ク○ガキのゲーム日記

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GT-Rとポルシェ

2009年03月31日 | (・c_・`)

 GT-Rはニュルでははポルシェより速いタイムを叩きだし、価格も911GT2と比べ半分以下である。レーシングドライバー達はそれでもポルシェ等を選ぶ。ポルシェとGT-R。一体何がそれほどまでに違うのか。それはタイムだけでは判断出来ないものがある。

 ポルシェとGT-Rの最大の違い。それはどれだけレーシングカーに近いか、だ。
GT-Rは電子制御の塊と言ってもいい。ポルシェも電子制御を使っているがGT-Rは四輪駆動であるためそこに電子制御の頻繁な介入は否めない。ポルシェは、RRなのでそのようなことはない。電子制御が介入するときは必ず引っかかりのようなものがある。わかりやすい例がスピードリミッターだ。180キロに達すると強制的にフューエルカットがかかる。まさに止められているという感じなのだ。
 ポルシェはレーシングカーとの関係がGT-Rに比べて濃密であると言える。
限界領域での挙動はポルシェのほうがレーシングカーに近いのではないだろうか。まあ1.7tあるレースマシンなんてラリーカーしか思い浮かばないし。
 やはりスポーツカー第一線を築き、モータースポーツでもグループCやルマンで活躍したポルシェならではと言える。
 GT-Rは現行のスカイラインとはプラットフォームを共通していないとはいえ、高級サルーンを日産がチューンした結果GT-Rという車になったという感じがある。
 偏った言い方をすると、日産が誇るサルーン、現行のスカイラインのボディデザインと内装を速そうなイメージにして新開発の4輪駆動システムとツインターボエンジンを搭載し、ニュルでタイムを出すためだけに作られたのがGT-Rである。その結果重量は増え、それでもランボルギーニガヤルドLP-640よりも制動距離が短くなった。
 私はGT-Rやポルシェを実際運転したことはないが(っつーかできない)様々な情報や意見を見る限りこんな感じではないのだろうか。

ちなみに09モデルのGT-Rは3月現在まだリミッターカットが出来ていない模様。スーパースポーツと自負する日産だがこれでは本来の半分の性能も活かしきれないんじゃないか?国土交通相も頭がカタい連中だから仕方のないことだが。

俺的GT-R論

2009年03月27日 | (・c_・`)
※画像と本文は一切関係ないです



 恥ずかしいタイトルなんだけど、今回はあえてこれにした。だって俺マジでGT-Rがカッコいいしスゴいと思ってる。思ってるけれど、やっぱり速くて高級感があるっていうだけじゃ車はダメなんだ!ということも踏まえて書いていこう。
 まず最初に言っておくが、GT-Rの3.8リッターという排気量は全く時代にマッチしていない。これは事実だから言う。俺はGT-Rが好きだけど、環境云々、ガソリン云々騒いでるこのご時世にマッチするどころか逆らっている。燃費はもちろん期待出来ないし、したくもない。いくら09年モデルになったからといって劇的に燃費向上するはずがない。
 でもまあツインターボ加給にしては8.3キロという数字は結構がんばってる。高速ならもうちょっとあがるかもしれない(ほんのちょっとである)
 しかしどっちにしろ燃費が10キロ行かない時点で、エコを考えれば欠陥車というレッテルをいつ貼られてもおかしくない。最悪近いうちに早くも生産中止になりかねない。極論だが、そういう場合も十分有り得る。でも先に消えるのはロータリーのほうが先かも。RX-8も実用でリッターあたり6キロ程度しか走らないっぽい。GT-Rと同等またはそれ以下。

 さて、日本は雪が降ったり路面が凍結したりする。特に北関東、東北の冬は厳しい。そんなときにはスタッドレスは無くてはならない。しかしGT-Rのタイヤとホイールは4本セットで100万円である。おおぅ高えよ。一番安いグレードと合わせても960万円。サーキットを走る人はスペアとしてもうワンセット購入するのが多い。何だかんだで1000万円以上かかっちゃうGT-R。

 購入できるユーザー層が限られる値段である。手取り20万円ではまず維持するのは困難を極める。っていうか買えない。恐らく金を持て余したオッサンが乗り回すのだろう。団塊の世代に注目される車で結構上位にランクインするGT-R。んー10年かかっても乗れるかどうか怪しい。

