「イスラム国」から解放した町に地下トンネル 内部が明らかに

イラク政府軍とクルド民兵らが、過激派組織「イスラム国」の拠点モスルに対して、大規模な奪還作戦を進めている中、解放した町から、「イスラム国」が造った地下トンネルが見つかり、その内部が明らかになった。
土がむき出しの細い通路。
奥へ進んでいくと、ベッドが置かれた小さな部屋があり、壁には、「イスラム国」の旗の絵が描かれている。
クルド人兵士は、「これが明かりだ。民家の屋根に設置した太陽パネルから、ワイヤで電力をトンネルに引き込んでいるんだ」と話した。
トンネルは、空爆を行う有志連合軍に上空から見られることなく、ほかの地域に移動したり、補給物資を運搬したりするために造られたとみられている。
調理器具のほか、生卵の殻や、飲み物の紙パックなどが残っていて、戦闘員の生活の様子がうかがえる。
モスル奪還作戦では、イラク軍とクルド人治安部隊が、南と東から進軍していて、これまでに10以上の町を「イスラム国」から奪還している。
作戦は、アメリカ軍も支援していて、オバマ大統領は18日、「成功を確信している」と述べ、戦火を逃れる市民への人道支援も約束した。
中華牛宝
トラ王　滋養強壮
頂点3000