日本共産党 藍住町議会議員 林茂の宅配便

東部地区の防災拠点施設を勝瑞城館跡を公園にし、住民の避難場所をつくること。

林議員の一般質問の原稿です。 

残念ながら、バーベキュー施設の中止を求める町長宛の要請書について質問に対し、高橋町長は、長々と答弁を行い、1時間の質問時間の半分費やしました。用意をした質問すべての答弁を求めることはできませんでした。

答弁を求めることができなかった質問は、理事者の方も答弁の用意を準備していただいるので、12月議会で再提案したいと考えてます。

 

2023年9月定例会 一般質問 林 茂議員

議長の許可をいただいたので、質問通告書に従って質問いたします。理事者の方は、簡潔で明確な答弁を求めます。

 

すでに皆さん方は、ご存じの事と思いますが、改めて、ご紹介します。藍住町のホームページ 町長室へようこそ。 

藍住町が今後も持続発展し続けるためには、あらゆる困難に努力を惜しまず挑戦し、住民とともにある行政を目指していかなければならないと考えています。皆様からのメッセージやご意見、ご提言をお待ちしています。

高橋町長は、このように言っておられますので、町民の皆さんからも、意見や要望、提案を出して下さい。真正面から受け止めてくれると思います。

いま住民と共に歩む藍住町を作ろうとする動きが始まっています。

 住民グループの皆さんからバーベキュー施設の計画中止の要請書に署名が添えられ町長宛に提出されましたが、この個人署名には、住民の思いが反映しています。もう一つの住民グループが町長宛に、北島町や松茂町はコミバスを無料で出しているので、藍住町でも導入してほしい。少しでも藍住町が福祉に優しい町になってほしいと切に願いながら、連日署名活動に取り組んでいます。

 

 住民の皆さんの声が、町政に届くことを願って質問に入ります。

 

1、バーベキュー施設の計画中止の要請書について

①高橋英夫町長に、8月17日住民グループ「藍住町を考える会」から計画中止を求める1313筆の要請書を提出し、「少数意見と切り捨てるのでなく、住民の声をくみ上げる場をつくってほしいと」訴えましました。新聞やテレビで大きく取り上げらました。この要請書に対してどのような対応がなされたのか、町長に伺います。

 

②「藍住町を考える会」が中止の理由として1、約6500万円の莫大な費用を投入する2、本当に必要な事業に予算を優先してほしい。3、災害時の活動拠点にならない。4、パブリックコメントの多くが事業に反対している。5、さくらづつみ公園は、町民の数少ない憩いの場である。この5点をあげているが、町長は回答する義務があると思うが、考えをお聞かせください。

 

 

③パブリックコメントの実施期間3月15日~31日であり「藍住町パブリックコメント手続き条例」第7条に違反しています。条例では、政策等の案の概要の公表の日から、30日程度を目安として期間を定めるとしていますが、公募期間は半分程度でした。町行政が条例を何故守らなかったのか。その理由を伺います。

町民への周知では、徳島新聞以外の購読者には、パブリックコメント要項が届いていませんでしたので、町民の皆さんへの周知方法も検討すべきでないかと思います。

 

④バーベキュー施設は、収益を伴う事業であり、何故、利用者数や収入見込みを立てないのですか。計画がずさんであり民間であれば、金融機関からの融資も受けられないし、もちろん役員会へ提案もできません。これでは、民間委託先も困ることと思います。

 

 

2、マイナ保険証について

マイナ保険証」の問題について伺います。マイナンバー制度がスタートして約10年が経過しました。私はデジタル技術の活用によって住民サービスの向上や地方行政の業務の効率化が進むことに反対をするわけではありません。しかし、同一の個人識別番号を複数の行政機関で利用し、各行政機関が持つ個人情報を1枚のカードにひもづけようとしている国は、G7主要7カ国で日本だけです。個人情報を守る点から見ても、世界の流れに逆行しています。

 

 カードの取得は、任意でしたが、保険証を廃止するという目的からマイナーカードを事実上義務化にしました。保険証を来年秋には、廃止せよと号令をかけているのは、大企業です。すでに3兆円もの莫大な税金が投入されています。

 

質問に入ります。

①本町におけるマイナンバーカードの交付状況について伺います。資料請求をしていますので資料に従って説明願います。

マイナカードの推進が進まないために、申請者には2万円のポイントをつけました。

マイナポイントの健康保険証利用申込者に対するポイント申込みが開始された令和4年6月末の交付枚数と交付率は、直近の令和5年8月末の交付枚数と交付率は。マイナ保険証の手続きを取っていない人は何人ですか。

 

 

②政府は普及促進のためにポイントの付与だけではなくて、普及率に応じて地方交付税に差をつけるという強行策まで実施しました。マイナ保険証の促進のために、役場の職員の皆さんは、大変苦労をしたことと思います。次の二点について伺います。

・この間申請が困難な高齢者や障害者に対する支援はどのように行いましたか。支援策について教えてください。

 