 GT-Rは運転中は常にメカニカルノイズやロードノイズが絶えず、そこいらの乗用車より10dbも車内がうるさい。まあ日本が誇るスポーツカーなので致し方ない。そもそもそういうミッションの作動音やエンジンの音は、GT-Rに乗るうえで逆に楽しまなければならないはずである。スポーツ走行を目的としている車に快適性を過度に求めてはいけない。
 とはいえ速度をあげてもGT-Rの車内は町を流しているかのように静か。100キロで巡航しているときと何ら変わらない安定感も剛性の高いボディによってもたらされている。そこらへんは流石に値段相応と言ったところか。

 またリアシートも見た目ほど狭くなく、実際座ってみたがそれほど悪くなかった。しかしセンターにぶっとい敷居がある。これは駆動系のドライブトレーンが集中している箇所がちょうどリアシート中央に位置しているからである。一応4人乗れるが、基本は2人乗りと思った方が良い。しかしspec-Vではリアシートは無惨にも取り払われてしまっていた。やはり日産も2人乗り推奨らしい。

次回もGT-Rのことを書く予定。


なぜか最近GT-Rに熱くなる

2009年03月27日 | (・c_・`)
 またしても、気づかないうちに更新が止まっている。
っつーかあまりアクセス数がないこんな自己満足ブログ、さほど力入れて更新する気にもならない。そんな気持ちでいるから誰も見てくれないのだろう。

高校の入学説明会も終わり、更新するときは大抵クソ暇である。ゆえに書く記事もクソみたいなのがたまに紛れている。そこらへんは私の性というか、致し方ないというか。

前置きはここらへんにして本題に移る。


【日産GT-R】


 私は車が好きである。物心付く前からイニDをみたり、グランツをやったりした。だが、一台の車に惚れ込んだのはこれが初めてだ。それが、今更だがGT-Rだ。町を実際に走っている姿を見て思わず息を飲んだ。明らかにそこらへんを走っている乗用車とはちがう。20インチのホイールの重厚感。独特のフォルム。スカイライン時代とは日産の力の入れ具合が違う車なのは見てわかるとおり。
 GT-RにはGR6というデュアルクラッチ、6速ミッション、トランスファーを一体化してリヤに独立したトランスアクスルを搭載していることで知られる。これにより、重量配分や空気抵抗低減などに一役買っている。
2ペダルセミオートマ(中にセミが入っているわけではない)というこのミッション、デュアルクラッチシステムによるパドルシフト変速は、油圧コントロールモジュールの完璧な制御により世界トップレベルの0.2秒の電撃シフトを実現。フェラーリのF1マチックや藤原拓海の見えないシフトダウンも真っ青だ。
 エンジンは3.8リッターツインターボエンジンVR38DETT。国産最強の480馬力を達成。しかも、2009年モデルはマイナーチェンジによりECUや組立精度の向上で485馬力まで上がり、燃費も幾分か上がっているとのこと。オイル供給はセミドライサンプ方式(オイルパンにセミが入っているわけではない)そしてレーシングエンジンさながらのX字型給油機構。
 これはメタルへのオイル供給路を遠心力を利用して高効率に潤滑させるというもの。過去に量産エンジンにこの方式を利用した例はない。
 
 これらのハイスペックな仕様を盛り込んだ結果、ニュルブルクリンクで7分29秒というタイムを叩きだし、ポルシェが難癖を付けてきたほどポテンシャルが高い。そして値段ももちろん高い。マイナーチェンジにより、全グレードで80万円づつ値上がり。プレミアムエディションでは927万円というバブル全盛期のNSXを彷彿とさせる値段になった。

さてここまで良いところを挙げてきた。しかし良いところばっかりが日産の車ではない。


【GT-Rは過保護な車である!】


 GT-Rは日産ハイパフォーマンスセンターという若干気取った名前な上に整備の腕も大したことがないという所でしか整備してもらえないという少し理不尽な状態になっている。おまけに、オイルもタイヤもホイールも、挙げ句の果てにワイパーも日産に指定されている。日産はお上に命令されて「この車の改造したら保証の対象外になるぞ!」とオーナー達を脅迫していた。 しかし一部のオーナー達には通用しなかった模様。事実、そこら中にいじられまくったGT-Rがポルシェやフェラーリをフルボッコしている。

