アデックス日和 岡山の設計事務所  こだわりの建築設計・デザイン・家作りを行います

岡山を中心に住宅・店舗を得意とし、輸入・2世帯・3階・ペット・医院・併用住宅など幅広く活動している設計事務所です。

ペレットストーブの家・M邸

2008年03月29日 | 仕事の事
タイトルのペレットストーブとはいったい何?

ペレットとは、木くずを固めた直径5ミリ・長さが20ミリ程度の小さな粒状の燃料です。高圧縮してあるので小さくても発熱量は大きく、一酸化炭素などの有害物質も一切発生しません。
地球温暖化防止のため現在世界でも注目されてるエネルギひとつです。

上の写真(カタログ)が今回のM邸に設置するイタリアのPIAZZETTA社製の
ペレットストーブです。

ストーブの外装が黄色っぽいオレンジのスペイン産タイル貼りがすごくきれいで
まきストーブの鋳物製の野暮ったいイメージからすると大変モダンで、おしゃれな空間を得意とするADEXの建物にはピッタリです。(ちょっと言いすぎ?)

このストーブの特徴は本体の下から温風を送り出します。ポカポカ暖かい空気部屋中に循環させ部屋全体を暖めるように設計されています。
また、ペレットが燃えている炎見えるのもいいもんです。

まきストーブと違って点火は木を燃やすストーブでありながら、リモコンスイッチを押すだけ!しかもプログラム&タイマー設定もできるらしです。

これって「癒し系木質燃焼ファンヒーター」みたいです。

施主のMさまがインターネットで探されて兵庫県の豊岡市の方まで現物を見られてすでに購入されました。
私は、見てないので興味津々です。

予断ですが、最近のADEXの家にはよくインターネットにより施主様がじかに購入されたものを設置されるケースがおおくなりました時代の流れなんですね。

建物完成時は7月ごろなので暑いさなかですが、取付時の試運転は大変たタノシミです。
ちなみに私は、暑がりの汗かきなので・・・!?

ET2525でした。

ペレットストーブの家

2008年03月28日 | 仕事の事
「エコ・ハウスの家M邸」のタイトルを
今日から「ペレットストーブの家M邸」に変更します。

基本的には同じ家の話ですけど、「エコ・ハウス」はウチの事務所の建物は
当たり前ですし、他でもよく耳にするネームです。
オンリーワンの家つくりのADEXとしてはネームまでこだわりたいカナ。???

さて、ペレットストーブって何?!と思われる方も多いでしょう。
この件の説明はまた今度にしたいと思います。

上の写真はプレカット工場での加工前の梁材です。

では、梁材の続きですが。
写真の材料はM邸に使った梁材で4種類の材料を使っています。

高く積み上げた上のほうの長い薄黄色の木は欧州パインの集成材
その下の赤っぽい木は米松のナチュラルドライ材(天然乾燥材)
横に積んでいるのは米松のドライビーム(機械乾燥材)
写真にはありませんが広島産地松丸太も

普通の家では、ほとんどの梁材は1種類しか使わないのに
こんなに4種類も使う家なんてほとんどありませんが、今回は適材適所に使い分けた為こんなに種類が多くなりました。
まるで構造材の見本市です。
こだわりの建築家は材木屋サン泣かせです。・・・関係者の方々スミマセン

4種類の材料は4月5日6日の断熱・構造見学会にて見れます。
興味のある方はぜひ見に来てください。

それぞれ一長一短ありますから現地で見比べながら説明します。

若い設計者の方など参考になります。
お気軽にどうぞ。

開通

2008年03月26日 | 日々の事
先日、数年前に設計監理させていただいたお客様の
地窓に木製格子を取り付けました。
 このお宅はネコを二匹飼っていて和室の障子の地窓を
引っかいたりするので長い間、ティッシュの箱を積んで
封鎖していたそうです。
 なのでこうして格子を取り付けたしだいです。
敗れにくいようにワーロン紙を使っていたのですが・・・
ネコのツメは「切れたナイフ」のようでした。