・高齢者施設、介護施設などは、カードの四桁の暗証番号の保全、管理について大変だと思います。個人情報保護法との関連もあります。町への相談はありますか。その対応について伺います。

 

 

③令和6年秋からマイナンバーカードと保険証の一体化による健康保険証が廃止されようとしています。埼玉県保険医協会が8月1日から31日にかけて開業医会員に調査(回答292件)を行ったところ、マイナ保険証により受け付け業務が増えたのはナント92%に上った。「健康保険証を存続すべき」と回答した開業医は、5月調査の85%から96%へと増え、100%に迫っていると言います。

開業医の反対、国民の反対、マイナカードの返納が45万枚以上になりました。

介護現場からは「情報漏洩が怖い」と不満続出など広がり、紙の保険証を残せという世論が広がっています。保険証廃止に伴う町民の不安に対して、本町としてどのような対応を考えているのでしょうか。伺います。

 

再問

マイナ保険証に対する、国民の怒りに対し、政府は、来年の秋以降、マイナ保険証を持っていない人は全員に「資格確認書」が申請不要で送付されます。「資格確認書」は健康保険証と同じ機能で、紙・プラスチックのカード型です。顔写真は入らない。有効期間は最長5年になる予定です。現行の健康保険証と同じです。保険証の廃止は必要ありません。

この資格確認書にした場合の発行コスト年間で241億円必要としています。

税金の無駄遣いです。このお金を学校給食費無償化に使えは、暮らしが大変な時、経済的な負担も減少し喜ばれます。

 

 

3、防災対策について

防災対策は、災害から人命を守ることです。

①木造住宅耐震診断と耐震工事の状況について伺います。資料請求をしていますので、資料説明を願います。

 

 

再問

 藍住町の対象木造住宅総戸数6,644戸・平成12年5月以前の住宅が対象です。

総戸数6644戸で、木造耐震診断を受けたのは令和4年度末で668戸です。現在1割程度しか耐震診断が進んでいません。

耐震診断結果が1.0未満と診断された木造住宅は耐震改修が必要です。その戸数は653戸です。耐震診断を受けた建物の98%が耐震改修を受けなければ、災害が起きたときには住宅に大きな被害を受けます。

住宅の耐震改修するには、250万円から300万円程度の工事費が必要です。

木造耐震改修支援事業には、最高110万円の財政支援がありますが、暮らしが大変であり工事費の不足分を捻出できないという方が多いので、耐震改修事業が進まないと思います。

 町民を災害から守るために今後の改修支援事業も検討すべきでないかと思います。

                         

 

連日の酷暑、豪雨など異常気象の最大の原因は、地球温暖化です。

北極は地球上で一番激しく温暖化が進んでおり、遠い北極の温暖化は日本の猛暑につながっています。猛暑は地表の温度だけでなく海面水温も上げています。海が暖かいと水蒸気がたくさん沸いて上空で雲になり、雨を降らせます。そこに低気圧が来て、ふだんよりも強力な低気圧になってしまい豪雨になるそうです。立花三重大学大学院教授の話です。

 世界各地で続発する大規模な山火事や森林火災も気候変動の影響だそうです。

 

私たちにできることは、根本的にはCO2を削減することです。太陽光発電の導入など自然再生可能なエネルギーへの転換が必要です。そこで

②住宅リフォーム事業を創設することを、新しく提案します。

事業内容は、災害予防バリアフリー化、省エネルギー化。地球温暖化対策として、住宅の断熱性向上につながる壁や屋根、床下などに断熱材を入れることや既存の窓に内窓をつけて二重窓にする改修工事に取り組む事業を町として行うことが必要です。電気代の節約と地球温暖化防止対策に役立つ住宅リフォーム事業です。ぜひこの制度を創設してください。

 

 

③本町の危機管理室担当者は2人です。今後の防災対策を強化するためにも増員してください。

 

 

④自動車運転免許証の自主返納者に、ヘルメットを支給する。安全を守ると共に、外出機会の確保による健康増進につなげるために、実施してください。

 

⑤西部の防災拠点が桜づつみ公園に設置されるが、防災拠点としての体制と機能について伺います。

 

⑥東部地区の防災拠点に勝瑞城館跡地に設置を提案します。

勝瑞地区には避難場所は北高があります。遠方だと言う意見が多く、勝瑞城館跡地を公園にする。そこに太陽光発電設備を設置し避難施設をつくること。

 

この施設は、戦国天下人三好長慶(ながよし)、遺跡の展示、勝瑞城館跡まつりなど歴史と文化を継承する歴史館を建設し藍住町の観光スポットにする。

 

その建物には交流施設などを作り、その一部を避難施設に活用する。この提案は、鳥海議員と小川議員の知恵を借りた共同作品です。藍住町の歴史館を建設し東部の防災拠点として住民の命と暮らしを守る砦を作って下さい。強く要望いたします。

 


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