さらば今よ

さらば今よ
終わりを告げる
仙人の道
抱いた夢に
初めて近づいた
想像の中で膨らんだものに
行き着く前に退いて
いつもの視野に留まっていた
なにもかもが変わる気がする
食べ物も
好きなものも
環境も
精神も
新たな道は準備され
あとは私が歩くのみ
今が放れて懐かしく
寂しさに取り囲まれないように

軽くなる身体

近いうちに
身体はなくなり
薄い霧が
周りを囲む
青いシャツは
透き通って
心も軽くなり
だんだん浮いてくる
その時が
近づいているのがわかる
いつかあの雲のように
漂うだけの存在に
そうなる日が近づいている

決心

一気に押し寄せた寂しさ
そして束の間
一気に押し寄せた明日
進め
若者よ

感謝のみ

厳しさも
悔しさも
涙も
恋も
ありがとう
胸を張って
新たな道を歩ける
新たな人生の幕開けさ
寂しさも
悲しさもない
あるのは感謝だけ
一人一人が
そこに存在してくれたから
私は成長できたんだ
誰かが一人でも欠ければ
今の私は存在しなかった
自信を持って言える
私はなにも努力していない
皆様の働きかけのお陰
意思を繋いで行こう
皆様の意思を
皆様の優しさを
広めて行こう

いつものように

別れはつきもので
たくさんの中の一つの出来事
感慨深いものは
重ねる毎に薄らぐはず
今日は最後の日だけれど
たぶんおそらく
淡々とこなして行くだろう
挨拶するだろうか
別れの言葉はあるだろうか
社会にとっては
数々の別れ一つ
私にとっては
たぶんおそらく
大きな別れの一つ
恥ずかしいから
いつものように
これまでのように
こなして行くだろう
できれば
もし可能ならば
皆には
いつものように
接してもらいたい
なにも変わらない
そんなときの皆で
いてもらいたい
その場所が永遠に続くように