なんとなく、そんな気がするとしか言えないのです 。
たとえば、ボタンの掛け違いならば、時間の経過とともに
いずれはその違いに気づくのだけど …
自然の営みのなかの変化は、たかが100年やそこいらの
人生のさらに数十年たらずの経験則では比較・計量(計測)
などできるわけもないのです。
学術的な統計調査データにしても、せいぜい何百年が限度
で、あとは地質学や考古学的な見地からの分析や古い文献
(古文書)などからの推察や予測解析などに頼る程度のもの
にすぎないのです。
でも、やっぱり、何かが 変 なのです 。
今年は、桜が早く咲いた(3/17開花した)割には、その後も
長い時間に渡って花を楽しむことができたのに、4月の初旬
以降は霖雨となってしまったのです。
さて、いよいよ風薫る新緑の季節になると思われた5月は
暑かったり寒かったりでちっとも春らしくなく、ふと気づくと …
初夏のような日々の暑さのなかで、いつしか6月の声を
聞いているというありさまなのです。
例年ならば、
あと数日で梅雨入りなのに、そんな気配は、露ほどもなく、
カラっとした天気が今日も続いているのです。
地球上のすべての生物の生活の基盤は 地球 です。
漠然とですが、1年という時間が年々速く、そして短くなって
いるような感覚は単なる錯覚なのでしょうか

地球 は一定の周期で公転(1年)と自転(1日)を
繰り返しているはずですよねぇ
まぁ、それはともかくとしても …、
ボク たち人類を含めて、地球上に棲むすべての生き物
の生活周期もその地球の周期に同調していました。
そう、ほんの数千年 …、いや、数百年くらい前までは …
現在でも人間を除く他の生物は地球の周期に同調させて
生きていますが、ひとり人類だけは違っていました。
イギリスに起こった産業革命以降の機械文明化を皮切りに
して、近年の物質至上世界となってからはいわゆる先進国と
呼ばれる国々を先頭に自然の周期から人工的につくられた
周期、つまり人為的にプログラムされた文明の時間
というものに従属的に慣らされてきたのです。
この文明の支配する時間は自然のなかに流れる時間とは
ある意味では対極に位置するものなのかも知れません。
機械的ではあっても時計の針が刻むように連続的ではなく
持続性にも乏しい半面、瞬間的で瞬発性には富んでいます。
一定のリズムを繰り返すといった単調さや循環性はなく、
突発的で意外性のあるものです。
自然の時間とは、地球の周期をベースに過去から未来へ
一定方向に流れる不可逆的なものと自転による昼夜や公転
による四季とを周期的につくり出しながら循環している時間
のことです。
イメージ的には、縦軸を未来に向かう時間の流れとして、
昼夜を繰り返しながら循環する季節の流れを横軸に置いた
場合の、ちょうど回転する渦巻きが未来に向かって上昇する
逆さ竜巻のようなスパイラルな時間ですね。
一方、文明により人工的に生み出された時間とは、未来に
向かう一方向的な流れに、常時あるいは、断続かつ突発的
に昼夜の関係なくいつでもどこでも瞬時に接続し干渉される
ような時間のことです。
唐突かつ不規則にスライドしながら直接的にアプローチ
されるようなランダム・クロス・アクセスする時間の感覚で、
無数に突き刺さったアンテナの束が、無造作に配置された
テレビ塔(東京タワー)のイメージです。
痩せたハリネズミが直立している姿を想像してもらっても
いいかも知れませんが、それは血の通った生き物ではなく、
ブロンズの彫刻や金属などで創作された前衛的なオブジェ
といった風情です。
わかりやすいかどうかは別にしても、デジタルとアナログ
の関係にも似ていますね。
当然のことながら、文明による時間が デジタル で
自然の時間が アナログ です。
現代人は自然に従う時間から人工的なシステムに
従う時間に否応なく組み込まれています。
それは、リゲインのCM(24時間戦えますか)に代表される
ように自然のサイクルから逸脱したフルタイムの戦闘モード
のなかにある時間でもあるわけです。
現代が ストレス社会 と呼ばれる所以(ゆえん)は、
そうした文明由来による時間と無縁ではなく密接に関連して
いるはずなのです。
なぜなら
いわゆる文明の利器というものも、一見すると人間の仕事
を楽にして、効率を上げ暮らしを豊かにしているように見える
けど、実際はその量や質や時間をただ拡大・拡張させている
だけで、結局は時間を切り売りさせる結果になっているから
です。
単に、仕事の絶対量が無意味に増やされているだけ
ではなく、ややこしく複雑になっているようにも感じられます。
つまり効率により浮いた時間は別の行為にあてがわれて、
絶えず代替作業や代謝行為に置き換えられるように巧妙に
仕組まれて(システム化されて)いるわけです。
それが地球上に暮らす生物の一種でもある人間の理
(生体リズム)に適うわけもなく、さまざまなストレス性疾患の
一因となっているのです。
要するに、文明人とは人為的に著しく膨張させられた事柄
や出来事に振り回されているだけの哀れな生き物のようにも
思えるのです。
そして、哀れ なのは 人間 だけではありません。
家畜として無理やりにも人間のシステムに組み込まれた
動物たちも同じです。
今回の [口蹄疫] の騒動にしても、その根源的要因が
ウイルスにあるとしても、遠因には人間の関与が認められる
はずです。
おそらく
家畜たちは、独房や雑居房のような厩舎に押し込められ、
人工的な飼料や栄養剤を与えられて、人間好みの肉質や
ブランドとなるように改良(改悪)が施されていたはずです。
自然からは極めてかけ離れたかたちで、人間の嗜好に
合わせるように不自然な環境のなかで人間本位に飼育され
ていたのでしょう。
自然に対峙する人間に、ストレス性疾患が多発するように
家畜にも本来備わっていたはずの免疫や抵抗力が阻害され
自然治癒力も弱まっていたのかも知れません。
いずれにしても、人間により改造され、人間のために屠殺
される運命にあったとしても、人間の都合で感染もしていない
のにまとめて殺処分される家畜たち …
嗚呼、なんたる理不尽と叫んでもせん無きことなれど…
世界でもっとも 身勝手 で 凶暴 で 冷酷 で 残忍
な 生き物 は 紛れ もなく人間 なのです。
汝 はそれを 冷徹 に 残酷 に知るべしや
誰に言ってるかって 地球 に決まっているでしょ
人類 は 地球 の ガン細胞 なんだから …
黄色と黒は勇気のしるし 24時間戦えますか

24時間フル回転して戦っているのは 地球 です。
豊かな自然を Re(再び)gain(獲得) するように
疲れた 地球 に、Regain (リゲイン)を
飲ませて あげましょう !!