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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 勝ち組

 第二次世界大戦末期のノルマンディー上陸作戦を描いた
「史上最大の作戦」という映画がありましたが、

 そのノルマンディー上陸作戦に使用された爆弾を上回る
量の爆弾が、1945年8月1日の新潟県長岡市と翌8月2日の
富山市、水戸市、東京都八王子市に投下されました。


  出典 www.allwalls.org  B-29 スーパーフォートレス

 すでに、東京、大阪、名古屋などの大都市を焦土と化した
米軍は 6月からは地方の中小都市への夜間無差別爆撃を
繰り返していましたが、8月2日の午前0時すぎから始まった
富山市への空襲ではB-29爆撃機170機以上が焼夷弾の雨
を降らせ、被害は中小都市では最大の規模となり、市街地
の98%が消失し、2700人以上の死者が出る大惨事となった
のでした。

 市内には炎を伴なった突風が吹き荒れて、建物は次々に
炎上し、人々はただ逃げ惑うことしかできませんでした。

 死者には幼い子どもを連れた母親や妊婦や老人、そして
身体に障害を持つ者など、避難が遅れがちな人々に集中
していたようです。

 この日の夜間無差別爆撃では、水戸市で300人以上が、
八王子ではおよそ400人が死亡しました。

 これらの都市には軍事関連の工場や研究所など特段の
攻撃目標となるべき施設もなく、戦略的にはほとんど意味
のない爆撃であったにもかかわらず使用された爆弾
空前の量に及んだのです。

 聞くところに寄れば、

 何でも、あの悪名高い将軍ルメイの昇格と米陸軍航空隊
発足の記念日を「祝う」ための祝砲(爆撃)であったとの
見方もあるのですが、日本は終戦後にそのルメイに対して
勲章を授けるのですから、開いた口が塞がりません


 この戦争(太平洋戦争)は日本が仕掛けたかたちですが

     

 「窮鼠猫を噛む」が如きイントロからサビ
原爆投下までの悲惨メロディーはほんとうは
何処の誰の手による作曲だったのでしょうか

 さて



 『ヨハネの黙示録』に登場する「四騎士」
なかの赤い馬騎士戦争を暗示しています。

      



 赤い色は古代中国や日本での四方の方角を司る霊獣
(守護神)である「四神獣」で言えば南を守る朱雀
にあたりますが、恐竜の子孫が鳥類だとすれば、まさしく
それは西洋での赤い龍に相当するのでしょうか

    



 さずがにその理屈は通らないかもしれませんが、



 偶(たま)さか、東西南北を司る「四神獣」の色
(青、白、赤、黒)と「四騎士」の乗る馬の色が同じで
あることから何か関連があるのかもしれません。

     

 陰陽五行では、木火土金水に対応する四方および四季
を青、赤、白、黒、中央を黄の五つの色で表わします。



 上図のように東から順(時計回り)に、

      

 東rightright春、南rightright夏、西rightright秋、北rightright冬となり
、それぞれ青龍、朱雀、白虎、玄武が守護して
います。

 中央は黄色で黄龍もしくは麒麟(きりん)が入ります。

 とりあえず四つの色の馬に乗った「四騎士」たちを
「四神獣」に当てはめてみると、下のようになりました。


 登場順   「四騎士」      「四神獣」    

  一番手  獅子 白い馬 征服    白虎 西 秋 金
  二番手  雄牛 赤い馬 戦争    朱雀 南 夏 火
  三番手  人間 黒い馬 飢饉    玄武 北 冬 水
  四番手   鷲  青い馬  死     青龍 東 春 木


 一見すると、偶然に色が同じというだけで、特段の関連性
はなさそうですが、類似するものを敢えてこじつけるならば、

 白は、ネコ科の動物でどちらも生態系の頂上にいる存在
 赤は、戦争と火のようなという形容と五行の火との共通性
 黒は、人間の営みと災害や飢饉を連想させる(北・冬・水)
 青は、空を飛ぶことができるもの同士で俯瞰が可能 ase2