おさかだ

エコ・ハウスM邸 2-1

2008年03月25日 | 仕事の事
梁材について

構造部材の梁材は5年前ぐらいまでは北米から輸入した丸太を加工して未乾燥のまま現場に入ってきた米松材(ダグラスファー)がほとんどでした。

未乾燥の梁材は含水率が30%以上もあり、家が完成してもまだ乾燥収縮をしており
完成後入居してからも夜中にパン!とかバシッ とか大きな音を聞いた事がある方もいらっしゃると思います。この音の原因は乾燥収縮中に梁材が割れる音です。

梁が割れるのは強度が多少落ちる事も考えられるしまた、ねじれや狂いも発生します。
という事でちょっと昔の家の構造材は結構いいかげんな作りだったかもしれません。

5年前から10年の住宅瑕疵保証が義務化されて以来、構造材の含水率は20%以下でないと保証しないというきびしい保証会社(JIO)のおかげで??
現在は多くの木造住宅の梁材はムクの米松材はKD材と言う含水率20%以下の機械乾燥材や欧州赤松(レッドパイン)の集成材が主流となっています。

今の家の構造材は狂わ無くて強いのがあたりまえになりました。

さてM邸ですが、どの樹種木材を梁に使用したかは・・・後日につづく

エコ・ハウスM邸 1-4

2008年03月22日 | 仕事の事
またまた 柱の話しです。

前回の、大黒柱のことですが
先日お施主様と現場でお会いしたとき
『これがうわさの大黒柱ですね!・・・ニヤッ』&
『柱の写真には柱に切れ目が入っていたけど』とのいい質問がありました。

見せる化粧柱は必ず背割りという切れ目を入れます。この背割りを入れなければ
柱が乾燥収縮してヒビ割れが必ず発生します。
このヒビが予想されるところに出ればいいのですが、こちらの思い通りに行かないのでやっかいなものなのです。

これを防ぐ為、背割りというノコで柱の芯まで1箇所切れ目を入れる加工をしておけばまずひび割れは発生しません。

しかし背割りをすると湿度の関係で湿度が高ければ背割り部分が開き、少ないととじ
るという動きが出るので、使用箇所も柱を見せる和室の真壁に限りますが、いまどきの家には少なくなった本物の良さも忘れないでほしいですね。

桧の無垢の柱の香りはいいものです。(精神安定効果もあるとのこと)
出来上がりを期待してください。

この次は梁材の予定です。

エコ・ハウスのM邸 1-3

2008年03月19日 | 仕事の事
柱シリーズの3回目

今回のM邸には前回にくどく説明した
乾燥材の桧柱を使っていますが、
全ての柱が完成してからも見える仕様にしていません。
(ナンノコッチャの話です。)

これは施主様と弊社のインテリアイメージにより
壁に柱が出ないスッキリした空間にしたかったからです。
モダン和風です。

しかし、これでは柱の事に関して力説するのはヘン・・・?
という事で これ見よがしの大黒柱をポイント設置しています。

『M邸=大黒柱のある家』の化粧柱は 桧の無地 18センチ角
上の写真が立てる前の現物です。

ぜひ、完成時の時に味のある小ジャレタ大黒柱を見てください。

※4月5日・6日の『こだわりのM邸・構造材&断熱材』 見学会も自由ですので見にきてください。

エコ・ハウスのM邸1-2

2008年03月15日 | 仕事の事
昨日からの『柱』の続きです。

今現在、桧や杉のムク材柱は人気がありません。
しかし 両樹種ともカンナなどで削ると大変きれいでまた強度もあり
水に強く(芯持ち材に限ります)耐久性に優れてます。

※安価な集成柱の輸入材:ホワイトウッドなどは乾燥材で強度もあり見た目はきれいですけどトータル的な耐久性などは桧などに比べると劣ります。また接着剤の不備も多少あり肌別れなどのもあるみたいです。他にも欠点がりますが・・・

なぜ、国産のムク材の人気がなくなったのか
それは昔ながらの製材規格と生産者の家作りの認識の違いでした。

昔の家作りは柱が内外とも化粧材として見せる工法で棟上してから1年以上して完成するという家作りでした。
また、工事中に乾燥して狂いを治してから仕上げをするのが普通という時代の商品感覚では、工事着工後3ヶ月もかからずに完成入居の今の家作りには合わないわけです。

