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シロガネの草子

着物を愛した画家が描いた麗しの着物 ~高畠華宵~ 其の1


『桃色の部屋』


◆令和3年(2021)の追記◆

昨年に高畠華宵氏が描いた数々の絵・・・・着物を描いたものばかりでしたがそれをまとめて公開しました。その後は、第2第3とシロガネの手持ちの図録等を駆使して、公開して行きました。

しかし、それらの絵には題名があるのも多く当時は調べるのが面倒と思い其のまま載せてゆきました。又『移り行く姿』ももう少し綺麗に拡大して載せたいと、ずっと思っており、ここしばらくこちらの方をかなり手直しをしました。

『移り行く姿』は春から夏迄は拡大の画像を載せ終わりました。その他の画像も綺麗なのを載せ変えたりしました。

◆シロガネより◆

まずは、多くの着物の姿の絵画(挿し絵)をえがいた高畠華宵の美しい着物から御覧に下さい。着物、帯、羽織の組み合わせは、当時の女性達が、実際に着るとき、参考にしていたとの事です。

そしてなんと!こんなに描かれた多くの着物の柄を、華宵は同じデザインの柄を二度とは描かなかったと云うから、驚きです。又、華宵は自らも着物や浴衣のオリジナルデザインを多くしたという事です









上の屏風絵は、華宵の描いた代表作にして、大作の「移りゆく姿」。ご存知の方も多いかと思います。明治から昭和初期までの総勢60人の女性達の服装の「移り」変わりの姿を描いたもので、春夏秋冬の季節ごとに描いた二双の屏風絵です。

華宵は、この屏風絵を描くのに半年は下絵を費やし、約1年をかけて、昭和10年12月に完成したとの事です。

こちらは一部ですが拡大です。明治から大正辺りまでです。




















◆以下は、当時の口絵や便箋に描かれた絵になります◆






『追い羽根』





『雛を祭る日』


『雛の前』

『雛の宵』



『いてふ舞ふ』




『もみぢ葉』


『花吹雪』

『春の丘』

『初夏の装い』



『藤むらさき』


『かおる微風』



『すがた』






『絵日傘』



『新涼』


『朝顔』

『初秋の宵』

『涼風』

『夕空』


『金魚』


『紅萩』


『かもめの唄』


『よそほい』



『ほほえみ』


『寒椿』

『秋の調べ』

『口真似』


『初夏の風』


『すず風』


『中秋の庭』






『落ち葉』







『乙女の日』


『十九の秋』

『秋風』






『ささやき』

『吉三郎人形』


『真心をこめて』












『待ちわびて』



『若き日は踊らん』


『薔薇の幻』


『磯の唄声』




◆当時の雑誌の表紙絵です文字は一部消しました◆



『希望』


『あやめ』

『潮風』










『初夏の流行スタイル』


『銃後の赤誠』

『初夏の香』


『鸚鵡の唄』




『幻を追ふて』


『匂ひ』


『そよ風』

『真澄の青空』


『落葉』


『かげろふ』


『千紫万紅』


『落葉』



『冬じたく』


『光の街』


『雪の宵』





『楽しい我が家』


『音楽会の宵』



『九月』


『新装』


『暴風雨の薔薇』


『ダンス』


『もの想ふ』

『舞踏会の宵』








『ほたる』

『万寿姫』



◆中将湯の広告絵◆










『いとしゆいわた』



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コメント一覧

abcdefghij
るりからくささん、華宵先生の絵を楽しんで頂いたようで、シロガネも嬉しいです。

もう先生と書きますが、本当に絵が上手くて、天才的とも言われているとの事ですが、着物姿はこの人より上手く描ける人は、もう現在も、これからも現れることは無いでしょう。

描くのが凄く早かったとの事です。

美しき着物への『愛』に溢れた高畠華宵先生の絵をこれからも、載せてゆきます。
るりからくさ
ごめんなさい。
「目も心も喜んでいます」と書きたかったのですが、意味不明な誤変換をしました。
るりからくさ
素晴らしい!
高畠華宵の絵がこんなにたくさん拝見できて、とても幸せです。
目をも茂呂も喜んでいます。配色も参考になりました。
スズランやバラも着物の柄に取り入れられているのですね。
私の祖母は二人とも明治の生まれなので、洋服を着たのを一度も見たことがありません。戦時中はモンペも履いたのでしょうが、最後まで着物で通しました。
こうして日本的な情緒のある高畠華宵の絵を観ていますと。祖母たちの若いころを見ているような錯覚を覚えます。
abcdefghij
アールさん、ありがとうございます。喜んで頂き嬉しいです🎵前々からこちらの方を手直しをするつもりでしたが、何だかんだと、遅くなってしまいまして・・・・。

『移り行く姿』はまだ秋と冬がありますので、その部分の拡大をキチンとするつもりです。着物のオンパレードですから。高畠華宵氏もよくぞ描いてくれたと、感謝しております。

『煙と密』は読んでいませんが、検索してあぁ!!と思いました。

シロガネが読んでいるのはお恥ずかしいのですが・・・・

『恋する着物乙女』『私の幸せな結婚』『風光る』『だんだらご飯』などです。着物の描き方をどうしても見てしまいますので・・・・一応はこんな感じです。

梅雨に入りまして、ムシムシしてきておりますが、アールさんもお身体を大切になさって下さい。
アール
まさに眼福ですね。
着物が好きな画家だけに、素晴らしい絵ですね。
美輪明宏さんが、高畠華宵がお好きで皆に薦められたり、御自分の本に使われたりしていますので私も目にしたことはありますが、こんなに沢山、嬉しく拝見しました。

最近、大正時代が舞台の漫画は多いですよね。「鬼滅」とか。
シロガネさんは御存知かと思いますが、「煙と蜜」という漫画、着物の絵がイマイチ、時代考証もツッコミどころ満載で・・・(最近、随分良くなってきましたけれど)。
面白そうなので、期待して読み続けているので
素人が偉そうなことを書きますが、折角着物を描くなら、高畠華宵のような感じを求めてしまうのは厳しすぎますかね。

いっそ小説のほうが勝手に想像できて良いのかしら・・・。

つらつらと書き連ねてしまいました。
有難うございました。次回も楽しみにしています。
silver
 ファンさん、有り難うございます。高畠華宵の絵は、まだまだ、追加するつもりです。華宵は、洋装の女性も多く描いているのですが、こちらは、着物中心ですのでその点は、ご承知下さい。
 本当は、春夏秋冬の着物の装いの絵でまとめると、もっと分かりやすく、見て頂けると思うのですが、すいません。ごちゃごちゃしてしまいまして、でもわざわざコメントを送って頂きまして、とても嬉しく、励みになります。
 ファンさんも、これからの暑い季節、どうか体調にお気をつけ下さい。
フアンです
高畠華宵、堪能いたしました。
ありがとうございます!
今夜は、嬉しすぎて眠れないかも。
夢二ばかりが有名な気がして、でも、華肖のほうが画力高くないですか?
いつもいつも、ご返事出来ないアホなコメで、すみません。
今後も楽しませてくださいね。
熱中症の季節になりました。ご自愛くださいね
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