 もし仮に、四番手の青い馬が最初だったら、東・西・南・北
の順にはなるのですが …

 要するに、

 無理やりに牽強付会をしてみても空しいだけの関係
にあると言うべきでしょうか

 ところで
 
 五行思想には、「相生」「相剋」という、それぞれ
の要素同士が互いに影響し合うという考え方があります。

   

 相手の要素を補って、強めるのが「相生」で、相手の
要素を抑え弱めるのが「相剋」ですが、補強し合うから
と言って「相生」が良くて、「相剋」が悪いという意味
ではありません。

 木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を、金は水を、水は
木を生ずるという関係が『五行相生』です。

 木は燃えて火となり、火が燃えたあとには灰が土となって
、土が集まった山から鉱物(金属)が生まれ、金属は冷えて
水滴を作り(又は腐食して水に帰り)、水は木を成長させる
というわけです。

                   
 一方、

 木は土に勝ち、土は水に勝ち、水は火に勝ち、火は金に
勝ち、金は木に勝つという関係が『五行相剋』です。

 木は土から養分を吸い取り、土は水を吸収し、水は火を
消し、火は金属を溶かし、金属は木を切り倒すわけです。

 ここで、ハタと気づいたのですが、

     

 「四騎士」の登場して来る順番が、相手に勝(剋)つ
『五行相剋』の流れ(上図の←→赤い矢印の)順序と
中央に置かれた黄色の土行(土用)、黄龍あるいは麒麟を
別にすれば、全く逆の流れ(順番)で現れるということです。

 つまり、

       

 白い馬の騎士=金 right 赤い馬の騎士=火 right 黒い馬の
騎士=水 right (黄色を飛ばして)青い馬の騎士=木です。

        

 黄色を除いて矢印の逆に流れる「四騎士」の順番は
何かを意図するものなのでしょうか

      

 それとも馬の色と同様に、これもまた偶然だと考えるべき
ものなのでしょうか

 その検証には陰陽五行の生成のプロセスを探る必要が
あるでしょう。

 「太極が陰と陽に分離し、陰の中で特に冷たい部分が
北に移動して水行を生じ、次いで陽の中で特に熱い部分
が南に移動して火行を生じた」

       

 太極とは、最初(原初)の状態です。

 原初の「気」に満ち溢れていたエネルギーが満タンの
状態で混沌としているわけです。

 現代の物理学で言うところの「ビッグバン」以前の
状態のことですね

 「さらに残った陽気は東に移動し、風となって散って木行
を生じ、残った陰気が西に移動して金行を生じた」

 「そして四方の各行から余った気が中央に集まって土行
が生じた」と考えられているようですが …

 要は、

 混沌の中で「陰」「陽」の二つの「気」が生成され、

 相互に回転しながらエネルギーを放出吸収している
というわけです。

 この二つの「気」は絶対的なものではなく、陰中の陽、
陽中の陰という形で相対的に相互作用を繰り返しますpeace


 順方向(時計回り)の回転は「気」を放出し、

 反時計回りの回転は「気」を吸収します。 

 exclamation 逆回転の太極図はエネルギーを奪い取りますので、
  長時間見ないないように注意してください。

 つまり、『黙示録』「四騎士」はこの逆回転の
順番で登場するわけで、そこにヨハネの隠された意図が
垣間見られるような気がします。

 ヨハネはユダヤの民だから中国の「陰陽五行説」
など無関係だと思われるのでしょうが、

 どっこい、そうとも言えないような雰囲気なのです。

 陰陽五行説は古代中国(戦国春秋時代)に陰陽思想と
五行思想が結び付いたのが発祥とされていますが、

 五行思想のもとはメソポタミアの五元論がシルクロードを
経て中国に伝わったもので、本来は東西南北・春夏秋冬・
四神獣など四元論であったものが、東西南北には中心を
置いて、そこに黄龍や麒麟を配したり、春夏秋冬に土用を
付け加えたり … と、五元論を融合するなかで陰陽五行説
が生まれたとも言われているのです。

