来春次男(33歳)家族が帰って農業を継ぐにつけ、母(97歳)が特別養護老人ホ-ムのショートステイにお世話になっているにつけつくづく思うことは、若者に対しても、老人に対しても日本には住宅政策が全く欠けている現実です。
(若者の現実)
せっかく帰農を決断して帰ってくるので、小さな住宅でもと思いJAへ行くと、『息子さんは現職を辞され所得証明が取れませんから、住宅資金の貸付は出来ません。お父さんは73歳ですからダメです』とのこと。かっては、農業後継者住宅資金という無利子の制度資金がありましたが、今はそれもありません。高野町内には市営住宅も民間アパ-トもありません。住むところ無くして、Iターン、Uターン、定住とは何事かと思う。居住の流れは自然に歳に向かい、農村には住む者が居なくなるのは当然。稼いで金をためなければ。
(老人の現実)
母は月役10万円の負担がいる。母の年金は3万5千円。近くの老人施設を訪ねてみると、特養で月6万円。民間施設で15~20万円。夫婦で施設にお世話になると、月30~40万円の負担が必要。健康でピンピンコロリを目指すしかない現実だ。でも全員がそうはいかない。私は、脳性小児麻痺の長女を育ててもらった社会へのお礼を含めて、三次に10戸の2DK住宅を建てるべく設計を依頼している。同一敷地に長男の妻と母。次男夫婦の4人。看護師が居る。住宅は犬猫OK、菜園付住宅としたい。アパ-トの名前は『人生の楽園 フォ-ブル3』としたい。
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