない」と率直に考えを語る。

 浜の駅は昨年10月に開場。にぎわう店内の様子に「震災前の相馬に少しずつ戻りつつある」との思いを抱いていた。そんな中での処理水を巡る動きに、大きく落胆する。

 ホテルなど宿泊施設や飲食店が多い郡山市では、新型コロナウイルスの影響で鮮魚の仲卸業が大きな影響を受けている。同市総合地方卸売市場で取引する業者は、処理水が海洋放出された場合に「風評とコロナでダブルパンチになるのでは」と警戒感を強める。

 同市場に入る業者でつくる市場組合の鈴木茂雄事務局長は「東日本大震災から10年たっても、いまも根強い風評はある。政府には慎重に考えてもらいたい」とくぎを刺した。





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