 またスピードリミッターという余計なお節介な物は付けない予定だったが、お上がイチャモンを付けたため、お上を黙らせたくて一部のサーキットを走るときだけ解除できるようにした。そしたら、お上は何も言わなくなった。
この車を過保護する日産がGPSを付けたため、たとえあの将軍様の国にいても日産の監視の目から逃れられないので、注意が必要である。
その強靱なボディは、ニュルブルクリンクで鍛えられただけにエヴァンゲリオンに蹴られ(ry

 さらにGR6はさまざまな機構を組み合わせた複合体なのだが、日産はGR6の故障にすべてASSY交換のみで対応しているという状況。無論一つでも指定部品以外を使用していれば保証対象外となり、仮にGR6が故障し、不具合箇所を特定できたとしても、部品単位で交換出来ないため、280万円という最近私が気になっているカローラアクシオGTが余裕で買えてしまう額でミッション交換となる。しかしチューニングメーカーの中にはすでにあのややこしいデュアルクラッチ及びミッションの初のオーバーホールに成功し、80万円程度でR35オーナーを救ってくれるらしい。とはいえ、GT-Rのミッションはそんなにヤワなものではないため、ブーストアップやかなりのサーキットの走り込みをしていても早々ブッ壊れたりしないので安心してください。

 一番ネックなのは車両重量である。なんと1740kgというR34よりも実に200kgも重くなっている。R34に朝青龍が乗っているときよりも重い。なぜこんなピザ過ぎる車体のくせにニュルであのタイムを出せたかと思うと不思議である。これだけ重量があればスタビリティにも影響する。ポルシェが「おまえチューンしてんだろ」と、イチャモンを付けてきたのもわかる気がする。


【オヤジこと元祖ドリキンがキレたR33】


とはいえ、やはりどのメーカーでも広報車、特にメーカーの威信をかけた車ほど、ある程度量産車よりチューニングされているものだったりする。一番わかりやすいのが、GT-Rを作った他でもない日産だ。

かつてスカイラインBCNR33のキャッチコピーがマイナス21秒ロマンだった。これはR32がニュルで出したタイムを21秒塗り替え、8分を切った、というものだった。
 そしてあの土屋圭一がその広報車をテスト。あまりのデキの良さに感激し、自分で量産車のVスペック買ってしまう。
 
 んがしかし、広報車は日産の手によりカリカリにチューンされ、車高やキャンバー、スプリンググレートが明らかに量産車とは違い、なんとS耐マシン並の剛性と、400馬力もあったとかないとか。そしてこれでニュルでアタックして、当然のごとくR32よりも速く走った。これはNISSANとOSSANの区別も付かないような人でも驚いてしまう。

 もう三菱がGTOの試乗会でアフターファイアーしまくりとかそういうレベルじゃない。案の定自腹でR33を購入した土屋はこれに対して大激怒した。詳しくは「土屋圭一 R33 マジ切れ」で検索すると出てくるよ♪

だから、新しいGT-Rが出したあのニュルのタイムは本当にフルノーマルで出したのか!?と疑ってしまう人もいるはず。ポルシェもそのうちの一人です。
ポルシェジャパンの代表が「日本の自動車メーカーはスポーツカーも作るが、我々はスポーツカーを作るメーカーだ」と言った。やはり昔からスポーツカーを作ってきたポルシェには高いプライドがある。いきなりヒョッコリ出てきた日本の車にあっさりタイムを抜かれてはたまったもんじゃないだろう。

でも私はそれでもGT-Rに乗りたいとおもう。カッコいいですGT-R。10代のうちから車にのぼせてしまっている。別に車がステータスなどと思っていないが。


後書き
しかしコルベットZR1がGT-Rが出したタイムを約3秒も更新してしまった。アメリカのシボレーという意外な伏兵が現れた。それに対抗するが如く、カーボンセラミックブレーキと520馬力にチューンしたエンジン、カーボンパーツで武装した1500万円のspec-Vを2月中旬から日産が世に送り出し始めた。もはや日産の眼中にポルシェなどうつっていないのかもしれない。