
かの有名なナポレオンの名文句とされる言葉ですが…
彼は、そうは言ってはいないようなのです。
「Impossible n'est pas francais」
直訳すると、不可能という言葉はフランス的ではない。
1806年のイエナの戦いのときに(フランスには、不可能は
似つかわしくないというような意味合いで)、そう語ったのは
確かなようで、そのまえのオーストリアの戦いでは…
「困難という言葉はフランス語にはない」 と答えたそう
なのです。
当然のことに 不可能 も 困難 もフランス語にはあります。
★ そのふたつの言辞がダブって後世に伝わったのか

誰かの見事な意訳なのか

名言は名言として堪能することにしましょう。
その他、大勢をのぞき、ただひとり、彼(ナポレオン)の
辞書には不可能の文字はなかったのです。
おいおい…
「 “絶対”の次は“不可能”で、煙に巻くつもりなのか

そう冷やかすのは1号 さんです。
「煙に巻くなんて、とんでもないですよ。 2号 さんの記事
『いろいろな色の嘘』のなかの“赤い嘘”が、おもしろかった
んで探してみたんです」
1号さんはイヴを誘惑するサタンの言葉を挙げましたが
これも、サタンに劣らぬ“赤い嘘”の …、いや、これこそが
洗練された真っ赤に熟れた“赤い嘘”の見本なのですから。






イヴを誘(いざな)った際の蛇(サタン)による“赤い嘘”は
どす黒くよどんだ色合いです。
「死にはしない。 善悪を知る者になるだけ…」 という
言質の半分は事実で半分は真っ赤な嘘です。
これが、汚れた“どす黒い血”のような原罪を連想させる
ので、ボク的には“赤い嘘”というよりも“黒い嘘”に入ります。
「すぐに死ぬことはないが、いずれは死に至るようになる」
という事実を飲み込んだままに密かにイヴを誘導するサタン
は、もっとも卑劣で卑怯なる者のひとりです。
やはり、サタンには、“赤い嘘”よりも“黒い嘘”のほうが、
ずっと、お似合いでしょう。
「余の辞書に不可能の文字はない」 見事に熟れきった
真っ赤な嘘です。
“赤い嘘”の最大の特徴は、何といっても、嘘をつかずに
嘘をつく ことです。
事実を言っているのと同時に「真っ赤な嘘」を吐いている
という点です。
何でも出来る。不可能なことは何もないと豪語するその裏
で、失敗したじゃないか、負けたじゃないかと追求されても、
痛くも痒くもありません。
彼にはいくらでも弁解の余地があるのです。
「余の辞書には不可能の文字がない。 抜け落ちている」
余の辞書は落丁の不良品なのだと言っているわけです。
さて、
嘘 が怪しければ、真実 もまた、心許ないのです。








(ごめんなさい。 また、絶対を使っちゃいました


一方の真実とか、僅かな真実とか、深い意味での真実とか
、行き過ぎた真実とか、〇〇を起こすのには十分な真実とか
私にとっての真実は、アナタにとっての真実ではないとか

果たして、


「嘘、うそ、ウソの話」 に投稿のあったコメント
_______________________
| 違うとされる事実もあれば、嘘だとされる真実もある |
| 真実そのものも不確かで、嘘そのものにも真実はある |
| だから、嘘そのものが、嘘なのかも … … … … |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【オオカミ少年 ウッソさん】のコメント

実際の内容と少し違っているのかもしれませんが大意は
こんな感じだったと思います。
なにがなんだか、ますます、こんがらがりそうですが…。
「女性が一旦、口にした事柄は彼女にとっての真実になる」
というような表現にも真実が使われてたりしますよね。
ほんとうに真実って、いったい何なのでじょうか

まだまだ、ボクの「真実の不思議」への探求の旅
はつづくのです。
うっ、寒(さぶ)~。 今朝は一面の雪

きょうの「身近にあるちょっとした幸せ」は、通勤時に
ささやかながらも雪が見られたことかな…
ナポレオン風に言えば、
「沼津の街に雪景色はない」 はずなのに…
これは、紛れもない事実であり真実なのです。
ホントだよ! 信じて ナポレオン !!