今までの多く流通していた国産ムク材の柱は、水分を20%~30%含んだ未乾燥材としかといえない柱しかなく、住宅の棟上をしてから完成後も微妙に乾燥収縮やねじれが発生して
洋室の壁などはクロス壁が波打って見えたりケイソウ土などの塗り壁にした場合は、壁にヒビなどが発生するという事がありクレームの対象になりやかったのです。
また、今は柱に直接ボードを張る工法が主流な為、狂いの無い柱材が要求されています。

最近のアデックスの家つくりの柱はあえてこだわりの桧ムク柱です。
特注品ではないのですが、大壁用の柱は新しい規格の自然or機械乾燥の含水率20%以下で背割り無しの芯持ち柱を使うようになりました。しかし、まだまだ製品が少なくこれからの材料です。

昨日の写真は、柱&梁材の検査時の柱で、上側に積んであるのが 和室に使う化粧柱です。ほとんど節がありません。下のほうは洋室などの柱が見えない壁に使う柱材です。

上の写真でラベルのSD20の表示が付の柱です。
見えないところにも気を使っています。

4月5日・6日にM邸で構造&断熱見学会を行います。
ぜひ見に来てください。

ET2525でした。

エコハウス・M邸-1

2008年03月14日 | 仕事の事
ET2525の家作りのこだわりを今後していきたいと思います。

まずは、現在建設中の岡山市 M邸ですが
今日現在、の進捗は屋根に瓦を葺いています。
今朝は雨も上がったのでおそらく午後より作業にはいるでしょう。
瓦葺きは あと3or4日かかるでしょう。

さてM邸のこだわり-1
柱です。 M邸の柱は桧ムク材にこだわっています。
 
最近の木造住宅に使われている柱は集成材が大変多くなり
桧や杉のムク材の柱は昔は当たり前でしたが、
現在は真壁和室の化粧柱にたまに使う程度で少ないのが現状です。

現在なぜ集成材が多いかというと集成材は乾燥材で狂いが無く品質が安定して、また強度もムク材より同じ樹種でムク材を比較しても遜色ないか強い場合も多く、大手の木造住宅メーカーやビルダー(工務店)さんが多く使用しています。

しかし欠点もあります。
コストガ少し高いのと 樹種によっては水に弱い材質の柱もあり、30年以上の耐久性の高い家作りを考えた場合少し疑問を感じます。

昔は当たり前だった桧や杉のムク柱が使われなくなった原因は
今の高断熱タイプ(中or高気密)の家作りには合わなくなったからです。

つづく

M様邸の棟上

2008年03月06日 | 仕事の事
正月の記事に建物模型の写真で少し紹介していました
岡山市のM様邸が先週棟上が完了しました。

棟上の当日はあいにくの雨で作業の安全性から柱1本だけを建て
天候の回復した2日後にやっと完了しました。

M様邸は木造平屋建ての延べ床面積48坪ですが、一部2階建てぐらいの高さが
ある部分あり、思った以上に大きく見えます。

今後この建物の作業情報をお伝えしようと思っています。






2月は冬眠?

2008年03月01日 | 日々の事
大変ご無沙汰です。
1月25日からブログを冬眠していました。
3月になったのでがんばって書こうと思っています。

サボっていた2月も公私とも重要なことがありました。

仕事の方は昨年の秋から構造偽証問題の姉葉事件のせいで
建築業界の確認申請の変更がらみかどうか?わかりませんが
結構ひまな時期がありましたが
年明けから少しずつ忙しくなってきている
今日この頃です。
2月の末に 正月のブログに乗せました模型写真の、岡山市M様邸が
上棟しました。
今後、工事の状況をブログに書き込みたいと思っています。


次に会社のことですが
スタッフの大谷(旧姓:高橋)さんが家庭の事情で
残念ながら2月20日付けでに退社なりました。
当社に在籍間 4年半でしたが 大変貢献してくれて
感謝しています。ほんとうにご苦労様でした。

もうひとつ 私事です
2月10日に事件が起こりました。
しょうもないことかもしれませんが
内容は後日ブログに書き込みますので・・・?

ET2525でした。