 つまり、

 古代バビロン(バビロニア=バベル)や古代エジプト以前
からイスラエルの民のあいだで知られていた思想ですから、
それをヨハネが用いたとしても何の不思議もないわけです。

 さらに言えば、

            

 五行では、木・火・土・金・水の順に「相生」たる生命の
循環が永遠に続くわけで、ダ・ヴィンチの意図する地球
生命(ガイア思想)の循環サイクルとも合致するものだった
わけですが、『黙示録』では「相剋」のエネルギーが
奪われ、吸収される順番に「四騎士」を出現させている
ところにカバラ的な秘密の奥儀の某(なにがし)かの臭いを
感じ取ったダ・ヴィンチが『モナ・リザ』にその奥儀
封印したとも解釈できるわけです。

 なぜなら、カバラ的な神秘主義思想はルネサンス期には
プラトニズムの影響を受けて「万物は一者から流出した」と
するネオ・プラトニズム(新プラトン主義)が隆盛し、
ダ・ヴィンチの信条である「すべてはひとつに統合される」も
その延長線上にあるものだからです。


 たとえば、こんな風に考える事だって可能です。

 黄色であるがないということは、陰陽五行説における
循環が途絶えることを意味します。

   

 「相生」では、は燃えてとなりますが、燃えかす
の灰はになりません。

 がなければは生じませんので、も涸れ果てて、
やがてはも枯れるわけです。

 「相剋」では、には勝つべきがありませんので、
は吸収されずに洪水となり、は消され、も溶けず
にいますが、すべてがに覆われて腐ってしまいます。

 腐っただけが残った死んだになるということです。
 
 
 陰陽五行におけるであり、で示されるものの正体
が人間に似た生き物に招かれて登場する『黙示録』
黒い馬騎士であるとしたならば、

    

 その構図は、16世紀当時のダヴィンチの時代で言えば、
神の僕を装いながら、金儲けに血まなこになっている教会
や聖職者をあらわしているわけです。

 黒い馬の騎士がもつ秤にしても、その道具を必要とした
職業の人々や使用目的を考えれば、それが経済、もっと
直接的に言えば、金儲けのための道具として使用される
モノであったことを考えれば経済至上の拝金主義の現代
にもあてはまる内容です。 

 金と権力に塗れた、黒く、醜く、汚い色をした人間や組織
はいつの時代でも勝ち組です。

 そして、悲しいことに

     

 そんな者たちによって「歴史」は作られているのです。

      

 人体実験さながらの原爆投下でさえも、必要な
ことだったと嘯(うそぶ)くことができるのですから ・・・

   


 はてさて、

 「四神獣」「四騎士」の関係にはタダならぬもの
がありそうですが、さらにそれが『モナ・リザ』に隠し
描かれているだけでなく、一方においては ある種の奥儀を
神獣(霊獣)によって封印し、他方ではある種のエネルギー
をその配置によって放出する風水まがいのテクニックを
ダ・ヴィンチは駆使していたのですが、

      

 その辺りの解説についてはまた次回ということで、

 … to be continue !!

 ヒント、



 ダ・ヴィンチは守護神としての四つの生き物をどこに配し、
どこに気を放出するエネルギーを集めたのでしょうかpeace



 『モナ・リザ』の四方でないことは確かですねpeace




        「風水だとよ」

      

    「ふう、すいですか(へえ、そうですか)


      

コメント一覧

小吉
 なんともややこしい話(´・ω・`)
 もしもし本当に風水のようなものを意図していたのなら、凄いことですね✩
ルート1/2
勝ち組によって歴史が捻じ曲げられて作られたことは事実だけど、前のページでもコメントしたように、これだけネットワークが発達した現代では世界的な言論統制が行なわれない限り、一般市民や民衆を黙らせることは難しいと思われます。

その意味では日本は不幸だったとも言えますが・・・
餃子ライス
話としては面白いけど、ダ・ビンチが風水なんて、イメージが
湧かないなあ。
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